珍しく土曜休みがとれたので釣行。今日は春のキングカップで、初出場でいきなり優勝
をもぎ取っていった若手実力派アングラー、Tチャー氏との釣行である。このTチャー氏
というネーミング、ムラさんのインスタにそう書いてあったのだが、非常に絶妙なニック
ネームであり気に入ったのでそのまま使わせていただくこととした(笑)
で、ステージはTチャー氏からのリクエストで御近所リバー。ちょっと離れてはいるが
彼も自分と同じく23区アングラーであり、どこへ行くにもそれなりに高速代やガソリン
代がかかってしまうため、このエコノミックフィールドには興味を持っていたようだ。
ただ、オカッパリ等でちょろっと程度の経験はあれど、実際にボートを浮かべるのは初
とのことで、エントリーから案内させていただくこととなった。

AM5時に近くのコンビニに集合してスロープへ。 先行は2組ぐらいで土曜日って
案外少ないんだな、という印象。 火曜日に降った大雨の影響で結構な増水とにごりが
入ってはいたが、スロープ前を見た感じではどうにかこうにか釣りにはなりそうな程度
までは回復してきているようであった。 水温は19℃で流れがちょっと出ている感じ。
この濁りの取れ始めというのは時として良く釣れたりすることもあるのだが、今日は
実際はそうではなくかなりの苦戦を強いられることとなった。ひとつ懸念事項があると
すると、それはTチャー氏はエンジンを所有していない、ということである。過去には
持っていたこともあったそうだが売却してしまった、とのこと。
そんな訳でスロープからエレキで行って帰って来れる範囲内が今日のメインエリアと
なる訳である。ところが、実は自分的にはスロープ周辺エリアでの釣果の実績は非常に
乏しいデータしか持っていないのである。ジェットスキーが出てくるとジェットスキー
の皆さんのテリトリーとなってしまうこともあり、普段エンジンですっ飛ばして真面目
にやったことがほとんどないからなのである。そうは言っても上流方面へと進んで行く
ために、対岸のテトラ帯を撃ちながら上流に進んで行くことにした。
途中、Tチャー氏の82ポンド2機掛けの全開走行を見せてもらったが、これは速い。
高滝のちょっぱや軍団とタメ線レベルの速さであった。大きいM31MFバッテリーの
2個搭載というのもパワーに貢献しているのだろう。
で、時々乗らない小さいバイトがテキサスにある程度で、明確なフィッシュオンが
まったく無いまま実績ストレッチを過ぎてしまった。自分の目安としているオレンジの
オイルフェンス水門までのセクションでキャッチゼロ…。これは厳しい。一度人気ある
テトラがある対岸へと移動し、今度はテトラ帯をテキサスで撃っていくが、岸際はゴミ
まみれになっていた。ところがこのテトラのエリアはゴミ下にバスが入ったりするのは
今の時期では稀なため、ただただ釣り辛いだけのストレッチになっていただけであった。
再び対岸へ移り、テキサスを撃っていく。
ラインがツーッとスライド…

やっとこ1本目! 小さいバイトの正体はコレだったか?
その後Tチャー氏もバラしたりと8時を過ぎたあたりからようやく魚の気配が感じ
られるようになってきた。キーワードはシェード。なおかつシェードになっていながら
少しだけ水深があるような場所が午前中は良かった。
気が付かないうちにカズさんから電話があったみたいなので掛け直すと、今日も来週
のチャプターに向けて高滝で練習中だという。ところがなんとカズさんに電話フィッシュ!
「あ、デカい! いったん切るね!」 と言って電話を切る。
そのまま上流に進みながらテキサスを撃っていくと…

