数日前、カズさんから年末カズカップ開催の告示があった。 今年は29日の日曜
開催で、ステージは三島ダムである。 三島だとライブウェル使用禁止であるため
デジタルウェイイン方式になるだろう。 まあこの時にしか会えない仲間と会うのが
目的の大半なので、釣れても釣れなくても楽しめればそれでいいと考えている。
で、現時点で分かっているのがその翌日から鬼の連続勤務…。新年最初の休み
が1月10日近くまで行かないと休めないことが確定しており、残念ながら新春での
えのちんカップは年明け開催ではなく、2月とか3月に開催とかになりそうである。
まあ今回の冬は例年以上に釣行ペースをスローダウンさせる予定であり、月間の
釣行回数も、もしかしたら月2~3回程度まで抑えることになる可能性もあるため
ある程度忙しいのはちょうど良いのかもしれないが…。
さて、前回御近所リバーで完敗を喰らったため、予告通りにヅラダムへ逃亡(笑)
ブラックビーバーのえのちんさんならデカいの釣ってくれるでしょう!なんてSTM氏
がブログで書いていたので当然ブラックビーバーメインでシャローをやり切るプラン。
定刻で出船、水温は13℃。ヘラのお客さんはゼロ、バスは6~7艇といったところ。
で、最初の写真でも分かる通り、濁りがかなり強い。 こうなるとディープは機能が
難しく、シャローカバー中心になってしまう。 それもアピールの強いテキサスリグで
リアクション的に食わせていかないとバイトが得にくいのである。 こういった状況は
当然ながら黒ビーバーの独壇場と言っても良いだろう。
ひとまず左の最上流を見に行ってみることにした。 途中途中実績あるカバーを
撃ちながら進んでいくが気配が感じられない。 西淵の大Uターンカーブを曲がると
切れた電線が垂れ下がっている所があるが、そこがきれいな水と濁り水の境目と
なっていた。
左の澄んだ水(といってもそれでもまあまあ濁ってはいるが)に入っていくと水温が
11.2℃まで低下した。 このきれいな水エリアでは完全にノーバイトであったが、
境目のちょっと下流にの川のど真ん中にある倒木にビーバーを撃ち込むと、一気に
スパーンッ!と持っていくバイト!
おお、バスが居たぜ! 30cmちょいだけど坊主を防ぐ貴重な魚だ。ところが川筋
はこの1尾だけで続かず、再びボート屋さん前まで戻ってきてしまう。 すると桟橋に
ボートをくっつけて何やら短い竿をしゃくっている人がいたので近寄ってみるとなんと
O氏であった。 ワカサギが釣れるかどうかを検証しているのだ、という。
そう、実はこの戸面原ダム。 今年の春からワカサギの稚魚を放流しているのだ。
聞いた数だと相当な数を放しているはずなので、ワカサギ釣りだけでも一日の釣り
が成立しそうなくらいだし、バスがワカサギを食う事を覚え始めたらバスの動き自体
も相当性質が変わってくる可能性があるのだ。
しばらくやったらバスをやる、というO氏と別れ今度は下流に向かって桟橋付近の
浮きゴミからビーバーチェック。 あるカバーでグググッと下へ引き込むバイト!!
思いっきりフッキングするが枝に巻いて取り出せなくなってしまった。 魚は水面に
見えているが、流木が多くて魚の場所までボートを寄せることができない。
仕方なくネットを伸ばしてキャッチして結び目の上でラインを切って回収する作戦。
こんなに小さいけどこまかーい竹の枝みたいのに巻かれちゃうとキャッチに苦戦する。
そのまま岸沿いに撃っていきながらキャンプ場ワンドへ入っていく。すると日影なので
かなり体感的に寒く感じるが、それでもキャンプ場ワンドは真っ先に先行して入ることが
できれば高い確率でバスをキャッチできる場所である。
最奥の浮きゴミ、前回来た時に45cmをキャッチした場所に黒ビーバー。
これまたググーッと引き込むようなバイト!
今回はあっさり出てきてブッコ抜き。
スマートだが36cmあった。 一応明らかに35cmを越えてたらメジャートレーに軽く
あててみることはした。 今日は重さは一回も測らなかったけど(笑) これが3本目。
キャンプ場ワンドを出て岩盤の滝を見に行ってノーな感じ。石田島を軽くなめてから
光生園下のカバーへ入る。 ちょぼちょぼ土管の万年ゴミがノーバイトなのは想定内。
次にゴージャスレイダウンでテキサスを入れるとこれまた真下に引っ張り込まれた!
ところが枝と枝の隙間がバスの口よりも狭いところで食ってしまい、まったく出て
きやしない。 うーん、どうしたものか…。グングン行ってるんだけど姿が見えない。
ちょっとだけ考えて、結論クラッチフリーにして泳がせた。
しばらく好きなように泳がせてラインを出させると少し離れたオープンな場所で
水面に出てきてバシャッとなったのでその瞬間にネットでキャッチ。 再びライン
を切って回収パターンでキャッチ。
これ、写真を撮影した後にラインを切っているが、実は相当長い長さラインが出て
いる状態なのである。 なんだか今日はこんなんばっかりだが、ひとまずシャローで
普通にバイトはあるぞ!?
…ということで片っ端から浮きゴミやレイダウン・ブッシュをテキサスで撃っていく。
途中、パワーフィネスのジグも入れたがこちらは無反応。やはりアピールは重要だ。
これからの季節、陽当たりのいい岸側のカバーが良くなってくる。 時間もちょうど
昼前くらいになったところで中島ワンドへと入る。
やっぱり居た。 あっさり5本目で5分もしないうちに
6本目。 やはりこういう水質、そして日光が当たっているショアの浮きゴミ下を
釣る釣りではブラックビーバーは鉄板だろう。
で、だいたい一回りしてしまったので2週目。 今度はフラットな場所で黒レッグ。
STM氏がレッグワームを適当に投げると釣れる!と言ってたのでマネしてみるが
自分には全く釣れない(笑) というか最近レッグワームでラージが釣れない病に
かかっている自分が居る。 スモールならギリ釣れるんだけど。 年末カズカップ
までに修正しておかなきゃ…。
再び左の川筋方面へ行ってみる。 朝は撃たなかったカバーや日影だけど実績
のあるカバーを丁寧にチェックしてみるが無の時間が続いてしまった。
釣りに夢中で全然見てなかったけど、今、紅葉がきれいなのね(笑)
岸から太さ10cmくらいの枝が倒れ込んでいるレイダウンにビーバー。
入れパクでグーンッ!
7本目をキャッチ。ちなみに遠目に見えるボートがO氏。 この時点で水温14℃。
これが今日の中では一番デカい感じがしたのでトレーにあてると39cm。
気分を良くしてさらにシャローカバーを撃ちまくるものの、またしても無の時間。
本湖方面のカバーをやったり、再び中島へ行ってみて2本釣れたカバーを撃ち
直してみたり、ボート桟橋対岸のワンド入り口でレッグワーム投げてみたりしたが
何も起きず、結局15:45、合計7本キャッチにて桟橋へ帰着。
片付け始めるとO氏が戻ってきて話すと、なんとO氏は対照的にダウンショット
で9本キャッチ、だという。 レンジ的には3mくらいが良かったそうな…。自分は
レッグワームは5~7mでやっちゃってたのでそれだとまだ深すぎなんだな…。
そんな訳で片づけて16:30に現地を発った。
ま、12月の釣りでシャローをテキサスで7本なら悪くはないかな! それではまた!