鶴川のお化け団地 | まほろ市発なんでもありのブログ

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ワタクシの住んでいる町田。
そこの鶴川団地は、ワタクシが通った幼稚園があった事から良く行く場所だった。


そんな鶴川にお化け団地という作りかけの団地があった。
コンクリート地肌が剥き出しのまま放置され、風雨に晒された黒ずんだ姿はまるで恐竜の骸骨のようであった。

鶴川駅から新宿へ向かう小田急線の車内からも見えた。

鶴川団地の外れの丘の上に建っていた。
お化け団地の周りは森であり遠くから見るその姿はヨーロッパの古城のようで薄気味悪かった。

そんな放置された団地だったが、インパクトが強かったので仮面ライダーのロケで使われたという。
ただロケで使った制作会社の話によると、団地のコンクリートの中から発泡スチロールのような素材が出てきたらしい。

そんな団地だったので、都市伝説まがいのウワサがあった。

ワタクシもそのウワサの片鱗を聞いたことがある。


それはワタクシの先輩から聞いたお話。

ある大学生のグループが深夜そこへ肝試しに行った。
一人霊感のある子がそこは危ないという話をしていたが、特に何事もなかったという。

帰りにそのお化け団地をバックに記念撮影をした。
後日出来上がった写真を見ると、団地の窓という窓に沢山の人の顔が浮かんだという。

その他にも団地を作っている最中に事故死などが多発したとかいうウワサも多数あった。

この辺りはかねてから処刑場や無縁仏等が多数あったり、祟り山と呼ばれる山があちらこちらにあったそうだ。
また団地を作る時、造成中の土の中から多数の人骨が出てきたこともあったらしい。


またこのお化け団地の真下を走る真光寺・こどもの国通りは南へ行くと緑山峠、こどもの国。 北へ行くとサナトリウム病院へ繋がる。

どちらも心霊スポットとして有名な場所へ繋がるというのも奇妙な接点だ。

ちなみにお化け団地は平成に入り暫くして取り壊され、跡地にきつねがくぼ緑地として公園に整備されたという。