元々午後から予定が入ってしまっている休みの日であったため、本来は釣行予定では
なかった本日。とはいえ滅多に休みが合わないハンターと休みが合うという事が事前に
判明し、午前中だけなら、ということで久しぶりのオカッパリ釣行をすることになった。
リバースモールのオカッパリ界からはほぼ完全引退状態な自分ではあるが、ハンター
とは実は密に連絡を取り合ってはいる。2011年の震災の時に初めて一緒に釣りを
した時のハンターは42歳。そして8年後の今、自分も42歳となりあの頃のハンター
と同じ年齢になっているのである。
さて、フィールドはここ最近ハンターが攻めているという無限リバー某所。集合場所
のコンビニには5:45集合の約束をしていたが、自分としては珍しく5:35に到着。
当然ながらすでにハンターの車は待機している状態であった。ビッグリバーK3さんから
託されたハンターへのお土産も無事渡すことができ、フィールドへいざ出発。
まだ薄暗い6時ちょうどに川面に降り立つが、強烈な爆風である。気温は6℃くらい
あるというが、爆風が強すぎて体感的には3℃くらい?上下完全防寒を与儀なくされる。
久しぶりにこの釣り専用に、エアリアルハイパフォーマンスとイグニスタイプR2505
の組み合わせを車載した。ラインは5ポンドである。基本はスモラバであるがトレーラー
に希少のファットシャッド、ブラックとピンクのツートンカラーをセレクトして投げる。
ところが爆風で全然飛ばず、フルキャストの半分も飛ばない位置で風で水面に叩きつけ
られるような状況であった。
ハンターは水辺に着いてからキャストせずに一服している様子。そんな中投げた次の
キャストで、なんといきなりバイト!!これもまた風で全然飛ばなかったのだが、意外
にもスモールは岸の近くに寄っているようだ。
ドバドバッ!結構いい手応えのキロクラスであったが、なんと水面でラインブレイク!
オーマイガッ! これは結び目が甘かったのだろう。完全な自分のミスであり猛省。
で、そうこうしているウチにハンターがソッコーフィッシュ!

なんといきなりの1200gクラス! このポイント、スゲーポテンシャルだ!
しかし簡単にはバイトが続く訳ではない。 ちょっとだけ立ち位置を変えたりして
トレースするラインを少しだけズラしたりと工夫しながら釣りを続ける。おそらく何か
石ころにでもスモラバが引っかかったのだろうか。軽くスッと引っ張ると石から外れて
フワッとなるが、その瞬間にバイト!
思いっきりフッキングするとグングンと手応え!
ジャババババッ!
すぐに水面で暴れたが、コレ、あとで分かったけどすぐに水面でジャバジャバいう
ヤツほどサイズは大きくない。ひとまず久しぶりのスモールだし、さっきみたいな
ミスは勘弁なので、落ち着いてネットでキャッチする。

簡易計測で38cm、900gといったところ。 40アップではないが、まあOK。
ひとまずハンターとのコラボを7時前に成立させることができた。
その後、中層のスモラバをひったくったのがコイツ。

ちーん…
で、ゴイニーひったくりポイントは沖に何か沈んでいるっぽいので、そこを狙う。
そのまま1時間くらいタコ粘ってみたが何も起きない。 そうこうしていると少し
離れた場所で釣りをしていたハンターがこっちに歩いてきて後ろから声をかけてきた。
「写真を…」
と言いながらスゲーデケースモールを持ってやってきた。

ドーーーーーーーーーーーーーン!!
なんと1800gのプリプリなメス! これは凄い。 やはりハンターという異名を
もつほどの恐るべき嗅覚である。 長さ等の詳細はハンターのブログにて。
で、太陽が完全に上がってきてしまい、かなり明るくなってしまったことと、風がやや
弱まってきたこともあり、ここでスモラバのカラーを黒からグリパンに変更した。早朝の
ローライト時間帯は黒のほうがシルエットが際立つが、ハイライトの時間帯で水もクリア
だと黒は返ってプレッシャーになることも多い。
ごっついスモールを2本キャッチしたハンターは「あとはえのちんさんが40UPを
釣ってくれれば完璧ですね」と余裕のコメントだが「こういう時にまた次に釣れたのが
サンパチとかだと、心が折れる訳ですよ」と返す(笑)
で、ようやく自分にも2本目!

