今年の活動のひとつに、マイボートに手を入れてスペックアップさせていく

 

 という活動を計画している。その大きなターニングポイントになるのが新しい

 

 エレキ、モーターガイドのツアープロの導入である。しかしながらいくら待てど

 

 一向にユーザーが普通に購入できるような状況にはならない。これは輸入が

 

 関係しているのでやむを得ない部分が大きいのだが、とにかくアメリカからの

 

 輸入状況が停滞していることが大きな原因となっており、わずか少数入って

 

 きた初回ロットも、販売店のデモ用に1機卸すので精一杯だった模様…。

 

 

 

 

 

  ところが、前回の釣行の直後、とある筋から入手可能だ、という連絡を得る

 

 ことができたのであった。即座に受け取りに行き、その後はセットアップのため

 

 東奔西走することになったため、先週は釣行どころではなくなったのである。

 

 

 

 

  とりあえずは通常使用できる状態にまで持っていき、本日ようやく実戦投入

 

 の日を迎えることができたのであった。関係頂いた皆様には感謝申し上げたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  そんな実戦投入最初の試運転フィールドは御近所リバー。 何かトラブルが

 

 あっても仲間達も居るし、すぐに帰ったり、帰りにホームセンター等に寄ったり

 

 の対応等も可能だからである。 

 

 

 

 

  準備をしていくと、早速色々出てくるわ出てくるわ…。 その場で解決したり

 

 応急処置を施したりしながらどうにか準備完了。 下記の写真を見て分かる

 

 通り、マウントは純正品のマウントを取っ払い、デジタルストラクチャーのDS

 

 ショートマウントに変更しており、これによってエレキ全体で36kgの総重量を

 

 30kg弱まで軽量化することに成功している。それでも従来エレキの時よりは

 

 10kg近く重たくはなっているのだが…。

 

 

 

 

 

 

 

  誰もが必ず最初に言う言葉… 「ヘッドがデカ過ぎる」 である(笑) 本当に

 

 36インチなのか? っていうくらいシャフトも長く感じるし、ヘッドの位置もかなり

 

 高くなってしまう感じであった。 

 

 

 

 

 

  でもって、ペダルがデカ過ぎてリセストレイに収まらなかった。

 

 

 

 

 

  事前に見ておいた寸法だとちょうどぴったり収まるはずだったのだが、

 

 もしかしたら通常のツアーモデルでの寸法を拾ってしまっていたのかも…。

 

 とりあえず仕方ないので発砲ブロックで塞いでその上にペダルを置いた。

 

 踏みながら流す時、かなり片足を上げての釣りになるがやむを得ない…。

 

 

 

 

 

 

 

  で、沖に出てコンパス設定とGPSキャリブレーションを実施し、即使える

 

 体制になった。 ちなみにGPSキャリブレーションはエレキでぐるぐる回れ

 

 って言われているけど、リモコンでボタンを押したらわずか数秒でGPSを

 

 キャッチしてしまうので実際にはぐるぐる回る必要は無かった。 

 

 

 

  で、御近所リバーはここ数日の雨でかなりの濁りと流れが発生している

 

 のだが、早速アンカーロック(ピンポイントGPS)をかけてみたが、驚くべき

 

 精度でポジションキープをすることができている。 スロープからは同時に

 

 仲間が2艇出ており、それぞれミンコタウルトレックス、ガーミンフォースを

 

 使用しているユーザーなのだが、このピンポイントGPSの精度の高さと音

 

 の静かさに驚いていたくらいであった。 

 

 

 

 

  で、ボートのフロントが重たくなってしまう懸案もマウント軽量化によって

 

 ある程度は解決できた。

 

 

 

  これが前後バランス姿勢である。 確かにちょっとだけは前傾姿勢だが

 

 ギリギリ許容範囲。リアに追加で魚探用バッテリーを搭載して魚探は別電源

 

 で拾うセッティングにすればさらにバランスが取れそうではあり、それは次回

 

