道路に押し出された車と車庫
夕日の滝駐車場の手前です。右手側山が大木とともに崩れています。
滝に下りるところも木が倒れてました。
滝の前に2本あったしめ縄をつける杉の木が2本とも横倒しとなりました。
滝の中に上流から押し流されてきた大きな木が根元がついたまま落下していました。
10本以上が散乱していました。根っこの部分はとても人力では動かないという状態でした。
南足柄市に問い合わせると、流木倒木を撤去するのに年内はむずかしいという話でした。
地元の人に相談した結果、ボランティアで撤去しましょうということになり、さっそく、当会の協力者を募り、チェーンソー、台車を用意して三日間でほとんど撤去できました。
撤去した丸太はエンジン付き薪割り機、軽トラックを用意して薪にして搬出しました。
その量は軽トラック4台分はありました。
今後も必要な場面があるかもしれませんので、会として軽トラック、薪割り機、チェーンソーを購入しました。もし利用したい方がありましたら貸出もしたいと思います。
手前の道路も流出していた車、車庫が撤去され、崖も崩れかけていた大木を撤去、段々に整地されて、崖崩れ検知装置も設置され通行できるようになりました。
11月後半には通行止めも解除となり、12月からは滝行もできるようになりました。
当会の管理する夕日の滝のお堂は災害をまぬがれました。
2019年令和1年は秋の初めに台風が続けて直撃し、秋が抜け落ちてしまい、冬を迎えました。
現在まだ夕日の滝から御殿場へ抜ける足柄峠は通行止めです。金時山周辺のハイキングコース登山道も閉鎖したままです。
夕日の滝での滝行の前に、山北町の洒水の滝で滝行を行っていました。夕日の滝は箱根の溶岩に断層ができ、滝になっていますが、洒水の滝は崩れやすい岩石でできています。そのため落石が多く発生して、台風のたびに大きく崩れ、ついに完全に立ち入り禁止になったままです。
今回一時的ですが夕日の滝が立ち入りできなくなり、夕日の滝もそういう事態があるのだと思い知らされました。
その間は湯河原の白雲の滝で滝行はできましたが、これまで滝行場として築いてきた夕日の滝がどれほど滝行やりやすいかを気づかされました。
同時に夕日の滝への感謝の気持ちがわきました。