本来menstagram活動としては、ラーメンそのものに点数をつけたり評価を
したり、優劣をつけたりはしない姿勢でやることにしている。 ということは前
の記事でも書かせていただいた。 とはいえまた食べたいベスト5杯を今回
はそれぞれのお店を訪れた際のエピソードを踏まえて紹介したい、と思う。
ざっくりであるが、2020年中に新規で訪問して食べたラーメンは136杯。
累計ではざっと年間200杯以上は食べているが、当然、昔から通っている
お店の再訪であったり、短期間の間でのリピートもあったりがあって200杯
は超えているのだが、単純に初めて食べたのが136杯である。その中から
2020年内の新規に食べたお店からの5杯、を紹介してみたい。
なお、インスタに投稿した写真は投稿後に削除していってしまうため、今回
は自分のインスタのスクショとなってしまい、少々分かりづらいがご容赦頂き
たい。 ちなみにラーメンのジャンルは最近では何でも好きで、特に何系が
いい、とかは無い。 20代の頃は豚骨醤油一辺倒だったけど、年を重ねて
からは本当にどんなジャンルでも食べるようになった。
で、最初の一杯。
神保町にあるかつぎやさんの担々麺。 メインの大通りからは1本入った裏の
路地のようなところに半地下みたいな形であるお店であった。 神保町と言えば
ラーメン二郎神保町店が有名であるが、副業のバイトの休憩時間中だったため
当然そんな行列店に並ぶことはできなかった。サクッと入れそうだったので何と
なく入ってみたらこれが大正解であった。 担々麺のスープも色々な作りがあり
表面だけは担々麺風に白ゴマのペーストが乗っかってるけどその下地はただの
酸っぱいスープだけになってるとか、挽肉を辛く味付けしてあってその辛みだけ
で全体をゴマかしてたりするスープも多いのだが、このお店のスープは違った。
最後まで白ゴマペーストの濃厚さを感じさせるスープであり、一気に全ツユして
しまうほどの絶品スープであった。 麺とか具とか他の事は良く覚えていないが、
とにかく担々麺のスープとしては過去に味わった担々麺の中でももっとも好みの
味であった。
次に2杯目。
東池袋にあるだいはちさん。 この日は現場が護国寺寄りの東池袋であり
外での仕事であったが、途中から土砂降りに降られてしまい全身ズブ濡れに
なってしまった日であった。 現場が終わり、東池袋駅のほうに歩いていくと、
反対車線側にらーめんののぼりが見えたので信号を渡って行ってみることに。
東池袋と言えば、全国的にも有名なあの大勝軒の総本店があるところだが、
過去にさんざん行ってるお店でもあるので、今回はそのらーめんののぼりの
見えたお店へ行ってみることに。 どうやらタンメンメインのお店のようだった。
タンメンと言えば基本は塩。 ところが、全身ズブ濡れで冷え切っていたので
本能的に味噌タンメンを頼む。 体の芯まで温まる優しい味が非常に染みた。
近くに行った時にはまた食べたい、そんな一杯であった。
そして3杯目。
こちらも非常に有名な銀座篝さん。 その名の通り本店は銀座にあるが、
自宅から近い池袋のエチカ池袋内にも支店があるというので行ってみた。
ベースは鶏白湯で塩と醤油が選べるが、初めてだったので塩で。 鶏白湯
もめちゃめちゃ沢山食べていて、正直どこもかなり美味しいので差は無い
といえば無いのだが、ラーメンとしての完成度の高さはやはり頭ひとつ抜き
んでているお店であった。 ノーマルのラーメンで一杯1000円するが、それ
だけの価値はあるクオリティである。 スープの濃厚さは秀逸で当然全ツユ。
ちなみに現在では主要な駅付近には支店が結構出店されているので、是非
訪れてみてほしい。「かがり」で検索するとすぐに出てくるはずだ。
次に4杯目。
京王線笹塚駅付近にある、豚の旨味ラーメンとんくるさん。ちなみに紹介して
いる順番にウマい順とかそういうのは一切無い(笑) これも副業の休憩時間中
にぷらっと寄ってみたお店。 その名の通り、豚の旨味が前面に押し出された