 試してみる予定だ。 ちなみにライブウェルは実際に浮いてみた時にかなり

 

 の前傾姿勢になった場合、水を入れてリアを重たくするために乗せておいた

 

 が今日は使うことはなく、ただのレインウェア入れとなっていた。 

 

 

 

  ちなみにリア側はエンジン26kg、ガソリンタンク10kg、リチウムバッテリー

 

 12kgで約50kg弱の荷重。 エレキ限定フィールドでやる場合はおそらく鉛

 

 を2発積むセッティングのほうが良いかもしれないだろう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ということでエンジンでも走ってみたが、まったく問題無し。 もちろん波が

 

 出てしまったら減速して波を叩かないように走らないと、フロントデッキへの

 

 ダメージが出てしまうため、全開走行は平穏時のみだ。 

 

 

 

 

  という訳で実釣内容。

 

 

 

 

  本流下流は激濁り。 本流上流も激濁りのガン流れ。 水温は20℃…。

 

 仕方なくメインステージを支流サイドへと変更し、合流点カバーを撃ってみる。

 

 濁りの度合いは支流側は本流サイドよりはいくらかマシではあるが、こちらも

 

 通常よりは流れがかなり早い。 

 

 

 

 

  そんな中、早速ピンポイントGPSを駆使して、オカッパリ状態でスモール

 

 狙いの釣りをやってみる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  プルルンッと坊主回避の豆スモールをキャッチ。

 

 

 

 

 

  仲間達もほとんどノーバイト状態で苦戦している中、貴重な1尾である。 

 

 

 

 

 

 

 

 

  11時頃、雨がポツポツ降ってきたので今度は上流スロープ対岸の木の下

 

 でアンカーロック。 これまた凄い精度でオーバーハングの下から外れること

 

 なくポジションキープ。 いやー、この機能は本当に凄い…。 ちょっと世界が

 

 変わったな、というくらいの衝撃であった。 

 

 

 

  オーバーハング下で雨をしのぎながらのランチタイム。

 

 

 

 


 

 

 

  上流のスロープの周辺でも目で見て分かるくらい流れているので、これは

 

 O橋よりも上まで行ったらかなりのガン流れだろう…。 それでも仲間達は遡上

 

 していった。 釣りになるのは合流点から第一DHまでの間かな? と判断して

 

 ランチ後は周辺のカバーをもう一度丁寧に撃ってみることにした。 すると3回

 

 バイトがあって2本キャッチ!

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

   25cmくらいのラージが2本釣れてくれた。

 

 

 

 

  正午を過ぎた頃、下りながら釣りをしていくと、下流スロープから遅れて

 

 エントリーした仲間が上がってきたのでしばらくダべリング。 するとそうこう

 

 しているうちにゴロゴロと雷が鳴り始めた。 これはヤバい、ということで自分

 

 はエンジンで下流スロープ方面へ。 仲間は上流に行っている仲間を追って

 

 上流方面へと走っていった。 

 

 

 

 

 

  走っているとポツポツだった雨が大粒の土砂降りに…。 

 

 

 

 

  下流スロープに着いたらとりあえず船は放置して車に退避…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  マジかよ…、全然片付けられないじゃん…(汗) 

 

 

 

 

 

  30分くらいして雨が小降りになってから片付けを開始。 とんだデビュー戦

 

 となってしまったツアープロ導入戦であったが、ひとまずデコらずに終えること

 

 ができた。地獄の水抜きをしながら片付けを1時間かけて終え、15時に帰宅。

 

 車の荷物の積み方とかも根本的に変えないとダメそうなので、その辺まだまだ

 

 色々試していく必要も出てきた。 イメージしていることと、実際にやってみると

 

 初めて見つかる問題点。このGAPを埋めながら新しいルーティンを築いていく。

 

 WP-298Dえのちん号のバージョンアップはまだまだ始まったばかりである。

 

 

 

  …ということで本日の動画。

 

 

 

  

  ツアープロセッティング解説動画。

 

 

 

 

                            それではまた!