涙の弁慶堀敗戦から一夜明け、向かったのは今回も初場所である。

 

 今回の場所のコードネームは「ex御近所リバー」。バレバレ?って

 

 いう話は置いておいて、近いけどあまり行ったことがなかった場所だ。

 

 

 

  実はこのex御近所リバー、数年前からハンターとともに少しづつ開拓

 

 は進めていたリバーであった。この春からハンターがオカッパリでいい

 

 サイズのスモールをキャッチするようになってきたので、いよいよ船を

 

 出してみようか? という話になっていたのである。

 

 

 

  AM5時にエントリースポットに到着すると、ハンターはすでに浮いて

 

 いた。他、先行でカートップ1名あり。

 

 

 

 

 

  このex御近所リバーで今年ナイススモールを仕留めている男である。

 

 

 

 

 

 

  エントリーはこんな感じで泥んこエントリー。まあ長靴があれば

 

 なんとかなる感じだが、船を汚したくない方にはおススメできない。

 

 

 

 

 

 

 

 

  水の上でピンチーニョさんと合流後、オカッパリで実績の上がって

 

 いる下流エリアへと一緒に向かってみた。 このex御近所リバーだが、

 

 4月から8月の間は堰を閉めて水が多くなる満水期であり、水深は平均

 

 3.0mくらいあるディープな川となる。ただし秋から翌春までの間の

 

 減水期は水深が30cmくらいまで減水してしまい、底が丸見えの川

 

 となってしまうのだ。自分は一応2年前の減水期の晩秋に一度様子を

 

 見に来ており、釣れはしなかったが目視でスモールの姿は確認はして

 

 はあった。ただ、減水期でもそこまで魚影が濃い訳ではないこの川…。

 

 はたして満水期だともっと魚の密度が薄まってしまうに違いない…。

 

 

 

 

 

 

 

  で、ショアラインはカバー天国。 カバーの釣りが好きな方は一日

 

 飽きずに撃ち続けられるだけの豊富なカバーがキリが無いくらいある。

 

 ところがカバーにはほとんどバスは入っていない。と言うのもラージ

 

 は現在絶滅危惧種らしいのだ。かつてはデカいラージも釣れたという

 

 噂話は自分も聞いたことがあったが、現在では姿を見ることすらまま

 

 ならないスモールリバーと化している、とのこと。まあ関東の河川は

 

 どこもそんな感じではあるが…。

 

 

 

 

 

 

 

  水温は16℃と低い。というのもここ数日、朝の冷え込みが強く

 

 今朝も防寒着の上を着ていないと耐えられない位の寒さであった。

 

 下流エリアでは満水期になると出現する大きなワンドがあったので

 

 そのワンド内に入りショアラインをネコリグで撃っていくことに。

 

 

 

 

 

  すると、開始早々、ネコリグに何かが食った!

 

 

 

 

 

  グングンいいファイトをするが何だろう? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  じゃーん!

 

 

 

 

 

 

  初場所でのキャッチを決めてくれたスモールであった。36cmくらい。

 

 それでも嬉しいナイスフィッシュである。 いやーこれは嬉しいね!後は

 

 ハンターが釣るのみだ。 

 

 

 

 

 

  当然ながらさらに釣るべく、様々なポイントで色々な釣り方を試して

 

 みるが、その後はまったくバイトが無い。というか魚が居る気配がない。

 

 体感的な魚影の薄さは牛久沼と同レベルである。 そのくらい個体数が

 

 少ないのかもしれない。ピンチーニョ氏ですら大苦戦を強いられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

  ちょっと早いが10:30には木陰に入って早目のランチタイム。

 

 

 

 

  そうめんがウマかった。 まだちょっと涼しい季節だけど(笑)

 

 

 

 

 

 

  再開後になんと本日最大のドラマが訪れてしまった。ショアラインを

 

 撃ちながらエントリー場所方面に向かって進んでいた時だ。あるオーバー

 

 ハングのシェードの中から何やら魚が泳いで出てきたのだが、鯉かと

 

 思ったらデカいラージであった。なんと絶滅危惧種のラージと遭遇した

 

 のである。 動きを観察すると、シェードの下と外を出たり入ったりを

 

 繰り返しているようだ。 

 

 

 

  で、オーバーハング下に入っていったタイミングを見計らって3インチ

 

 センコー黒のノーシンカーワッキーをスキッピングでブチ込む。

 

 

 

  すると最初枝に引っかかったようでそれをロッドで引っ張って外すと

 

 そのリアクションでラージが食った…! 

 

 

 

 

 

 

  水中で姿が見えたが、明らかに50cm近いバカでかいラージ!

 

 しかしわずか3秒ほどでフックオフしてしまった…!ショック…!

 

 

 

 

  これにはガックシであった。 アレを獲っていればヒーロー…。

 

 その後はラージはプレッシャーがかかってしまったこともあり姿を

 

 あらわさなくなってしまった。この魚がネスト系なのかアフターの

 

 魚なのか、状態は分からなかったが、とにかく流れが殺されている

 

 エリアだった、ということだけは確かだった。

 

 

  

  ハンターと合流し、一部始終を話したところでおよそ13時30分。

 

 このタイミングで撤収しよう、ということになりエントリースポット

 

 へと戻った。 片付けを終えると、ハンターはこの後は上流部に車で

 

 向かってオカッパリをやる、という。自分は帰宅することにしたが、

 

 その帰宅中にハンターから驚くべきレポートが届いた。その詳細な

 

 ストーリーは後程リバースモールハンターことピンチーニョ氏の

 

 ブログにて確認いただきたい。 

 

 

 

  今日の内容的に、総じてバスの個体数・魚影が極端に薄い、という

 

 判定であり再訪は来年の今頃にまた、でいいかな? という印象では

 

 あったのだが、その後のハンターのレポートで少々変わっていきそう

 

 ではある。今回ボートではあまり上流部には進まず、下流エリアのみ

 

 で組み立ててしまったのだが、意外と魚達は上流エリアに多いのかも

 

 しれないからである。 

 

 

 

  …ということで今日の釣行は1本のキャッチのみで終わってしまった

 

 のだが、ひとまず初場所をノーフィッシュではなくキャッチで終えられた

 

 ことは大きい。 でも、あのラージは釣り上げたかったなあ…(笑)

 

 

 

 

 

  ex御近所リバー、年内の再訪はあるかも!? それではまた!