ヤフーブログ時代から、毎年元旦の挨拶の記事でその年の目標であったり釣行
コンセプトを書いてきたのだが、今年のテーマは「Rebuiding」。 新しい釣りの楽しみ
方や向き合い方を模索しながら再構築する年。 そう位置付けて取り組んできた。
ところが蓋を開けてみると、「新しい~」と銘打っているにも関わらず、やっている
ことはむしろ昔に逆戻り? な展開となってしまった。もちろんそれには背景があって
過去最高に仕事が忙しい事により、時間的・体力的に釣りにエネルギーを割くことが
難しくなってしまった事。また春に引っ越しをした際の出費に伴い、経済的にも釣りに
経費を割ける範囲が狭くなってしまった事、が大きな要因となっている。 この時間的・
体力的・経済的な3つの問題を一発でクリアできてゲームが成立するフィールドは、他
ならぬ御近所リバーだったのである。その事に改めて気が付かされた、そんな2019
シーズンだった、と振り返っている。
房総方面のメジャーフィールドでのゲームや、トーナメント参戦といったゲームに傾注
してきた2017年~2018年は、御近所リバーには実に年に2~3回しか来ていない。
ところが今年は数えてみると実に15回は釣行している。 自分があまり来ていなかった
頃から通い出した新しい常連の人達とも仲良くなり、そういった意味では新しい仲間も
増えたという点では、「新しい~」 というコンセプトは満たせているのかもしれない…。
さて、そんな御近所リバー。 今日は今年16回目の訪問となる。 前週世界遺産の
帰りにほうとう鍋を食らいながら、NZ-KAZU-さんとは「来週は御近所でしょう?」なんて
いう話をして別れたところであった。 ここ御近所リバーも台風19号で相当な増水をし
おそらく新しい崩落とかが色んなところに出来ているに違いない。 今日は釣れない
かもしれないが、そんな台風後の状況を自分の目で見ておこう、ということで船を出す
ことに決めたのである。 数日前にハンターことピンチーニョ氏も休みが重なるという
ことで、ハンター初エントリーとなる下流スロープにて6時に合流することになった。
テキトーに撮影したんだけど、なんかスゲーいい写真(笑) これぞインスタ映え?
これ、しばらくはパソコンのデスクトップ背景に使おう。
自分が先攻して浮き、NZ-KAZU-さんが次にランチング。 ハンターは初エントリー
なスロープなので後からゆっくり出す、という。 一応ハンターにはどこそこのストレッチ
がどうであーで、という説明はしておいてから自分はエンジンでH橋の先を目指す事に。
水温はスロープ周辺で14℃あるなし。 濁度は当日の朝で25であったが、台風15号
の数日後の濁度40でも釣れたんだからまあ問題はないだろう、というレベル。
で、お目当てのストレッチにと到着すると、恐ろしい光景が待っていた。
100mくらいのセクションがまるごと崩落しているような状態になっているのである。
以前はボートポジションで4~5mはあったところが数十センチ。 水中に倒れこんで
いる木はゆくゆくはいい感じのカバーにはなっていくだろうが、まだフレッシュな感じな
ので、バスが着いているかは何とも言えない。
とはいえ取りあえず片っ端からテキサスを撃っていってみることにした。
7時頃、オレンジ水門のちょっと下流のストレッチで、19号で倒れた新しい倒木の
際にテキサスを落とすと、もわーんとラインが動き始めたのでフッキング!!
バスがぶっとんで来てブッコ抜きだったが、嬉しい嬉しいファーストフィッシュ!なんだ?
今日はイケるんじゃねーか? と思いきや、実際問題コレは相当なラッキーフィッシュで
あったことが後で分かる。
途中、スンゲーでっかいマットレスみたいなのが木の上空に… 自然の力の恐ろしさ
を痛感させられる光景であった。
その後も同じサイドを撃ち上がっていき、2つめの渡し船を超えたところでさらにもう
1バイトあったが、これはノラーズ。 そこでエンジンに火を入れ、Ⅰ川を目指すことに。
合流点でエンジンを停めてエレキを降ろし、カバーを見ていくがこちらも倒木が凄い。
Ⅰ川スロープの前に到達すると、浮いてるボートの人が手を振っているので良くみると
KRSさんであった。 今年もう3~4回はお会いしているのでしばしダべリングモード(笑)
本当にⅠ川に集中して通っているロコである。 おっと、Ⅰ川の水質であるが本流より
もはるかにクリアであり、むしろ9月~10月頭に良く釣れていた頃くらいのちょうどよい
薄濁りな感じであった。水温も15℃と悪くはない。 これはⅠ川は期待できるのか!?
