「えーまず、この式を立てると・・・」
数学だぁ・・・(泣)やだなぁ。一番苦手な授業・・・。みんな、分かってんのかなぁ?結構うちのクラス
頭いい人勢ぞろいだから、分かってるか。ってことは分かってなのは、私だけ?!やばいなぁ・・・。
勉強、まじめにやんなきゃ。
ふと横を見ると、佐川くんがいる。あぁ、もうなんだか幸せ・・・。
佐川くんってよーくみると、まつげは長くて、鼻も高くて、輪郭も整ってて・・・。カッコいい・・・!
みんな、佐川くんの魅力に気づいていない。まあ気づかれるのもそれはそれで、なんだか大変な
ことになっちゃいそう・・・。でもなんだかいつもこう思ってしまう。
私だけが、佐川くんのとてもいい魅力をしっている。あの星のように輝く笑顔を・・・。
そんな風に思いながら窓を見てみると、私はびっくりした。
そう、道路にネコがいたのだ!
(危ないよ~(泣))
ネコを助けてあげたいが、どうすることもできない。車はまだ来ていないみたいだから大丈夫!
「さ野!あさ野!!」
あっ!ネコちゃん、歩道に戻った。はぁ、よかった。これでもう安心。
あれ?誰かが私の名前を呼んでる?
「麻野!聞いているのか!(怒)」
!
「はっはい!」
ヤバイ・・・。先生、ずっと私を呼んでいたんだ!ついネコのことに気をいっていしまった。
「麻野!この式はどうなるのかと、聞いておるんだが?」
この式?この式ってこの式?!・・・。わからない・・・。
「授業を聞いていなかったんだろう。いい、麻野が答えるまで待っている」
「えぇ!」
「えぇ!じゃない!早く答えないと、皆に迷惑だぞ?」
そんなぁ(泣)わかんないよぉ。
冷や汗がたれてきた。
?あれ?右のほうで何かゴソゴソ動いている。佐川くんだ。何を書いているんだろう、って
そんなこと気にしてる場合じゃないだろう!このバカ!
「サッ」
あっ。紙?うわ!数字がたくさん書いてある。これって、今問題に出されてる式じゃない?
私は佐川くん方をチラッと見た。そしたら佐川くん、私にくれた紙をまた自分のところに戻して
何かを書き始めている。そしてこちらに渡した。私は紙を開いて見てみると、紙の1番上に
「これ、言って」
と書いてあった。その下には、複雑な式が並んでいた。ようやくさっきの「これ、言って」という意味が
分かった。胸がドキドキしてきた・・・。そして佐川くんが
「早く」
と、小さな声で言った。あぁ!早くいわなきゃ!みんな待っている。
「えっと、(a×c+b)÷d・・・です」
教室が静まりかえった・・・。やばい、なんだかやばい。先生、なんとか言って!
「・・・。正解だ!よくわかったな!よし、座れ」
ふぅ・・・。よかった。佐川くんにまた助けてもらってしまった・・・。お礼を言わなければ。
「あっありがとう・・・」
私は小さな声でお礼を言った。
「・・・」
佐川くんは何にも言わず、こちらを向いた。
「・・・」
しばらくずっと、見つめ合っていた。それに気づいた私はすぐに目をそらした。そしたら佐川くん、
またあの笑顔でニコリと笑いながら前を向いた・・・。
心臓がドキドキしてたまらない・・・。そう、私はこれで2回目だ。あの笑顔を見ると、
いつも胸がドキドキしてしまう。
そう、あの星のように輝く笑顔を・・・。
~つづく~
いつも「星の恋」を見てくださってありがとうございます。
次の「星の恋」#2後編は、佐川くんの、ある一言により2人の距離が近づきます!
ぜひ、みてください!あと、コメント宜しくお願いします^^