高滝ダムにて本日開催された第100回TKKオープントーナメント。

 

 なぜこんな早い時間に釣行記がアップされているのかは読んで行くと

 

 分かるのだが、実は午前中早々に途中棄権することになってしまった

 

 のである。

 

 

 

 

  D桟橋からいつも通りスタート。今日はちょっと仲間の参加も少ない

 

 感じであったが、それでも総勢85名という参加人数。 亀山の猛者達

 

 も沢山来ているようであった。

 

 

 

 

 

  前日はかなり降ったようで水温が下がっているのでは?と思いきや、

 

 スタートから17℃台とほとんど下がっておらず、濁りもなくむしろ

 

 プラの時よりもクリアアップしている感じであった。 

 

  

  自分のプランは上流から入ってくる新しい水の動きを嫌っている魚

 

 が下流域に居るだろう、という仮定のプランの元、下流域の護岸帯を

 

 中心にスポーニングエリアに近づこうとしている個体を拾っていくと

 

 いう作戦に出た。

 

 

 

 

  ある程度やりたいと思っていたポイントを回っていくことができた

 

 のだが、無反応。 古敷谷方面へ行こうと思い、向かう途中に道路跡

 

 が誰も居なかったのでちょっとだけスワンプミニのダウンショットを

 

 投げると200gくらいのチビバスが食ってくれた。写真を撮っては

 

 いないが8:45頃1尾目をキャッチ。 

 

 

 

 

 

 

  水が良くなっているので古敷谷の入り口エリアを見に行こうと移動

 

 している時に事件は起きた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  エレキの速度のダイヤルレベル5くらいで移動していたのだが、

 

 水面直下に伸びているでっかい木の枝にぶつかってしまい、その

 

 勢いでなんと落水!! 

 

 

 

  ボートでの落水は人生で3度目で、マイボートでは初であった。

 

 

 

  足が着くところでどうにかボートへと這い上がると、近くの方が

 

 声を掛けてくれた。「タックル落としてないですか?」の声に足元

 

 を見ると、どうやら7本中3本は落としているようであった。 

 

 

 

 

  すぐさま残っているロッドにメタルをリグってサルベージをする

 

 と、まだぶつかった木の枝部分に竿先が乗っかってたりしたので

 

 回収には成功することができた。 ただ、1本だけロッドは折れて

 

 しまっていた。 テムジンコブラスーパーグランドスラムが御臨終。

 

 

 

  そうこうしていると、ゲストプロである田辺さんが声を掛けて

 

 下さった。田辺さん、ほんと優しい…。 

 

 

 

 

  そんなこんなやっている時、高滝ダムの周囲はピーポーピーポー

 

 騒がしかったようだが、それは後に別に大事件があった事が分かる。

 

 

 

 

 

 

  財布や携帯、鍵等はズボンのポケットには入れずに防水バッカンの中に

 

 しまっておく癖がついていたため、全て無事であった。落水で一番キツい

 

 のは何よりも携帯の水没である。損害があったものとしては上記のロッド
 

 1本と動画撮影用のアクションカメラくらい。カメラは再起不能なのだが

 

 まあ8000円もしない激安カメラなのですぐまた買えばいいだけの話だ。

 

 後はライフベルトのガスボンベくらいか。携帯水没だけやらかさなかった

 

 だけでも不幸中の幸いである。アレやるとほんと後が大変だからね…。

 

 もちろん、何よりも大事なのは自分の命だが…。

 

 

 

 

 

  今日は替えの服も車に積んでおかなったので、さすがにこの時間から

 

 帰着時間まで全身ズブ濡れで釣りをやり続ける訳にもいかず、運営には

 

 棄権早退する旨を伝えて、鳥居に戻って片付けを開始することにした。

 

 

 

 

  そんな訳で10時には高滝ダムを出て、12時前には自宅へと帰宅。

 

 風呂だの洗濯だの片付けだの色々やってようやく落ち着いた段階である。

 

 本来なら今から表彰式なんだけどね…。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  落水時、無事開いて命を守ってくれたライフベルト。乾いたら予備

 

 のボンベと交換だ。 

 

 

 

 

  大会中、消防車や救急車が鳥居辺りに来ていたのは、後に聞いた話

 

 水死体が大和田ワンド辺りで発見された、という話であった。それも

 

 どうやらオカッパリのバサーだったそうである。 

 

 

 

  我々が楽しんでいるバスフィッシングというレジャー。ボートでも

 

 オカッパリでも、水の上や水辺に立つ、ということは常に死と隣合せ

 

 であるくらい、実は危険な遊びなのである。それだけに、常に最悪の

 

 事態を想定して安全に釣りができるよう、そして無事に帰ることが

 

 できるように日々心がけて取り組むことが、一番大切な事なのだ。

 

 水没で紛失したり壊れたりしたものは、また新しいモノを買えばいい

 

 が、命だけは取り戻すことはできないのだから…。 

 

  そんなことをまざまざと実感した、今日の午前中であった。

 

 

 という訳で、色々と体制を整えてまたリスタートだ。それではまた!