あの雪の翌日から史上最強の寒波による冷え込みが続いていたが、昨日くらいから
ようやく冷え込みが緩んできたようだ。そうは言っても平年並みの寒さなのだがあの
冷え込みを経験してしまうと、昨日や今日くらいならば暖かい?と思ってしまう位だ。
さすがに少し長めのインターバルになってしまったので、今日は釣行することにした。

前回に引き続き、今回も戸面原ダム。少しゆっくり目の出船で7時15分くらい
に出船した。今日はヘラのお客さんが6艇、バスは自分のみという完全貸切デーだ。
それにしてもここ最近、仲間内の房総デカバス捕獲合戦は凄まじい様相を呈してきた。
別に闘っている訳でも何でもないのだが、木更津の男などは「やり返さなければ…」
などとのたまわっている(笑) まあ今日は1月31日だし、デコんなきゃいいや
程度の軽い気持ちでゲームスタートである。

房総リザーバーのほぼほぼ最低水温だろうと考えられる5.6℃からスタート。
桟橋は帰着した頃には表水温は7.3℃まで上昇したものの、水深10mは5.0℃
だったとのことである。これ、こないだの雪の日は水深10mで6.0℃あったので
さらに低下している、ということが、釣りを終えた後で判明した。
朝イチはとりあえず前回ゴンパチをキャッチしたエリアへ直行してみた。テキサス
で撃っていくが、何も反応はない。桟橋周辺よりは少しだけ水温が高く、6.3℃は
あったのだが、それでも前回よりは大幅に低下している。
ざっと一回り撃ってみて、再び桟橋前に戻る。
桟橋対岸周辺にいい感じのフラットが広がっているのだが、ここは根がかりが非常
に多いエリア。立木の残りやスタンプが沈んでいるためだ。ところがこの1月、この
エリアでポツポツ釣れているようなので自分も試しに魚探をかけてみる。
水深8m前後にあるスタンプの周囲にどうやらバスが着いているような画が写った。
すかさず3ポンドの黒レッグのダウンショット。
トンッ
食った!

8:03 これは嬉しいファーストフィッシュをキャッチ!さすがの自分も今日は
坊主を覚悟で来ているが、ディープの小さいバスとはいえ、やはり釣れれば嬉しい。
久しぶりにテキサスをピッチングしたり、ダウンショットをフルキャストしてボトム
のスロードラッギングをやったり、と釣りをやっているだけでも釣れなくても楽しい
のだが、もちろん釣れるのがベストである。
おっと、そんなんで戸面原での一番深いバス記録を更新した。いい場所でじっくり
やれば、ディープでもポツポツは釣れるのだろう。このエリアでさらにじっくりやる
選択をすることも悪くはないが、そこはやっぱり戸面原ダム。1本釣ったからには
スーパービッグ狙いに切り替えていこう。
一応左の川筋も見に行ってみることにしたが、こちらは川に入るとすぐに水温が
5.1℃まで低下した。最上流までは行かない判断とし、今日は本湖で水温が高め
のエリアで時間を使うことにした。
午前中は全く風が無く、11:30頃にちょっとだけ風が出たが、すぐに止んだ。
直射日光の恩恵は素晴らしい。最高気温は7℃程度とのことだが、無風で直射日光
ならば何ら問題なく釣りができる。これはチャンスは前回と同じく昼過ぎだろうか。
朝イチで回ったゴンパチストレッチに13:00に入り直す。するとこのエリア
の水温は7.0℃を超え始めた。場所によっては7.8℃まである場所もあった。
午前中はドライブビーバーの黒で撃ったのだが、同じストレッチを午後は戸面原の
定番となりつつあるビッグエスケープツインで撃ってみることにした。これはただ
なんとなく、としか言いようがないインスピでのチェンジであった。
直射日光がガンガン当たっているブッシュの外側に青野郎がやや厚めなカバー。
太目の枝と枝の隙間、15cm幅くらいのところにビッグエスケープツインを置くが
青野郎の厚さで落ちていかない。
軽くゆするとスルンとシンカーから青野郎の下へ落ちていった。
コンッ!
とっさに思いっきりフッキング!!
枝と枝の間から顔を出したのは今回もモンスター!!
最初のドバドバで枝を乗り越えて沖側のオープンゾーンに出てくれたのですぐに
ネットですくう!! 相変わらず入りきらずに半身ハミ出た状態で上がってきた魚!

13:15 モンスターアゲイン!!
一度も釣られた形跡の無いフレッシュモンスター!!

こないだほどデカくはないが確実50UP。 ウエイトは2400gであった。
このウエイトスケール写真の下部奥にある太い枝が青野郎をせき止めてるみたいな
ところの中から引きずり出したのだ。

長さは55cm。

今日の2本目に55cm・2400gキャッチ!!
ビッグエスケープツインのダッピ。20ポンド・7gのテキサスリグである。
やはり恐るべきポテンシャルの戸面原ダム。完全貸切とはいえ、水温5~7℃
でのシャローテキサスでの攻防はシビれるものがある。カズさんの言葉を借りる
ならばエクストリームフィールド。やり切れるスピリッツがあれば、今の季節は
シャローで出れば、こういったスーパービッグに巡り合える可能性は高いだろう。
もっとも、真冬でも釣りに出かける!そしてシャローをやり切る!というハート
が必要だ。これを亀山でやり切れる達人達には敵わないが…。
こうなると、目指すは1日複数本の50UPキャッチ。スモールでは昨年単日
50UP複数本を実現しているが、実はラージではやったことがないのである。
それが実現できる可能性が高いフィールドは、今は三島・豊英・戸面の3ヵ所
だけだろう。
残り時間、釣れたエリアに近い条件を持っているエリアを回り、テキサスリグ
オンリーで撃っていく。ところが14時30分頃から急に曇ってしまい、かなり
冷える感じになってしまった。 6艇いたヘラ師さん達は全員このタイミングで
撤収していき、帰着15時30分までの最後の1時間は湖上には完全に自分だけ
になった。こんなシチュエーションも、真冬ならではだねえ…。
しかしながらその後は何事も起きることがなく、15時30分に桟橋に帰着。
2バイト2フィッシュで1月の最終戦・第5戦は終了となった。

こんなビッグが出るのは今のウチ。春に小さい個体が元気よく食い出す前が
仕留めるチャンスだ。今年はリザーバー釣行が増えそうだな。それではまた!!