前週の釣行時には貯水率は80%程度であったが、そこから異様な
までの速さで大減水が進み、貯水率がついに55%となってしまった
神秘のダム。スロープの舗装路は57%までしかなく、そこから先は
ゴツゴツ岩の砂利道となってしまう。
トレーラーもカートップも、しっかりした四駆車であれば下まで
車を下げても問題ないが、自分の非力な二駆だと舗装路まで戻って
くることはできないだろう。従って舗装路がまだ残っているエリア
に車を停めて、そこから水辺まではひたすら往復しての準備となる。
パン屋さんも同時にエントリーして7時頃にゲームスタート。
この貯水率は実に久しぶりであるが、10年前は夏はいつもこの
くらいになるのが当たり前であった。
スロープ前の水中島、といってもすでに水面に島は出ているが
その周りでウェルカムフィッシュ。
浅いレンジをやるとこのサイズ。
前週良かったのは水深7mのワカサギの群れに絡む魚を狙っていく
パターンで、今週もこれが通用するだろうか? というプランで
めぼしい場所を回っていくのだが、午前中は行く先々で豆のみ…。
まあ良くても28cmくらいかなー、みたいな感じで初日の昼を
迎えてしまった。 パン屋さんと合流してランチタイム。
パン屋さんもここまで豆2と苦戦中。
今日は結構暑かったのだが、それでも雲が多かったことと、風が
あったので前週よりはいくらかマシであった。それでも持ち込んだ
ペットボトルは6本飲み干すくらいである。
やはりデカいのはこの時期は下流域だろう。 パン屋さんは少し
上流に近い中流域をメインに攻める模様だったが、自分は下流域に
下りながらやっていく。
午後の部はしばらくノーバイト地獄だったが、14時に今年好調
に釣れているとあるポイントへと入ると、そこの水深8mでなんと
40アップの連発が始まった!
44cmの1150gから
ジャスト40のキロ。
風に逆らいながらアンカーロックをかけての連発モードである。
自撮りしておいた43cmの1100gも。
という40アップ3連打があり、どうにかこうにか初日が形になった
感じであった。いやーこの連発がなかったら完全にド外しだっただろう。
その後はゴジラワンドに入っていき、各所で豆を拾う。
戻ってきたパン屋さん、午後はアジャストして最大47cm!
お見事である! 数も二桁まで持っていったようだ。
そんなこんなで片付けに時間がかかりそうなので16時30分には
スロープへ戻り、片付けを開始した。今日の魚は全てダウンショット
であり、ジグヘッドではまったくバイトはなかった。 横の速い動き
への反応もあまり良くないので、ジグヘッド・シャッドは今の時期は
メインパターンではないのである。あと、最近このダムに来るように
なった人から良く聞かれるのが、虫パターン(笑) これ、このダム
ではまったくといっていいほど通用しないので、最初から切り捨てる
ことをおススメする。どうも桧原湖や野尻湖の経験があるアングラー
ほど虫パターンにこだわってここでもハメようとするが、このダムは
食性が完全にワカサギ99%のフィールドなので、ワカサギに対する
食性のみに絞って釣りを展開していったほうが効率が良いのである。
表層系の釣りは、あってもⅰ字系とか水面放置系とかくらいかな。
まあこの辺はあくまでも自分の個人的な経験とデータによるだけの
話なので、新しい釣り方やパターンは各々が好きなように切り開いて
いければ良いとは思う。ただ、マッチザベイトから大きく外れた釣り
方はほとんど機能しない、ということだけはお伝えしておこうと思う。
→DAY-Ⅱの記事へと続く