本来ならば違うプログラムを考えていた今週の休日。 しかしながら先週の2日間連続

 

 坊主という歴史的敗戦…。 プロスポーツの世界であれば監督解任レベルの惨劇である。

 

 さすがにあのままで終わる訳には行かない…。 

 

 

 

  魚たちの状況が変化することを祈って中6日で神秘のダムへリベンジマッチへと向かう。

 

 今回も宿泊形式のⅡDAYS。ただ、今回は前回と違って完全単独での2日間となる予定だ。

 

 

 

 

 

 

  管理道路入り口ゲートに到着すると3番手。 先行のバスボートの方は以前もここで

 

 お会いしたことのある、超凄腕の神秘のダムマスターのKさん。ちなみ軽トラのボートは

 

 NBCとか貼ってあるが、バサーではない(笑) 

 

 

 

 

 

  2日間ともに雨の予報は出ていたが、DAY-Ⅰのスタート時は程々に晴れてくれていた。

 

 貯水率は完全満水の99.0%、水温は18℃である。 Kさんはまずゴジラワンドからやる

 

 ような動きだったので、自分は一気に本流最上流へと向かった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  途中、この時期にバスが多いロックエリアやインレットをチェック、何尾かやる気なく

 

 浮いているスモールを見たが、ニュートラルで食わない系だったのでエレキで伝説の

 

 ワンドへと入る。 このタイミングなら例年通りならネストだらけになっているはずだ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ところがバスの気配がほとんど感じられない。 さっぱり釣れなかった前回でさえこの

 

 ワンドの中では常に3~5尾のスモールは見えていたのだが、フラフラ泳いでいるような

 

 ヤツは見当たらなかった。 ところが、水中を良く見ていると、かなり深い位置でグルグル

 

 追い払う系の動きをしている魚体が見えた。 

 

 

 

  おお~、いたいた! とりあえずコレをどうにか釣って坊主を脱しよう(笑) 

 

 

  

 

 

  

 

  スモラバ・マイラーミノーのヘビーダウンショット・ギルダ等を試してみたが無反応。

 

 

 

 

 

 

 

 

  で、こういう時は安定のスワンプミニスカッパノン。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  一撃で食った!!笑 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ドラグガン出しのスーパーファイトであったが、なんとかネットイン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  やっぱスワンプミニ、強いな~! 

 

 

 

 

  ウエイトは1700gと言ったところ・・・

 

 

 

  長さは49cmといったところだろうか。

 

 

  ひとまず前回2連敗からの脱出フィッシュ! 49cm・1700gをゲット!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  その後は翌日の材料を拾うため、ジグヘッドで流しながら最上流域をエレキで回る。 

 

 単発のフラフラ個体はあまり居なかったが、いよいよ産むか?というペアリングの位置

 

 は抑えておいた。 ペアリング中でも場合によっては釣れることもあるのだが、広範囲

 

 でグルグルやっている場合はあまり口を使わない。 周回半径が3m程度まで縮まって

 

 くると釣れることがあるのを知っているからだ。 

 

 

 

 

 

 

  最上流域は他にあまり目ぼしいスポーニング行動の魚が居なかったため、下りながら

 

 ワンド巡りをしてみようとエンジンに火を入れた。 ちょうどこれが11時前くらいだったが

 

 雨がポツポツ降り始めた。 一応朝から雨対策で全身レインウェアにしておいたのだが、

 

 雨の中エンジンで走ると顔面水びたしとなる(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  万年雪ワンドの沖あたりで、下流側からKさんのバスボートが走ってくるのが見えた。

 

 湖のど真ん中でエンジンを止めてエレキを降ろして情報交換。 なんとKさん、すでに

 

 二桁近い釣果!? 自分とは全然真逆のパターンで基本ブラインドスタイルで釣って

 

 おられるのだが、とにかくその引き出しが半端ではない。 これまで自分が組み立てて

 

 きたこのダムでのロジックを根本的にひっくり返すレベルの、目からウロコものの話を

 

 聞くこともできた。 本物のエキスパートとはまさにこの方の次元なのである。それと

 

 比べると自分のレベルはまだまだお子様レベルである…。 

 

 

 

 

  N沢の上流がアツいですよ! と教えていただいたので、ワンド巡りは最小限にして

 

 自分もN沢へと向かってみる。 最上流手前に、ヘンテコな出っ張りインレットがあるが

 

 その周囲が魚が濃かった、という。 ところが到着してみるとあまり気配が感じられない。

 

 

 

  

 

  エレキで周囲をウロウロしながらジグヘッドを投げていると、雨と微風で水中が見え

 

 にくいが、2尾の魚がグルグルしているのが見えた。 そのグルグルのど真ん中に

 

 スワンプミニをキャストして放置。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  トンッ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  竿先に明確に出るバイト!! これには即合わせ!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ジーーーーーーーー!!