スープであり、博多風ともまたちょっと違う独特なテイストである。スープを一口
味わった瞬間に「ワイルドだな」 と思ってしまう味であった。 替玉が140円と
ちょっとコストパフォーマンス的には厳しいかな、という部分を差し引いてもなお
価値の高い一杯であることには間違いない。 余談だがこのお店のインスタの
公式アカウントからいつの間にかフォローされていた(笑) だから掲載した訳
ではないが(笑)
最後に5杯目。
山手通りの板橋熊野町交差点付近にある、NO.11さん。 写真で見て分かる
通り二郎インスパイア系である。 というか実のところは直系に近い。 ここの
店主さんはマサさんと言って、以前はラーメン富士丸の板橋南町店の店主さん
であった。 ラーメン富士丸は、元々ラーメン二郎赤羽店の店主さんが富士丸
に屋号替えし、その後独自で支店を増やしていった二郎の派生型である。
当時、このラーメン富士丸板橋南町店は山手通りの内回り、要町交差点
の近くに所在しており、夜であれば目の前に車を停車して食べることができた。
2006年頃から2013年くらいまでの間、車通勤で富士丸板橋南町店の前を
通るルートで通勤していた頃もあり、ほぼ週1回のペースで通っていた。正式
にいつ頃だかは忘れたが、閉店してしまい、その後マサさんはどうしたものか
と思っていたところ、たまたまインスタの投稿でマサさんがNO.11として再開
していた事を知り、ソッコーで訪れたのである。 数年ぶりにマサさんにお会い
したが、自分の事を覚えていてくれて「お久しぶりです!」と声を掛けて頂いた
ことが物凄く嬉しく感じた一杯であった。 味が大好きなのだが量が半端ない
ので、いつも麺半分で頼んでいて、板橋南町時代の後半は何も言わなくても
麺半分で出してくれるようにはなっていたが、それでもケッコー適当で麺半分
って言ったのに今日めっちゃ多いじゃんみたいな事がしょっちゅうあったりして
それはそれで楽しい思い出でもあった。 味は相変わらず健在。 マサさんの
ラーメンは紛れもなくマサさんのラーメンの味であった。
…という訳で2020年に新規で食べた136杯の中から、おススメの5杯を
記載してみた。 他にも美味しいお店はたくさんあって、本当ならば一杯一杯
にこのようなストーリーはあるのだが、それをやっていると書ききれないので
まあこういう機会に5杯分だけに絞って書いてみようかと。
で、ちょっとだけネガティブな話題。 ラーメン巡りをしていて、個人的に?
と思う出来事があったので書いておこう、と思う。 今回紹介していないある
お店を訪れた時のことだ。 現地地元では結構有名なお店で、昼時は行列
が出来て外で待つくらいのお店であった。 客席はカウンター席のみ8席の
お店である。 自分も外待ちの6人目くらいに並び始め、店内に着席をした
のは15分ほど経ってからのことであった。 なんか回転悪いんだよな、と
思っていたら、良く見ると一番はじっこの席の男性はツマミとビールだけで
さらにはビールのお代わりをオーダー。 他の7席はゆっくりと回転している
にも拘わらずその男性だけはずっと居座り続けていた。 平日の正午くらい
にも関わらず、だ。 自分は酒がほとんど飲めないのでそういった楽しみ方
とかは正直まったく分からない。 ただ、それって行列のできるラーメン店で
やることじゃないだろう? と思ってしまった。もちろんそういう顧客をそれで
良し、としてしまっているお店側の考えなのであればそれは仕方ないのだが
個人的にはそのお店側の姿勢もちょっと問題かなあ…とは思えてしまう。
周りにはいくらでも昼からやっている居酒屋とかもっとガラガラの中華屋
とかがたくさんある訳で、なにもその昼からチビチビビールでまったり、を
この人気で行列ができる店でやらんでもよかろう? とは思うのだが…。
ま、これが昨年色々食べて回っていた中で、一番引っかかった出来事かな。
…と最後はちょっと愚痴っぽい話になってしまったのだが、とりあえず昨年
食べたお店からのベスト5を書いてみた。 それではまた。