今週も例に漏れず神秘のダムⅡDAYS。前週の貯水率88~90%から
金曜に降った大雨で一気に97.1%まで増水、ほぼ満水に近い状態だ。
さて、今日はちょっとした余談から。
この神秘のダム、例年9月20日をもって一般雑魚釣りは禁漁と
なる。そのことは昨年も注意喚起の意味合いも含めて釣行記の中で
何度となく書いておいた。ところが会う人達と話している中でその
禁漁日を把握していない人が昨年4人ほどいたのである。それも
全員、このブログを読んでいる、と言ってくださっている方々だ。
別に細かいところまでちゃんと読んで欲しいとも思っていない
のだが、この体験の学びとして分かったことは、だいたいの人は
流し読みをしているだけであり、そこまで詳しく読んではいない
のだ、ということが良く分かった経験であった。別に愚痴ってる
訳では無いのでお気になさらず(笑)
さて、今日は平野部のフィールドが増水や濁りで壊滅していること
もあって神秘のダムには多くのボーターが来るであろう、という予想。
通常よりも30分早起きして向かい、ゲート前には5:30に到着。
それでも3番手であり、先行に達人が居た。
貯水率97.1%とほぼ満水の神秘のダム。水位としては約1.5mほど
の増水であり、先週水深1mにあったネストは水深2.5mまで沈んで
いる、という計算となる。
それでもこの新しい水位に合わせてスポーニングで入ってくる魚
が現れていれば、うまくすれば今回もスーパービッグのチャンスは
あるだろう。
今週もパン屋さんはもちろん、他の御近所リバーメンバーの姿も
多数。一部のメンバーは宿に泊まってのⅡDAYSだ。
手始めは本流の最上流域から。 水温は15.8℃と悪くない。
定番のスポーニングスポットを片っ端から見ていくが、まったく
といっていいほどネストは無いし、新しいペアリングも見えない。
それとは別に見えるスモールもほとんど居ないのである…。パン屋
さんはスポーニングとは全然関係ない個体をクランクで2本。
自分はひとまずファーストフィッシュをキャッチするべく、少し
下流に下ってワンドへと入る。
するとワンドではネストは無いものの、20cmくらいの群れが
泳いでいた。4匹くらいだろうか。 そこにスワンプミニを投げる。
するとチビがちょっと興味を示すもののフッキングするくらい
までしっかりとは食ってこない感じであった。そんなことをやって
誘ってたら、突然横から大き目のスモールが泳いできてスワンプ
ミニをひったくるように食っていった! なんだそりゃ!?笑
で、釣れちゃった41cm(笑) ひとまずデコノガレ。
そこからも実績エリアを回ってみるもののバイトすらなく時間が
どんどん過ぎていく。 パン屋さんと相談し、一度N沢方面を見に
行ってみよう、ということになり、11時過ぎに大移動を開始。
N沢へ到着してエレキを降ろすとなんと水温14.0℃…。前週の
ネストもまったく見えずであった。スモールの卵は柔らかいため
水圧に弱い。だいたい水深で3mくらいまでが限界、と言われて
いるのだが、それはなんとなくだが間違いではないとは思う。
12時近くまでウロウロ探索したが、まったく魚見えず…。
N沢でパン屋さんとランチ。 その後何気なくシャッドを巻いて
たら豆が釣れた。
パン屋さんと相談し、再び本流上流域へと移動することに。
さすがにこの移動の仕方をやってしまうと、燃料を6~7リッター
は消費してしまうのだが、今日はやむを得ない。そのくらい難しい。
本流上流の戻りは、朝に1本目を釣ったワンドから。 するとこの
ワンド内に居た魚達に食い気が出ていたのか、ダウンショットで連発。
いずれもネストでもなんでもない、ただこのエリアに居る子達。
サイズは芳しくないが、ひとまず釣れてくれて助かった感じ。
その後エレキのみで最上流域に上がっていくとある場所で50
クラスを発見。ただ、アフターの個体なのか動きが一定ではない。
何をやっても食わないためこの個体は諦めたが、次の日にはもう
出現しなくなってしまっていた。やはりこの新しい水位の状態で
あらたにスポーニングしはじめる魚達が出てこないとちょっと
数もサイズも難しいかなっていう状況である。 またスポーン
真っ最中の今の時期になると、横の動きへの反応は鈍くなるので
ジグヘッドやシャッドといった横の動きでは釣りずらくなるのだ。
初日の最終フィッシュ、6尾目をどうにかダウンショットで絞り
出して16:45にスロープへと戻る。パン屋さんは7本キャッチで
最大が45cm、とまずまずの結果でDAY-Ⅰを終えることとなった。
DAY-Ⅱの記事へと続く