いつもブログを読ませて頂いたり、私のブログにコメントを頂いているブロガーの方が、最近書かれたQUEENに関する記事を読ませて頂いたことで、何となく私の中でくずぶっていたQUEEN(てか現在のブライアン&ロジャーの活動)への想いをを書いてみたくなり、記事を書く前に「QUEENⅡ」を改めて聴いてみました。

今年初頭にQUEEN+アダム・ランバートとして来日した彼ら。

音楽雑誌などではとても好意的に受け取られ、日本ツアーも大盛況だったみたいで、未だにQUEENの曲が愛されていることが証明されたと大絶賛されているようです。それは日本のみならず海外でも同様だったようです。

ただ、私はどうしてもこの活動がフレディ・マーキュリーが残してくれた財産を違う形で使われているとかしか思えず、高額のチケット代を払ってライブに参戦しようとも思いませんでした。フレディ、そしてジョンもいないのに何故なのか?(お○のため?とも憶測すらしてしまいます)

せめてQUEEN+アダム・ランバート名義で新作を制作・発表してくれれば、まだ納得(妥協とも言えるかも)出来るかもしれませんが、彼らの活動はライブツアーのみ・・・。あの名ヴォーカリスト、ポール・ロジャースと一緒に活動していた時代ですら、スタジオアルバムを制作したにも関わらずにです。そこがQUEENを名乗って活動するブライアンとロジャーに一番納得いかない点かもしれません。勿論私はQUEENは大好きなバンドで私をハードロックの世界に導いてくれた大事なバンドです。フレディ・マーキュリーなくして、もちろんブライアン・メイ、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラー、この4人揃ってこそQUEENであると未だに思っています。

 

と前置きはこの辺にして・・・

デビュー作「QUEEN」はどちらかと言えば、典型的なメロディアス系ブリテッシュ・ハードロックだったと思います。当時のことをググってみるとレコード会社はデビュー作でまあまあ注目を浴びたQUEENをグラムロック風に売り出しかったようです。QUEENのメンバーはそれに不満を抱いていたようで、そのことに対抗すべく制作されたのがコンセプトアルバム的に作品である「QUEENⅡ」でした(と思う、これは私の憶測ですのでご理解下さい)。

このアルバムは「ホワイト・クイーンとブラック・クイーンの啓示」と呼ばれ、作品はブライアン・メイがメインとなって制作されたサイドホワイト(レコードのA面)、フレディ・マーキュリーがメインとなって制作されたサイドブラック(レコードのB面)として制作されました。そしてQUEENを象徴するアルバムジャケットも印象的です。このジャケットもフレディが相当拘ってこの形になったそうです。

ブライアンの創り出したサイドホワイトはハードロック色が強く、それと比べてフレディが創り出したサイドブラックはオペラチックかつドラマチックな要素とヴォーカルハーモニーを生かした初期のQUEENの作風そのものでした。アルバムの評価としては独創的なサイドブラック=フレディ・マーキュリーこそがQUEENの象徴であると印象付けたと言える作品だと言えるでしょうし、初期QUEENが創り上げたその後の作品の方向性を決めたと考えます。

 

その後3作目「シアー・ハート・アタック」でオペラチックな曲調とハーモニーを生かした作風で成功の礎を築き、そしてQUEENの代表曲となった「ボヘミアン・ラプソディ」が収録された4作目「オペラ座の夜」で彼らの人気は不動のものとなりました。

(私をハードロックの世界に導いてくれた大好きな曲です)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」ではデビュー当時のことと、オペラ座の夜のレコーディング風景に関してはかなり時間を割いて描かれていましたが、2作目・3作目の制作ストーリーはほぼ描かれていなかったと記憶しております。それはブライアンとロジャーにはあまり大事なことではなかったかもしれないし、ストーリーとしてもエピソードが弱くカットされたのかもしれません。

ただ、もしかしたらQUEENⅡは初期のQUEENにとって、とても重要なストーリーがあったのだろうと感じております。

(注:私の中での初期QUEENとは7作品目のアルバム「JAZZ」までの活動、その後のロカビリー風な曲とかファンク風な曲が収録された作品以降は中期QUEEN(この頃のアルバムは購入・保有しておりません)、最後のアルバム「イニュエンドウ」が後期QUEEN、その後の活動はQUEENとは思っていません。大ヒットした「I Was・・・」はフレディのソロ作品ですけど、その曲が収録されている「メイド・イン・ヘヴン」までは後期QUEENとしてギリ位置付けてもいいかな?って感じです。中期QUEENは残念ながら私が大好きだったQUEENとはかけ離れた音楽の方向性となってしまいました・・・)

(この曲を最後に私の中のQUEENの軌跡は一旦止まってしまいました)

 

と書いてみましたがQUEEN≒フレディ・マーキュリーとの偏見を持っている私の”ざれ言”なので、その辺はご理解頂いてこの記事を読んで頂けたら幸いです。

 

ではではウインク