相変わらず毎日暑いが、そう言って引き籠っていててもバスは釣れない。
ということで今日もしっかり暑さ対策の準備をした上でフィールドへと向かう。
前日に日本海側を台風が通過したため、今日は前夜から続く強烈な南風
が残っており、爆風状態の中からスタートすることになってしまった。
セレクトしたステージは謎の川。 今年2回目の訪問となる。 同行者は
3月以来の同行釣行となるTチャー氏だが、彼はこの謎の川は訪れた事が
ないということで、自分が案内することになったのである。
AM5時15分頃に合流して準備開始。
土手の上は立っているのもやっとなくらいの爆風であるが、両側を土手で
囲まれた川の上は風はさほどでもなかった。とはいえ通常よりは朝から強い
風が吹いている立ち上がりである。 水温は26℃スタートで少しだけ濁りアリ。
風が止まった瞬間に見たら、流れは少々あるみたいである。 昨日、10cm位
は増水してそこからまた戻った、という状況だ。
ひとまず、水通しがいいのは当然上流。 そして爆風であるためこれはスピナー
ベイトだろう、ということでシャローロールをセットして巻きながら上流へ進んで行く。
最初の橋のちょっと手前で自分のシャローロールにチェイス。
35cmくらいのバスだったがフックアップせず。 そのまま巻き進んで行くと
すぐに25cmくらいの小さいバスが食ってきた。
小さくてもスピナべで釣れると嬉しい。
さらに橋を越えてTチャー氏と話しながら巻いていると、ガツンッ!とバイト!
結構いいファイトをしたのでいいサイズだろう。
おお、久しぶりに40UPありそうだ。
1ヶ月ぶりの40UP、41cmのジャストキロ、であった。
このシャローロールでの連発劇に驚いたTチャー氏。 なんとまったく同じ
シャローロールを持ってきている、と言う。個人的最強カラーであるホワイト
チャートクリスタルである。正直マッディウォーターであれば、ただのホワイト
クリスタルかブライトチャート、そしてこのホワイトチャートクリスタルの3色が
あれば全てカバーできる、と思っているが、その中でもホワイトチャートは
最も実績が高いカラーだ。
ほどなくしてTチャー氏も、この謎の川初フィッシュをシャローロールで釣る。
逆光気味で暗くなってしまったが、ホワイトチャートクリスタルであることが
分かるであろう。 その後どんどん上流に向かっていき、音だけインレットや
ドバドバ土管、激狭ストレッチ、ドバドバ水門等を過ぎて最上流セクションへ
向かう最後の鬼門のチャラ瀬にさしかかった時にTチャー氏が2本目。
2本目からは小さめのクランクでキャッチしていた。 その後さらに2本
追加し、Tチャー氏は巻物オンリーで4本をキャッチ。
最上流の堰まで行ってみたがオカッパリも入っていたため折り返す。
下りはテキサスにかじるようなバイトがあったシェードエリアに2インチ
センコーを投げるとギルがひたすらヒットしてしまった。 あのバイトの
正体はギルであったか…。
結論から言うと今日はテキサスではギルのバイトしかなかった。バス
はおそらくショアラインからは離れた位置を泳いでいるのであろう。朝の
スピナべでの食い方も、通常だと岸際に着水して巻き始めてすぐに
ガンって食ってくることが多いが、それよりは少し外側の沖目で食って
きたからである。
Tチャー氏がクランクで連発しているようなので自分はシャッドを選択。
イマカツのIS-WASP50でやり始めるとバイトがあったがネットイン寸前
でバラしてしまう。
エントリー地点付近まで戻ってきたところで橋の下に入りランチタイム。
午後は下流に行ってみよう、ということで自分は昼食後に釣りを再開して
川を下り始めるが、Tチャー氏は少し昼寝をする、という。 今年一番暑い
だろうという日であったが、日影はまだなんとかなるし、何より風が強いのが
最大の救いでもあった。 昼前くらいから爆風ではなくただの強めの風、に
戻ってしまってからは巻物への反応は薄くなってしまった。
それでも下りながらIS-WASP50で
バラしたのを取り返した後、このIS-WASPは捨て網の餌食となり殉職。
仕方ないのであまり釣れる気はしなくなってしまってはいたがシャローロール。
国道のちょい上でレギュラーサイズ。 これで4本目。 さらにコイツも…
もれなくご当地名物のアメナマである。
結局バス1本+アメナマ1本でディープホール周辺まで下ってきてしまった。
ただディープホール周辺は季節問わず魚影が濃い場所でもある。 ノーシンカー
にしてあった2インチセンコーをリグり直し、ダウンショットへと変更する。
すると…
コンディションのいい5尾目をキャッチ。
この後Tチャー氏が昼寝から起きて川を下ってきたところで合流する。
こんな感じで釣った、っていうお手本キャストをしたら、なんとアッサリと
ここでの2本目をキャッチ。
40は無さそうだけど38cmくらいで900g近い個体であった。 そのまま
釣れ筋情報をTチャー氏に共有をしていると、ひときわ大きな何かが食った。
ドラグもかなり出して重たいし、何よりも水面まで浮いてこないのだ。
デカいキャットの可能性もあるが、バスっぽい引きの感触…。
水面に出てきたのはデカいバスであった。
これはさすがにここでも滅多に出ないサイズ! 重さから測ると1450g!
45cmの1450g! いやー1ヶ月ぶりの40UPなだけでも嬉しいのだが
41cm・ジャストキロに加えて45クラスまでゲットできたので何も言うことは
ないだろう。 これをキャッチしたのがジャスト14時頃。 7本目の奇跡だ。
その後はTチャー氏とともにエントリースポットに戻るべく、川を上りながら
釣りをしていく。エントリースポットに到達した頃には時刻は16:30を過ぎて
いたので片付けを開始。 結局9バイト7フィッシュ、という結果に終わった。
汗だくになりながら片付けて17時ちょっと過ぎに現地を離れた。
かつては年間で20回近く通ったりもした謎の川。 最近では年に2~3回
しか来れていないが、やっぱりこの川も楽しいフィールドであることには違い
ないだろう。 ということでお暇な方は動画もどうぞ。 それではまた!