ところがこれも37cmの800gと、40UPが釣れない病であり、ハンターに
言った予言通りとなってしまった…。
この季節のスモールは朝マズメで食い気がたった後は、昼過ぎの13時過ぎくらい
まで次の時合いが無いことが多い。それだけに朝のウチにデカいのを獲っておきたい
というのが本音のところである。
ちょっと立ち位置を変えてみて、二人ともあまり流していないところに入ってみた。
角度的に風がかなり弱い位置であり、キャストもしやすい場所だったので、しっかり
フルキャストしてそのままスモラバを流してみる。
…と沖の深い位置で一気にグンッと持っていくようなバイト!
グングン引くが、一向に水面に出てこない。ここまでの2本とは違う別格の引きだ。
ドラグもしっかり調整した上でのぞんだ3尾目!何度も沖へ沖へと行こうとするのを
耐えながらしっかり寄せたところを、ハンターがネットですくってくれた。

ナイスサイズ! これは40UPいったでしょう?

3尾目、43cm・1300gをキャッチ!! これが8時30分のことであった。
なんと実に3ヶ月ぶりの40UPである。11月21日に豊英ダムで41cmを釣って
以来なのである。今年の冬はそのくらい苦戦続きである、ということだ。
その後さらにスモラバでバイトを得るが水中フックオフ… サイズ的にはサンパチ君
くらいだったとは思う。で、ちょっとアピールを変えてみるため、今度はスモラバの白に
これまた超レアなファットシャッドの白。
今日は3種のカラーのスモラバとファットシャッドを使い分けた。実はファットシャッド
は知る人ぞ知る超名作ワームである。 オークションでは1袋2000円前後で取引されて
いるという非常にプレミアムな状態なのである。タックルベリーのワームコーナーとかでも
たまに売ってたりするのを見つけたら、カラーに関係なく則買いである。タックルベリーで
あれば割と適正な価格で売っているからだ。 先日使いかけの黒とピンクのツートンを発見
したため、400円くらいだったが買っておいた。
昼飯を食いに行く関係上、今日のタイムリミットは10:45で設定しておいたが、その
リミットが迫る10:15頃、なんと自分の白のスモラバに6回目のバイトが出た!!
引きからしてたいして大きくないことは分かったが、まあそれでも釣れると嬉しいよね。

キャッチした瞬間にハンターが「白!?」と驚いた様子。

4尾目、測ってはいないが、ざっくり37の750gくらいだろう。 とはいえ午前
だけで6バイト4フィッシュは恐るべきポテンシャル。 無限の力は偉大であった。
結局ハンターは追加ならず、2バイト2フィッシュ。しかし、今日はサイズはハンター
が持っていった。数は自分がなんとか…ってところか。ま、どういうリザルトになるに
せよ、ハンターとのゲームは毎回非常に面白い。
タイムリミットの10:45をむかえ、ハンターから昼食の提案。ちょっと遠いが、
あのお店へ行ってみよう、ということで、ハンターとともに初めての訪問となるあの
店へと向かった。

魚けんさんのお店である!!
まったく連絡もしていないサプライズ訪問だっただけに、これには魚けんさんも驚いて
いた。しかも昨日釣ってきた、というニジマスもカラアゲにして出してくださったのだ。

本日はもつ煮定食を堪能。新利根松屋のもつ煮もうまいが、魚けんさんのもつ煮も絶品
であった。お味噌汁やサラダといった一緒についてくる一品一品も非常に丁寧に造られて
いて、料理人の魂を感じることができた。
食後はお店の前で3人で雑談(笑)魚けんさん、仕事中すいませんでした…!笑
その後、ハンターはとある男を訪ねて某県へと向かう、という。自分は自分の用事の
ために自宅へと向かった。今年もまた、どこかでハンターとのプログラムは必ずある。

久しぶりにやったけど、スモールのオカッパリもやっぱり楽しいね! ではまた!!