警視庁第4機動隊(立川市)が、日本保守党のために出動したんですね。
— 日本保守党員の川村しょうへい (@nankokushinto) April 21, 2024
最寄りの第2機動隊(深川)ではないんですね。
第4機動隊は、いざという時には、鬼の強さを誇る警視庁の精鋭部隊です。頼りになります。
警視庁機動隊の当番(一昼夜の勤務)での任務は皇居・国会等の重要防護対象やアメリカ・ロシア・中国・韓国・イスラエル等々の大使館の警備が基本です。
上記は2ヶ月程度のサイクルでローテーションがなされます。
それとは別に警備一課直轄の突発事案に備える任務もあり国会下や外苑並木に待機して本庁下命により都内全域に転進します。
例えば、電車が止まって駅が騒乱状態になったとか、爆発予告がされたとか、暴力団の抗争が予想される等、転進事由は様々です。
なので上記のポストのようにわざわざ四機が立川の自隊から出動したのではなく、本日の突発部隊がたまたま四機だったという話です。
警視庁機動隊は10個隊編成です。
昭和な時代には第一機動隊は皇居直近に位置し皇居警備専従として、また特科車両隊は保有する特殊車両が多いという特色から、それぞれ近衛の一機、技術の特車という愛称がつきましたが、現在では皇居警備も持ち回りになる等してどこの隊も差異はありません。
ただ、特科車両隊は国会敷地内に右翼車両を突っ込まれるという不始末で以後、突破車両隊なんて不名誉な愛称で他隊の隊員から呼ばれていたのはご愛敬でした。
当時、本庁の警備部に睨まれて暫くの間は主要警備に使われなかったのが気の毒でした。
他に特殊といえば六機内には特科中隊という秘匿部隊があって主にハイジャック対策にあたっていましたが、新聞にその存在を「警視庁に特殊部隊があった!」と一面全体を使って大々的に書き立てられたことから仕方なしに部隊の存在を認めて独立し、現在のSATが誕生したという経緯があります。
今となっては死語に近い各隊の愛称ですが、それぞれ
近衛の一機
かっぱの二機
ほこりの三機
鬼の四機
学の五機
若鹿六機
若獅子七機
蜂の八機
疾風(はやて)の九機
技術の特車
なんてことに一応はなっています。
さて、今回の日本保守党事務所直近への四機の転進ですが、多くの方がX内にて勘違いしているようですが特に日本保守党の事務所を守るという目的に非ず、単に同所で騒乱状態が発生したことからのことで深い意味はないと思います。
以上、機動隊に関する豆知識でした。。