 

 

 

 

 

 

  イージス2004のドラグが悲鳴を上げる。 コレはデカい…!  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  最初、自分が釣られている認識があまり無い段階はグネングネンただ重たい感じで

 

 巻き取りについてくるのだが、違和感を分かった途端に強烈に下へと突っ込むファイト

 

 をし始めるので、非常にスリリングである! 

 

 

 

 

 

 

  どうにか浮き上がらせてネットIN!!

 

 

 

 

 

 

 

 

  コレはいいサイズ!!

 

 

 

 

 

 

  惜しくも2kg届かずの1960g・・・   でもフツーにデカい・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ゴンザった。 何気に今年初の50UPであり、実に1年振りの50UPでもある。昨年の

 

 7月5日にこの神秘のダムで52cm・1920gを釣った時以来なのである。 

 

 

 

 

 

 

  無事、ツアーの必達目標を達成することができた。 51cm・1960gを2尾目にキャッチ!

 

 

 

 

  実は前週の合宿の際に、事前に設定していた目標がある。 それは両日ともに最低1本

 

 づつキャッチで、なおかつ1本は50UPを釣る、という目標である。ところが前週はその1本

 

 すら敵わずに両日ノーフィッシュという惨敗であった。もちろん今回も目標としては同じ内容

 

 の目標でトライしていたのである。 これがちょうど13時頃のキャッチであった。

 

 

 

 

 

 

  この後、ちょうど雨がやや強く降り始める。 エンジンに火を入れ、一気にゴジラワンドへ。

 

 

 

 

 

  朝はKさんが入っていたので触らなかったゴジラワンド。 とりあえず一通りチェックする

 

 ため、赤土バンク(といっても水没していて見えない)のジグヘッド撃ちからスタートする。

 

 水中島、奥の変なアシエリア、と回り切り株お化けの岬に来るとこちらでもペアリングが

 

 始まろうとしていた。 ただ、巡回範囲が広すぎて戻ってこなくなってしまった。 

 

 

 

 

  仕方なく次の白砂岬へと行くと、白い砂地の上にドス黒い魚が一尾居るのがゆらゆら

 

 と見えた。 ギルダから入れるとビビって近くで待機になる。 スワンプミニはスルー…。 

 

 こういう時、意外とリアルワカサギ系ルアーが効いたりするので、マイラーミノーの2.5

 

 インチを14ポンドのベイトタックルでのヘビーダウンショットで入れてみる。 

 

 

 

 

 

 

  グーンと持っていくような感覚があり、水中を見るとバスが横ッ走りしている! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  フッキングをかますとグネグネファイトが始まった! 

 

 

 

 

 

  しかしミディアムのテムジンコブラ、楽勝である!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  見えにくいけど、マイラーミノーをガップリ!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  これが3尾目、43cmの1400gであった。 

 

 

 

 

 

 

  その直後の14時頃、Kさんが上流から戻ってきた。 Kさんは1尾追加しただけ、と

 

 おっしゃっていたが、それでも今日の僕の3倍ですよ(笑) 本当に恐ろしいアングラー

 

 である! Kさんは用事があるのでこれで上がる、という。 自分は明日もあるので今日

 

 はギリギリまで見ていきます! ということで今度はエンジンで下流域のワンド巡りへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  最下流ワンド、キャットワンド、その次のワンド等をエンジンで見て回るが、前回はまあ

 

 まあ見えバスが居たワンドでも、今回はさっぱり居なくなっていた。 ゴジラワンドの最奥

 

 でも今回はさっぱり魚が見えなかったのだ。 やはり明日も勝負は上流なのだろうか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  結局、その後は何も収穫無しに16:30に帰着した。 初日の雨は思ったほど降らず、

 

 レインも外側の撥水をはらって落とせば翌日も全然イケるレベル程度の濡れ具合だった

 

 ので、今回は迷わずDAY-Ⅱに突入することを決断。 いつものごはん屋さんは満員の

 

 ため、トイメンのちょっとお高いごはん屋さんへ行く。 高いけど、ウマい! で、いつもの

 

 お風呂に入り今回も20時には就寝した。 DAY-Ⅱへ続く・・・