前日の日中に仕事をしながら思っていたことがあった。それは、明日はこの寒さ

 の中で1日釣りをするのか、という事。もはや拷問に近いレベルの寒さであり1年

 で一番厳しい厳冬期へと突入しているのだ。真夏の一番暑い時と真冬の一番寒い時

 をどちらか選べ、と言われたら間違いなく冬を選ぶ自分だが、別にそれは寒いのが

 好き、とかではない。単に暑いのがダメなだけだ(笑)



  
  そんな極寒のさなかに開催されるシンザンカイ初戦・亀山ダム戦。まさに鬼門の

 トーナメントであり、ここで釣れるか否かで年間成績も大きく変わってしまうのだ。








  駐車場に到着すると、隣に見慣れた車が…。














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  なんと超お久しぶりなノブ氏である。 ノブ氏、なんと前回のバスが2016年

 のペアクラシック最終戦であり、1年以上ぶりのバス釣りとなるそうだ。シーバス

 には時々行ってたらしいが、バスは本当に久しぶりだそうである。


  実は水曜の最終プラの時に居た車は、高滝最強アングラーのT氏。今回はのむら

 からI氏と共に同船で出た模様である。当日はまったく反対方面をやっていたので

 湖上で会うことができずに今日に至った。 



  

  なお、今回相棒のカズさんは残念ながら仕事で欠場。岩ちゃんも来れたら来ると

 言っていたが結局仕事となり欠場となった。そんな訳で松下からの出船は4艇のみ

 という寂しいシンザンカイスタートとなってしまった。その代わりと言ってはなん

 だが、笹川方面のポイントは比較的やりたい放題ではある。 




  6:30出船で帰着は13:30。キーパー20cm以上でリミット2尾の総重量

 が今日のレギュレーションである。実は前週の五十嵐カップの時から気が付いていた

 ことだが、笹川方面は水があまり良くなく、釣果もトキタボートよりものむらボート

 方面で上がっていることが多かった。それもあってプラでは神社下方面を中心に見て

 回り、爆風を避けて入ったトキタワンドの水深10mでどうにか初バスを絞り出して

 終了となったのである。水温は自分の魚探で6.9℃。だいたいどこも7.0℃程度

 が今日の平均であった。最高気温も7~8℃だろうから、水温が上がる見込みも余り

 なさそうである。 








  とりあえずスタートしてすぐにお約束の月毛沢入り口へ。ここで何にもなくすぐに

 川面台へ行くが、ここも何もない。柿の木は何か映ったらやろうと思っていたが何も

 映らないため、サッタ下沖へ。ここは前年度の最終プラクティスで2本キャッチした

 場所であり、タイミング次第では釣れそうな場所であった。 




  魚探をかけながら行ったり来たりしながらレッグワームの黒。3ポンドの2.6g。

 ここで粘っていると柿の木にSさんペアが入ってきたが、これも想定の範囲内である。

 ほどなくして、ボトムに着底したと同時バイトがありフッキング! 
























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  ガイドもラインもまだバリバリに凍る氷点下のモーニングフィッシュを獲ることが

 できた!ひとまず坊主脱出できただけでも嬉しい。お立ち台のラインは850~900g

 程度で優勝はキロ超えだろうとは読んでいたので、もちろんこのサイズであれば入替

 対象となってしまうが、ひとまずキープである。ざっくりで200gちょいだろうか。









  とりあえず1本入って安心していたところ、Yさんから豆1本キャッチ!とメール

 が入った。こっちも豆1だよ!と返信。 




  ここでプラで400gをキャッチしたトキタワンドを見に行くことにした。まだ風

 も出ていないので本湖のフラットをチェックしつつトキタワンドへ。ところが大会の

 参加者が入り口のカバーを撃っていたが、奥に参加者ではないと思われるアングラー

 のボートが居たため、はじっこで3投くらいだけさせてもらってさっさと退出。



  ダムサイトでは小森プロがガイドで浮いていたが、少し離れたところを軽くさわり

 再び月毛入り口~サッタ沖の順で笹川方面へと戻る。 するとサッタ沖ではノブ氏が

 メタルをシャクっていた。自分はフラットを丹念にダウンショットでチェックする。

 ここで風がまあまあ出てきたため、4ポンド、3.5gに変更。このセッティング

 では風があってもしっかりボトムキープできるため、プラからこのセッティングを

 使っていた。もちろん水曜に400gを釣ったのも3.5gのほうのセッティング。












  ぬーっと重たくなったのを見逃さずにフッキング! 小さいけどバスだ!



















