先日のTwitterで自民党の青山議員が最近船が遭難し、上陸してきた北朝鮮の漁師に対して人権が~等の話をしていた。
国会中継での1幕だったようだが。
その中でもし、北朝鮮民から天然痘が日本に持ち込まれたら?
という話になったという。
ワタクシ自身政治的な話だけはブログには書き込みたくはないが、この話だけは非常に興味深かった。
天然痘とは
かつて日本はおろか世界中で猛威を奮った伝染病である。日本では疱瘡と呼ばれた。
掛かると風邪のような初期症状から始まり、全身にものすごい発疹が現れる。
それはやがて水疱から膿疱になる。
同様の症状が身体の内部でも起きて最終的には死に至るというもの。
感染者の中には完治した者も多いが、顔などに膿疱(あばた)の跡が残ったり、目が潰れたり、皮膚がひきつるなどとても憐れな容姿になる人も多かった。
四谷怪談の主人公お岩さんも、伊達政宗もスターリンも幼き頃感染し、顔に痘跡が残ったり、片目が潰れて壊死してしまったりしたのである。
その後の悲惨だったり、酷い差別を受けた故に強暴な運命を辿った感染者達の話は色々な所で良く聞くところである。
そんな天然痘だったが18世紀の終わり頃イギリスのエドワードジェンナーによってワクチンが発明された。
このワクチン摂取において感染者が減って行った。
それに並行してそれまで完治不能とまで言われていたペスト、チフス、コレラ、結核といった病気もワクチン開発が進められた。
日本においても明治時代から導入されて昭和30年には天然痘が絶滅した。
しかし衛生や医療面での遅れを取る発展途上国ではまだまだあるようで、北朝鮮やソ連等では生物兵器として生産されているそうだ。
今こんな時代に流行したらどんなに恐ろしいのだろうかと思ってしまう。
最近はワクチンにも強い耐性菌も増えてきたとも聞く。
感染後すぐにワクチンを打たないと重篤になってしまうと聞くし、更に空気感染とはとても恐ろしい。
この病気を持った患者を満員電車に放ったらどうなるのだろう・・・
また先日射撃された北朝鮮からの脱北兵の体内から大量の回虫が出てきたとも聞く。
要は北の国内では衛生や医療面がすべての国民に行き渡らないのだろうな。
かつて北朝鮮では朝鮮戦争時国内でコレラやチフスが大流行した時金日成はアメリカの兵器だと言って国民を煽ったようだ。
何らかの対策をして欲しいものである。