一年間の中で最も日照時間が短いとされる冬至が昨日。 冬至を境にして
日照時間が伸びていく訳なのだが、実は日の出の時刻が早くなる訳では無い。
東京の冬至の日の出時刻は6:47であるが、実はここから1月半ばにかけて
日の出時刻は少しづつ遅くなっていくのである。 一番遅いタイミングとなるのが
1月13日頃であり、この頃の日の出時刻は6:51である。6:51から折り返して
早くなりはじめるのは1月14日以降からなのだ。 反対に日の入り時刻は今日
から少しづつ遅くなり始めていく。
冬至=日の出が一番遅くて日の入りが一番早い日、と勘違いしている人が
意外と多くいるようなのでちょっと書いてみた。 さすがに義務教育の理科でも
ここまで詳しくは教えてくれた記憶は無いのだが…。
余談はさておき、本日の釣行。 このタイミングで釣行しておかないと次が
年末付近まで釣りに行ける日が作れないため、どうにかこうにか釣行しよう
と考えていたが、魔の木曜日…。関東フィールドのレンタルボート店は木曜
はほとんどのところが定休日なのである。 そこで、ダメ元で軽くオカッパリ
に出かけてみることにしたのである。
6:15にフィールドに到着。 向かっている道中から北風がかなり強く吹き荒れて
いたが、フィールドもそこそこ風の影響を受けている感じであった。 ただし気温は
やや高めであったため、防寒着も上だけ羽織ればなんとかなる感じ。 霜柱も無く
ガイドが凍結することもなく、人間的には釣りはしやすい気候ではあった。
実は昨年の同時期にも同じ内容のオカッパリ釣行をやったのだが、デコっており
その後もブログには書いていないが、ウィンタースモールゲームは全て坊主という
厳しい冬を過ごしていたのであった。
まだ薄暗いうちからスモラバ+ファットシャッドをキャストし、シェイクしながらの
ドリフトであったり、ボトムズル引きだったり、とアプローチを変えながら入念に
チェックを繰り返す。 水面は普段ならば鏡のように穏やかであるが、今日は風
が強く、細かい波が全域に渡って発生している状態であった。逆にこういう状況
のほうが魚も口を使いやすいかもしれない。
水面近くに足場がちゃんとある場所が少ないため、キャストできるところでは
全てキャストしてみるが、まったくノーバイト…。 ちょっと車の方面に戻りつつ、
行きにはスルーして投げなかったところに投げてシェイクしていると、急に何か
に引っかかったかのような感触があった。 根がかりか?
スモラバのロストを恐れつつもフッキング!
すると、グングンという生命感がロッドに伝わった! 食った!
よっしゃー! と思いながらも良く考えてみるとランディングネットでも厳しいくらい
足場の高い場所で掛けてしまった。 バシャバシャと暴れるスモールだがそこまで
パワーが強い訳ではなさそうだったので、ロッドワークで誘導していき、水面近くに
降りれるスポットまで誘導。 どうにか腕を伸ばしてネットでキャッチ成功!
いやー嬉しい! 昨シーズンの冬はノーフィッシュに終わってしまったウィンター
スモールゲーム。 それだけに非常に嬉しい1尾となる意味の大きい魚であった。
サイズは簡易計測で40cmのキロくらい。 まあ細かいことはどうでもいい、冬に
オカッパリでスモールがキャッチできた、というだけで充分である。
当然、2匹目のドジョウを狙ってキャストを繰り返す。
次第に太陽が高くなって明るくなってきたが、それに伴い夜中から吹いていた
強風が穏やかになってしまった。水面のさざ波は無くなり、ボトム丸見えのクリア
ウォーターになってしまったのである。 やはり、真冬であっても風がある程度は
吹いていたほうがいいのであろう。 その後の追加バイトは得ることができず…。
当然複数匹釣れれば最高なのだが、ひとまずは1本獲れれば上等。 真冬
のゲームはあまり贅沢は言わないで良いだろう(笑) 少々早いが9時前には
撤収開始。 賞味2時間半のショートゲームではあったが、目的のオカッパリ
ウィンタースモールをキャッチできたので良し、としようではないか。
さて次回釣行がおそらく年内最終戦。無事釣って締めくくりたいところだ。ではまた!