2本目にラージ! 30cmも無いだろうか。Tチャー氏に先行して2本釣ってしまう
というKYガイドっぷりを発揮…。これをフックを外したり写真撮ったりしているうちに
カズさんから再び着信があった。当然出れなくて折り返すとなんとゴンザった、という。
これは電話フィッシュ料金1cmにつき10円だから515円を請求しなければならない。
…とその直後に悪夢が起きた。電話を切った後、他にもメールが届いていたりしたのを
確認しようとスマートフォンの横ボタンを押すが、画面がアクティブにならない。真っ黒
のままなのである。電源長押しでの強制再起動を試みるが復旧しない。どうやら携帯自体
は起動はしているものの、液晶画面に何も表示されない、という故障のようである。
こいつは面倒な事になった。釣りの後ドコモショップ急行である…。
とはいえ、まだTチャー氏が釣れていない。どうにかTチャー氏にも釣ってもらいたい
ので、ひとまずは2本目の橋までやろうとそのまま釣り進んで行った。ナチュラルバンク
のストレッチが終り、「時代はここだテトラ」に差し掛かった時だ。テトラの真上で何か
を追い回しているバスが居た!ボイルか?
そのバスの正体はネストであった。テトラとテトラの隙間へと戻ったバスは同じ場所
からじっと動かない。この魚をTチャー氏に釣ってもらうべく、自分は周辺でテキサス
を撃ち続ける。ほかにもまだスポーンしている魚は居るのではないか?と思ったが本当
にコレが最終のネストっぽい?
30分くらい経ったか? Tチャー氏が手を変え品を変え狙っていたが、どうにも口
を使わない様子。ちょっとやらしてもらうことにして、自分もスワンプミニを投げたが
これはガン無視。次にスモラバに変えて数投やってみる。
ツーッとラインが動いたのでフッキング!!
食った! 上から見てたサイズ感よりはちょっと大きくて40cmくらいありそう!
テトラの外へ出すと凄い勢いでドラグを出すが、なんとか浮き上がらせてネットイン!

Tチャー氏が撮影してくれた。40cm・900gのまあまあサイズ。というか今の
季節であれば貴重な40UPといったところだろうか。水がきれいな時に雨が降ったり
したらテトラクランクとかでボコボコになったりはすることがあるようだが、ピーカン
無風という今日の状況からしたら貴重な魚と言ってよいだろう。 これまたKY横取り
フィッシュではあるが(笑)
この時点で11時を過ぎていたため、ここから折り返してスロープ方面に戻りながら
釣りをしていくこととなった。個人的には普段はエンジンですっ飛ばしてったり、片方
の岸しかやってなかったのでまったく触ったことがない対岸エリアだったり、を時間を
かけてじっくりチェックできたのはそれなりに意味のある経験となった。
午後の13:30頃、だいぶ下流スロープ付近まで戻ってきた時、実は以前から気に
なっていたポイントへと寄ってみた。ここも普段ならエンジンですっとばす場所である。
テキサスをキャストして手前にズル引いてくると、コンッ!という小さいバイト!
だが乗らないので、これは豆バスが居るのか? と思いスワンプミニに持ち替える。
良く見ると超浅いところに15cmくらいのバスが5匹くらい居るのがうっすら見える。
スワンプミニをキャストして1投目、見えていた小さいバス達が一斉にスワンプミニの
ほうへ(笑)

お約束フィッシュ!笑 なんとか4本目。しかし、こういう豆をバカにしてはならない。
今日はまだTチャー氏がキャッチにいたっていないので、これはTチャー氏に釣ってもらわ
なくてはならないからだ。

御近所リバー版豆の村を攻めるTチャー氏。
数分で答えは出た。

Tチャー氏、御近所リバー初ボートでの初フィッシュである!!
小さくってもいい。ゼロなのか1なのか? は大きい違いだ。下流エリアは実は
こういうバックアップが効く場所っていうのが極端に少ないところが難しい。上流
ならばスモールであれラージであれ、村がある場所はいくつかあるのを知っているが
最下流域での豆の村発見は今日のひとつの成果といえる。本当にたまたま初めてやる
ポイントが豆の村となっていた、というだけのことだが、これはこれでひとつの大事
な発見であり新鮮だった。
さて、ドコモショップに行かなくてはならなくなった関係上、14時30分には
スロープへ戻り、ジェットの皆様と談笑しながら片付けて15時にはスロープから
撤収した。16時にドコモショップにIN。結局、修理預かりとなり代替機を借り
てしばらくはやり過ごすしかなさそうだ。写真とかは結構紛失してしまったがまあ
だいたいはパソコンに移してあったりするのでそこまで問題ではない。
そんな訳でTチャー氏には中途半端な内容になってしまって申し訳ないが、後日
水がいい時にまたじっくりと一緒にやってみたい、と思う。 それではまた!!