悪夢のエレキ故障から10日後の釣行。自宅マンション倉庫にて3年ちょっと眠らせて
おいた初代FW-54Vを引っ張り出し、再び戸面原ダムへと向かった。

バスは自分一人。ヘラのお客さんも3艇ほど。このプライベート感は最高である。今日は
昼頃にヘラの放流があるという。セッティングをしはじめると、なんだか異様に寒いので、
隣の車のヘラ師の方に「冷えますね~」なんて声をかけたら「そりゃそうだ!マイナス3℃
だもの!」との返答。

写真では分かりづらいが、桟橋は丸で雪でも積もったかのような霜である。準備を終え
魚探の電源を入れると、水温は6.0℃。おそらくこれが年間の最低水温だろう。しかし
今日も暖かくなる予報だし、明日や明後日は南風混じりの温かい雨が降る、という。多分
今日が冬の最終エンド、みたいな形になるかもしれない。一応通電確認はしてから来たが、
とりあえずサブエレキは問題なく作動する。マックスパワーはこないだまで使っていたの
と比べるとやや落ちるが、まあそれは11年前から使い始めた古いモノだから仕方ない。
前回、第1投フィッシュをマークした桟橋前のフラット。 今日も魚探にバスらしき影
は映るのだが、朝はなんだか食わない感じなので、早々に左の上流へと向かってみた。
大Uターンで曲がって滝方面へ進むと一気に水温が落ちて5.3℃となる。さすがにコレ
はないな、と思いあっさり引き返す。明日の夜に雨が降ってからの明後日の朝とかだったら
たとえ激濁りになったとしても上流はアリだ。ここは上流からの水の水温が本湖よりも高く
なったら一気にバスが上流に差すことは分かっている。おそらく明日か明後日ならばデカい
バスが釣れる可能性も高いだろう。今年はそのタイミングにはうまく合わせられなかった。
8時頃に桟橋前に戻ってきて、12mのフラットで再びじっくりレッグワーム。今日は
なんだかこのエリアにバスが固まっている感じで、魚探にも良く映るし、実際のバイトも
結構多かった。一日を通しての比率としてはディープ6割、シャロー4割だが、ディープ
はなんだかんだいってもほとんどが桟橋前フラットであった。
超ショートバイトだが、竿先にかるーくツンッって出た反応にフルフッキング!

いきなりドラグを出して楽しませてくれた35cmが1本目であった。昨年同時期は
戸面原で過去1回だけ坊主を食らっている経験があっただけに、今日のこのキャッチは
ホッとひと安心できるキャッチであった。
さらに周辺でバイトが数回あるが、いずれも乗らなかったり、乗っても巻き上げ中に
フックオフしてしまったりとショートバイトに悩まされはしたが、それでも今日は魚影
は多いようだ。そうこうしているうちにグーッと抑え込むようなバイトにフッキング!

無事、2尾目をキャッチした。 この後バイトがなくなったので今度はシャローカバー
をやりに移動する。昨年実績のあった岩盤ワンドのインレットや中島ワンド方面のカバー
をテキサスとパワーフィネスで撃っていくのだが、午前中はまったくといって反応がない。
一通り回って11時過ぎに桟橋前を通過しようとすると、ボート屋さんの御主人が桟橋
で作業していたので、自分も一旦上陸。実はレンタル用バウデッキがボロボロなので別に
新しいボードは2000円で買ってあったのだが、マウントの穴が全然ズレていたために
ドリルで穴を空けなくてはならないことになっていたのである。それを今回持ってきて、
御主人のドリルで穴を空けてもらうお願いをしてあったのだ。というか結局、ビス止めも
含めて、マウントの移設作業はほとんど御主人がやってくださった。さすがは何でも自分
でやってしまう御主人!いつもいつもお世話になりっぱなしである!感謝である!
…と、そうこうしていると放流ヘラを運んできたトラックが到着した模様。これは滅多
に見れない光景だと思うので、是非見学を!というと、撮影およびブログ掲載を快く許可
してくださった(笑)

まずは放流トンネル部分に、ぶっとい雨どいみたいのをセッティング。ふむふむ…

で、トラックを横づけしてセッティング。写真は1のタンクから放出だが、タンクは
4つあり、少しづつ車を動かして合計4セット実施されるのである。今回は1トンの放流
だという。1kgあたり4枚、というのが平均みたいなのでおおよそ4000匹近いヘラ
が放流されるのである。

で、ハッチが開くと、まずは水が流れてきて…

おお~!来た来た~!! スゲー!!

