小椋佳の亡き母への思いを込めた歌♪便り届くなら♪&甘いオムレツ♪ | ブログのタイトル:エノモノモノゴコロ

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おはようございます。
朝晩の肌寒さ、日中の涼しさは秋らしい気候ですが、台風27号の動きが気になります。

さて、今週の小椋佳オススメの歌は小椋さんの亡くなられたお母さんへの思いを唄った「便り届くなら」と「甘いオムレツ」です。
小椋さん
小椋佳 
小椋佳倶楽部http://www.gfe.co.jp/ogla/index.html

小椋さんは父・神田今之助と母・トクの長男として生まれ家業は「上野の松坂屋の裏」で食堂と料亭を営んでいました。
お父さんについては以前にも触れましたが若い頃琵琶の師範でまじめで謹厳実直な人で社交的な人ではなかったそうです。小椋さんはお父さん似なのかも(顔も)しれません。

一方お母さんについて小椋さんは;
「母は俗に言われる江戸っ子気質。単純で無教養で身勝手で、非合理的で、喧嘩が大好きな、いつも元気な女性。」(出典;後記)

「あの元気が僕にもほしいですね。数え60で亡くなりましたけど生きてる間は沈んでる顔っていうかうつむいてる顔を見たこと無かったですね。」(出典;2002年徹子の部屋)

それでは「便り届くなら」をお聴きください。
この歌は、亡くなられたお母さんに「もし何かを伝える事が出来たら」という思いを唄った歌です(と、思います)
私も17年ほど前に母を病気で亡くしているので、いつも居るはずの日常に母がいない事の喪失感、もっとなにかしてあげれば良かったと後悔の念にかられることがあります。
正にこの歌が私の気持ちを代弁しているようです。

作詞作曲;小椋佳 編曲;星勝
歌詞は歌詞GETのサイトを参照してください。
http://www.kget.jp/lyric/79900/%E4%BE%BF%E3%82%8A%E5%B1%8A%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%89_%E5%B0%8F%E6%A4%8B%E4%BD%B3
一部を抜粋すると;

♪♪もう 一人暮らしの淋しさにも 馴れ始めて 今は
 もう 街で立ち寄る店の食事も 口に合う だけど
 灯りの消えた家 あなたのいない家に
 帰る足どり重いよ まだ

 全てを僕のために生きた
 あなたに便り届くなら
 あなたの愛の暖かさを
 今頃知った心 伝えたい

 全てを僕のために生きた
 あなたに便り届くなら
 あなたにたったひとことでも
 幸せですと ただ 一言でも
♪♪

ユーチューブのサイトで見るhttp://youtu.be/QYRvpcB6hGs



小椋さんはお母さんについてさらにこう述べています。
「周囲の人間がいつも元気がないと気が済まないのか、子供たちがふさぎがちであったり、沈んでいたりすると、事情の如何を問わずに怒り出す。(中略)
とにかく、知性とか理性とかは蹴飛ばして生きていた母。感情の赴くまま、身勝手に我儘に周囲の人間を常にはらはらさせつつ、それぞれの状況の中で我知らず主役を演じつつ、持ち前の旺盛な生命力を終始はきだしにして暮らし通した人でした。」

バイタリテーの塊のようなお母さんについて小椋さんは
「自分が恥ずかしく、母の息子であることが息苦しくて、無縁な世界へ飛び出したかった。出家して仏門に入ることさえ、そのひとつの方法だと考えていたほどでした。」と13歳か14歳の少年の頃、とにかく家出をしたいという願いにとりつかれていたほど反感を抱いていたようです。

そう言いながらもこれだけ自分の母親について的確に文章として表現できるということは、ただ嫌だから無視するとか目や耳を塞いでいたわけではない事がよくわかります。
多から少なかれ誰にでもあることですが、愛情が深いからこそ反目してしまったのではないでしょうか。

そんな、母の愛をしっかり受け止めていたのを示しているのが
「甘いオムレツ」という歌です。
作詞作曲;小椋佳 
編曲:ディナ・カーツ&:ランディ・クラフトン&ピーター・ビタローン
歌詞は歌詞GETのサイトを参照してください。
http://www.kget.jp/lyric/79964/

一部を抜粋すると;
♪♪「ため息なんて おつきじゃないよ」
 それがあなたの 口癖だった
 自分らしい人生を
 思うまま主役で通した
 あなたを 愛おしんでると言える歳

 何かしら疲れを感じて 肩落とすとき
 心にはため息つかない母の声
 甘いカレー 甘いオムレツ

 子供らが喜ぶという理由だけで
 料理にはやたら砂糖を注ぎ込んでた
 甘いカレー 甘いオムレツ 
♪♪

小椋さんの7・10・15・20・25歳そして今と母に対する思いを綴った歌です。
ユーチューブのサイトで見るhttp://youtu.be/BibF8fy6OSo



小椋さんのカレー好きは有名らしく、「シクラメンのかほり」がレコード大賞を受賞した時に銀行員だったこともあり会場には行かず雀荘で中継を見ながら出前のカレーを食べていた。とか
2000年から2001年までの初のコンサートツアーの打ち上げの時も大好きなカレーを食べながら次の構想を練っていた・・・等など。

「便り届くなら」の収録アルバムは
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「甘いオムレツ」収録アルバムは
甘いオムレツ/ゴッド・フィールド・エンタープライズ
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参考文献
今語るあの時あの歌 小椋佳 (CD BOOK series)/アートデイズ
¥2,000
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いくつになっても母親はありがたいものです
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