7年振り10枚目となる新作スタジオ・アルバムです。

日本でも開催された昨年からのワールド・ツアー"The BIG Finish FAREWELL TOUR"からバンドに参加しているニック・ディヴァージリオがドラマー&バック・ヴォーカルとしても参加しております。

本作はポールがアルバム制作の中心を担い、ポールとエリックが中心となって曲作りを担当したそうです。

今までの作品と比べるとよりブルージー&メロディアスな感じがあり、ポールの音楽センスが物凄くサウンドに生かされていると思います。初期のようなポールとビリーのユニゾン&ハモリプレイが強調された曲はありませんが、その辺はアレンジにさらっと取り入れている感じです。

 

既にバンドの最後としてツアーを開催していて、ラストアルバムを制作したMR.BIGですが、2024年8月号のBURNN!誌に掲載されている彼らのインタビューを読んでいると、どうも3人(ビリー、ポール、エリック)がMR.BIGを今後をどうしたいかを思っていることが微妙に違う感じがします。誰がどう思っているのかはあくまでも私の憶測なのであえてここには書きませんが、その影響がこの作品にもあるのかな?

 

本当にこれが最後のアルバムになるのか?ツアーが終わったら活動を終えるのか?それとも撤回して活動を続けるのか?それはビリー、ポール、エリック、そして新たなメンバーとなったニックの4人で結論を出すことでしょう。でも出来ればまだまだMR.BIGの作品を聴きたい&ライブを観たいと思うのがファン心理でしょうか。私もその一人ですね。

 

ではではウインク