これは凄いッ!! 見てるだけでメチャ面白い!!

時々脱線して地面に落ちてしまう子もいて、おかみさんが拾って救出(笑)

まるで流しそうめんならぬ、流しベラ!!
いやー、これは面白いものを見せていただいた! ちなみにスマホでは動画も撮影
してある(笑)これはアップとかしないけど(笑)

そんな訳で、デッキのボード交換も終了し、再び出船。で、放流地点を見ていると放流の
直後から弱って泳げていないヘラが水面近くでヨタヨタしている。それを上流からトンビ
がかっさらっていくのである。 次から次へとトンビが集まってきて、上空で7~8羽が
旋回している状態になった。バスの稚ベラ食いパターンとかもあるんだろうか?ちょっと
だけ試してみようと放流ポイント周辺でブルフラットを投げてみたけど何も起きなかった。
で、再びディープスポットに戻りダウンショット。あっさり3尾目をキャッチ。

うーん、やっぱり今日の正解はここなのね…。 とリリースした直後にカズさんから
定時連絡。最近はめっきり引きこもって釣りに行ってないらしいが、3月に入ったら始動
する、という。
で、3本も釣ったのでこっからはシャローでビッグ狙い。
再び中島ワンド方面に向かっていき、カバー撃ちを繰り返す。14時頃が一番暖かい
時間帯であったが、この時の水温は8℃まで上がっていた。今日は風がほとんどないので
水温も一気に上がったと思う。といっても表面だけだとは思うが…。
昨年と違い、水がきれいで浮きゴミが少ないのが今年の中島ワンド。それゆえテキサス
が効かない感じなので、今日はパワーフィネスメインで撃っていった。カメラバ4gに
ドライブクロー2インチ。最初は黒のドライブクローをつけていたのだが、水がきれいで
強すぎる感じがしたのでスモークに変更する。
あるモシャモシャのたわしカバーの外っ側の枝に引っ掛けてシェイクしていた時だ。
水深2mくらいのボトムまでジグを着底させ、その後、シェイクしながら巻き上げて
リフトさせてくると、なんとジグの下から灰色のでっかいバスが一緒に浮上してきた!
あ! と気が付いてピックアップしようとしたのをやめて、引っ掛けた枝を超えた
あと、そのままジグをまたフォールさせると、落ちていった方向にそのバスは潜って
いく!!
食うのか!? 食わないのか!?
…結局食わず…。
これが今日の一番のドラマであった。後からの仮説だが、もしかしたら一度着底させた
時にバスがジグを咥えたのかもしれない。それをリフトさせてフッキングしないまま外れ
て浮かせたから、バスも追ってきた、のかもしれない。
いずれにせよ、千載一隅のチャンスを逃してしまったことだけは間違いない…。
推定51~2cm。控えめに見積もっても軽く48はあるであろうビッグフィッシュ…。
久しぶりに戸面原のゴンザクラスとコンタクトすることはできた。これ、明日とかなら
もっといい勢いで口を使うんだろうなあ…とちょっとガックシ。まあ仕方ない。しかし、
このチェイス?があったもんだからその後このエリアで15:30まで撃ちまくりとなる。
しかし、やはりといってもよいだろう、ワンチャンを逃したら後はないのだ。無…。
15:40頃、ボート桟橋前に戻り、帰着までの20分間、ダウンショットをやろうと
好調の12mにレッグワームを落とす。

本日の締めの一尾、4本目をキャッチした。今年まだ合計3本しかバスを釣ってなかった
が、2月18日というこのタイミングで単日4本釣れたので、まあ悪くはないだろう。
デカいのは残念だが、また次に狙っていけばいい。 今日は今日で色々楽しい1日となり、
充実した1日となった。次は水温が10℃を越えたら、上流でテキサス撃ちまくりに来る。

なんとなくだけど、久しぶりに自撮り。基本は40UPじゃないと自撮りしないのだが
あまりにも長い事40UPが釣れてないのと、2月から帽子を変えてみたので…(笑)
それではまた!