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  10:38に2尾目が入り、リミットメイク! ただこの2尾目も200ちょい。

 2本合わせても500gに届かない厳しいスコアリングである。この2尾目を入れる

 時、1尾目のバスがやや弱り気味にひっくり返りそうになっていたのでライブウェル

 を常時稼働に変更した。 







  先週、そして水曜もともに笹川方面はチェックしてかんばしくなかったのであまり

 気は進まないがボートが少なかったので笹川へ入ってみることにした。






  途中のピンスポットでバーチカルに真上からシェイキング。ここも沈み枝がらみの

 場所なので4ポンドの3.5gを使った。するとグンっと明確なバイト!!

















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  なんと今日一番小さい180gとなるが3尾目をキャッチ!これが10:38。

 この魚をライブウェルにいれようとすると、弱っていた1尾目が完全にひっくり

 返っていた。ヒレもほとんど動いていない…。やっちまった。デッドフィッシュか。





  やむを得ず、笹川のど真ん中でこの1尾目をリリース。水面に浮かべるとフワー

 とさかさまに浮いたまま動かない… と思ったらいきなりシャキッと向きを変えて

 元気よく潜っていきやがった…!チキショーッ!死んだふり作戦に騙されちまった

 ではないか!マジ卍とはまさにこのことである。本当に微量ではあるが、この放出

 してしまったバスが実は一番重たかった。ま、数十gのたいした差でもないんだけ

 どね(笑) とはいえ、2尾目と3尾目はピンピンしており、とりあえずリミット

 メイクは維持したままなので一安心である。 











  上流からYさんが降りてきて情報交換。まだ豆1のままと苦戦中のようである。

 昨年の同大会の覇者ですら大苦戦の初戦亀山戦。やはり一筋縄ではいかないようだ。




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  珍しくいつも落ち着いているYさんが焦っている。次なるポイントへと一気に

 スッとんで行ってしまった。






  風も吹いたり止んだりにはなってきたが、11時を過ぎたころから少しづつ暖かく

 なってきたので、ここからはシャローカバーに手を出すことに。もはやディープでも

 入れ替えも難しそうなので、シャローで1発を狙う。 



  水産島を撃ちに戻ろうとすると、T&Iペアに遭遇。Tさんがキャロで1本獲って

 いるそうである。自分は昨年バイトを得ていたスポットをメインにシンクロ3.5g

 &ドライブクロー2インチのパワーフィネスでじっくりと撃っていく。カバーの基本

 攻略である、手前~中~奥の3段階撃ちでじっくりと攻めるが、やはりノーバイト。 







  帰着直前の13時に黒福氏に会うが、黒福氏でも今日はシャローはダメだったそう。

 






  結局何もなく13:30に帰着。2尾目と3尾目の2本を持って検量した。

  





  昨年は1本のみだったが、480gで17位。今年はどうだろうか? 












  











  なんと、2本で440g…orz。 昨年の1本のウエイトにすら届かなかった。

 ディープのみでもお立ち台の可能性はあっただけに自分にもチャンスが無かった

 訳ではない。ただ、やはりサイズが選べる釣りをやっている訳ではないので運の

 要素もかなり働いてしまうのがディープの展開でもある。 




  優勝はノリーズプロスタッフのT岡さん。パワーフィネスで1130gを絞り

 出してその1本での優勝である。2位はNWさん。2位以下は基本ディープ中心

 で揃えてきた方ばかりのようであった。 



  
  結果としてはリミットメイクしていながらショボい結果に終わってしまったが

 年間のシリーズを争うにはこの鬼門の亀山戦で豆でもいいから持ち込みポイント

 を獲る、というのが最低限のスタートラインでもある。それを考慮すれば上々の

 試合運びにはなったのではないだろうか。まだホームページに成績が掲載されて

 いない段階だが、まあ昨年と同じくらいの立ち位置からのスタートにはなりそう

 である。10位でも800gを超えてたので昨年より良いってことはなさそうだが…。 



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 ま、この時期の亀山で3本釣れるだけでも普通はとっても嬉しいよね。ではまた!