上流のお気に入りストレッチはところどころこんな感じで新しい崩落ができていた。
テキサスで撃っていくが今日は何も起きない。 スモールの実績ポイントに着いたので
ダウンショットとジグヘッドでもチェックしていくが、そういった釣りにもバイトが出ること
なく、お気に入りストレッチが終わったところから折り返して下りながら釣りをする。
NZ-KAZU-さんもちょっと下くらいのエリアまで上がってきているみたいである。
下っていくとNZ-KAZU-さんとKRSさんが近くでやっていたので状況を交換してから
自分は合流点まで下る。 この時点で正午くらいだったと思う。
そこまで本当にバイトすらないため、これはⅠ川のきれいな水に騙されてはいけない
と思い、再び下流のラージゲームに戻るためエンジンで下ることにした。 下流にいる
ハンターと合流するためでもあった。
G橋を超えて左側のテトラが終わると、ナチュラルバンクになるが、そこの始まりに
超ゴージャスな倒木&浮ゴミがあった。 その浮きゴミにテキサスを入れるとグーッと
一気に引き込むようなバイトがあったが、残念ながらスッポ抜けて戻ってきてしまった。
これは、やはり下流だろう。
そのまま撃っていきながら下っていくと14時頃にオレンジ水門のあたりでハンター
と合流した。 ハンターはここまでまだ何もない、という。ハンターはこのエリアで上流
と下流を行ったり来たりしているが、自分はそのまま撃ちながら下っていくことにした。
春に48の1800gクラスをキャッチしたお気に入りの土バンクにビーバーを落とす。
フォール後の1シェイクでガツッと食ったのでフッキング!
これまた吹っ飛んできての抜き上げでキャッチ!!
これは嬉しい2本目!!
37cmながら800gあるナイスフィッシュであった。今日は坊主覚悟だったからサイズ
に関係なく嬉しい。 近くにいたハンターに見せるためにエレキ全開で寄っていった。
さらにストレッチを撃ちながら下流へ向かっていく。
こちらも新しくできた崩落ブッシュであったが、よさげなゴミだまり的な感じのところに
テキサスを入れるとグググッと食い込むバイト。 ところがスッポ抜けてしまったため、
もう一度同じところにスルリと入れると今度はコンッ! というバイトになったので渾身
のフッキング!!
これまた吹っ飛び王子だったが抜き上げキャッチ(笑)
27~8cmだったが嬉しい3尾目だ。 新しい崩落カバーにもしっかりバスは入って
きているようだ。そのままひたすらテキサスで下流スロープ対岸まで撃っていくが一回
だけラインスライド系のバイトがあっただけで16時20分にスロープ対岸まで到達して
しまう。 ハンターも戻ってきたのでキリがいいので16時30分で撤収開始することに
した。
当然ながらNZ-KAZU-さんは真っ暗になっても戻ってくる気配すらないので、先に
上がることをLINEして撤収することにした。帰る頃にはスロープ前の水温も15℃
にはなっていた。 今日は終日無風でアングラー的には穏やかで過ごしやすい1日
であった。
そんな訳で「Rebuilding」。 今年はこの御近所リバーが自分にとって何よりも適切な
フィールドであることを再確認できた1年であった。 そもそも自分のアルミボートはこの
御近所リバーで釣りをするために手に入れたものだからだ。 2020年シーズンも今の
傾向は続いていくこととなり、おそらく来年は再びこの御近所リバーをベースとして活動
していくことになるだろう。 そんな2020年の釣行コンセプトについては、また来年元旦
の挨拶の記事にて記したい、と思う。
とりあえずは年内もまだ数回くらいは遊びに来たいと思う。 それではまた!