いつも通りパン屋さんと合流し、神秘のダムへの管理道路を登って
いくと、朝の恒例大名行列に追い付いてしまった。 ペースからして
今日の管理人のおっちゃんが誰だか分かってしまったのだが、問題は
そこではない。
実は「この男が来ると必ず雨が降る」という超絶雨男アングラーの
ＫＫ氏が自分の前を走っていたのである（笑）こりゃ今回も降るな…。
ド満水のままスポーニングシーズンが終焉を迎えた神秘のダム。
今回も顔見知り多数であり、超久しぶりに会う神流湖のＮさんや
えのちんカップ以来のＯさん＆お仲間さん、そしてＹＡさん等々
賑やかな朝のスタートであった。
水温は20℃くらい。
前週、本流とN沢の分岐点付近でデカい魚を見つけてあったのを
パン屋さんと一緒に見に行ったのだが、その魚はもういなかった。
パン屋さんはN沢に行き、自分は本流筋を釣り上がっていくことに。
ミラージュスティックのジグヘッドをやるとこのサイズがポツポツ。
なるほど、この釣りは数は釣れるけどサイズは伸びない。 となると
垂直岩盤ノーシンカーか？
ちょっとだけサイズアップ。間違えて買ったファットセンコー。
そうこうしていると雨が降り始めてきてしまった。エンジンで
上流へ向かうと、滝のポイントに超絶雨男のＫＫ氏の船があった。
そのまま最上流域へ行くと達人Ａさんが粘っていたので折り返す。
下っていくと後から上がってきたＫＫさんが居たが、「いやー、
土砂降りですねー」なんていう話になるくらいの強い雨（笑）
ＫＫさんも数は釣れているがサイズが芳しくないとの事だった。
本流エリアをエレキで下りながら流していくと、ちょうど釣り
上がってきたＹＡさんと遭遇。このくらいでようやく雨が小降り
になってきたが、ＹＡさんは雨の中プロップベイトで５０アップ
を仕留めた、という。 流石の腕前である。
そんなＹＡさん、顔の周りに集まってくる虫が大嫌いなので
黒い網みたいなものを頭からかぶって釣りをしていたのだが、
まるでハチミツを作る養蜂場のおじさんみたいで面白かった。
で、その後の自分の動きが珍しくやや迷走気味となった。
下流エリアでじっくりやったほうがサイズが出るのでは？と
いう変な思い込みから、１１時に一度ゴジラワンドへと下った。
ダウンショットとノーシンカーでポツポツ追加。
合計６本キャッチの時点で正午を過ぎたので、ゴジラワンド内で飯。
その後はエレキだけでＮ沢方面へと釣り進んでいくと、途中で
４２ｃｍをダウンショットでキャッチ。
ちなみにもうネストはほとんどなく、見かけたのも３ヵ所くらい。
それも３０ｃｍくらいの小さい魚がベッドを守っているチビネスト
だけであった。デカいサイズはもう完全にアフター～アフター回復
へと移行してきている感じである。
写真割愛数点あるが、Ｎ沢方面でもポツポツ。
結構釣り上がってきたが、最後だけエンジンで最上流エリアへ移動。
沢から水が入ってくる筋に５０クラスを目撃。そのほかも４５クラス
が複数いるのだが、自分のスキルではまったく見向きもされなかった。
そんなＮ沢の中で、１ヶ月前からずっと居付きで同じ場所に固執
して居るデカいヤツが居るのを知っていたのだが、今日もその付近
に行くと黒い影が見えた。これまで毎回姿は確認してなにかしらの
リグでアプローチをしてきたものの、まったく口を使わなかった魚
である。コイツはスポーニングが始まる前からそこに居て、ネスト
全盛期であってもそこに居続けているヤツであり、ネストを守る魚
でもないほんとにただの居付き君である。
ところが今日はどうやらソイツが口を使ってくれたようだった。
黒い影が見えた付近にスワンプミニのダウンショットを投入…
バイトからのフッキングでこれまでの中では重量感があったので
デカいヤツだ、とはすぐに分かった。ただあまり引かず重いだけで
あっさりネットイン。
デカい…、というか長い。
ウエイトは１５００ｇしかなかったが長さは５３ｃｍあった。
14：30に今期１１尾目の５０アップをキャッチ！ ガリクソン
なのは残念だけどこれはこれで嬉しい５０アップであった。
その後はＮ沢から下りながら拾い釣り。
最後はスロープ前でチビを連発して１６：３０には終了となった。
片付けを終えてからＫＫさんとパン屋さんと談笑していたのだが、
そこで決定的なエピソードがあった。午前中Ｎ沢方面に行ったパン屋
さんによると、Ｎ沢側は雨はほとんど降らなかったようである。
ところが、自分やＹＡさん、ＫＫさんが居た本流側は一瞬かなり
強く降る土砂降りになるくらいの雨が降っていたのである。まさに
本流側だけ雨を降らせる男…（笑）
パン屋さんは初日、最大４８であったが何か新しいきっかけを
掴めた様子で、DAY-Ⅱは勝負に出る、という。そんなこんなで
賑やかなDAY-Ⅰは終了となった。
DAY-Ⅱの記事へと続く