湯河原のホテル | まほろ市発なんでもありのブログ

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富井電鉄と書いて宵闇と読む

何時も見ているテレビで心霊特番をやっていた。
心霊特番。最近はインチキばかりと言われてどこもあまりやってくれない。

ワタクシ自身はとても大好きなのだが。

そんな中からワタクシの心霊体験談を三つ、シリーズとして紹介しよう。


湯河原のホテル

ワタクシの家族は大型連休中必ず一家揃って旅行に行く習慣があった。
特に湯河原は小さい頃からよく行った所だった。

とある大型連休中、行き付けのホテルを予約したが、どこも一杯。しかし一部屋だけ空いていた。
部屋に入ると眺めはそんなによくなかったが、目の前に祠があった。
混雑時だから仕方が無いなと思った。

長湯が大好きなワタクシは茹でタコのように温泉でのぼせて床に入った。
照明も消してイザ寝るぞと瞳を閉じた時、イキナリ金縛り,..

部屋の電気を消した筈なのに、部屋の中がよく見える。

するとワタクシの布団を取り囲むように3人の輪郭のぶれた黒い影がワタクシを見ていた。

一人は男性。歳は30~50代くらい。
もう一人は女性。歳も同じ位。
もう一人も女性歳は20代くらいかなあ。
直感で分かった。

3人はワタクシを覗きこんでいた。

ワタクシは声には出ないけど必死でくるなー!くるなー!と叫んだ。
そのまま気を失い気がついたら朝だった。

後でその話を友達にしたら地縛霊じゃないかと。
ワタクシは心中かなとも思った。

部屋の名前がくちなしと言うのも不思議だ。

でもホテルの部屋って自殺が多いらしい。
何があっても不思議ではないからな。