「えのちんの最強の武器はダウンショットだと思うなあ」 







  今年の夏くらいに、ある時カズさんがふと口にした言葉である。 それまであまり

 意識はしていなかったのだが、ハッとなったのを良く覚えている。 個人的には自作

 スモラバが最強だと勝手に思っていたのだが、他の人から見るとダウンショットなの

 かもしれない。 カズさんに言わせると、えのちんが周囲が驚くぐらいに釣ってくる

 時ってだいたいダウンショットで獲ってくる、と。
 



  その時以来、様々なシーンで躊躇せずにダウンショットを投げるようになっており、

 今年の秋のシーズンはダウンショットの活躍が昔並みに非常に多くなってきている。












  で、以前も同じような事を書いたと思うが自分のセッティングを紹介しておこう。

 まずラインだが、これはレンジによって使い分けるのだが、水深5mより浅いレンジ

 は5ポンド、5m~10mは4ポンド、10mよりも深いレンジは3ポンドを使う。

 ワームは仮にレッグワームおよびHPシャッドテール2.5インチとした場合に、

 フックはDECOYのキロフックワーム17の1番を使う。 シンカーはウォーター

 グレムリンの16個入りのモノで、これは諸説あるが3.75gあると言われている。

 3ポンドの時だけは2.3gくらいの24個入りの物を使う。リーダーの長さは適当。

 だいたいワームの長さの倍くらいっていう感覚でやっているのだが、まあ15cm

 くらいだろうか。 タングステンも試してみたのだが、シンカーについているペグ

 みたいなのに結ばないとならないのがメンドくさいのと、単純に高いから使わない。

 感度的な部分はタングステンのほうが良いと良く言われているのだが、テキサスリグ

 では確かに圧倒的にタングステンのほうが感度・操作性ともに鉛よりもいいのだが、

 ダウンショットではタングステンの優位性はあまり感じることはなかったので鉛で

 通している。 まあ環境を考えればタングステンのほうがいいのだとは思うけどね。

 少し長めにとっておいたリーダーを鉛シンカーの割れ目にグルグルって2周くらい

 巻いて、歯で挟み込む。 シンカーを再利用する場合ははさみで割ると再び割れて

 使えるようになるのでまた使う、の繰り返しである。 

 
  
  これ、結構色んな人に「そんな適当なセッティングなの?」って言われるけど、

 本当にコレ。 重たいシンカーを使う理由としては、魚探を使ったシューティング

 をやることも多いため、真下にバスが映ったら即座に直撃したいからだ。 それと

 比較的、流れのある川が主戦場となったりもすることから、流れに負けない重さが

 必要だったりすることもあるからだ。バイトの乗りが悪い時にシンカーを軽くする

 こともあるが、基本的にはイレギュラー。 どんなレンジであれ、確実にボトムを

 取り続けることが基本中の基本である。 






  で、今年から投入して活躍しているのがレインズスワンプミニのダウンショット。

 レッグワーム等をオフセットフックではなく、マスバリタイプのフックで使う時は、

 ノガレスのアンダーショットツイストの0番を使うのだが、スワンプミニの場合は

 これの4番という極小フックを使う。 これのセンターちょんがけである。 極小

 フックはフッキング等が心配かとは思うが実際にやってみたら意外に平気。元々は

 サイトでノーシンカーでやっていた時に、0番で投げてたのだが、フックの大きさ

 で違和感が出ているのではないか? と思い4番に落としたまでである。



  もともと昔から有名で良く釣れるのだが、自分が今年からやり始めたら、色んな人

 がどうやら真似している様子(笑) 







  これはあくまでも自分の主観的好みだが、ヘビキャロ・ライトキャロ・スプリット

 ショットリグ等、フックとタックルとの間にシンカーが入ってしまうセッティングの

 釣りがどうにも苦手である。もちろん良く釣れることも分かっているし、釣れる理屈

 も分かってはいるのだが、なんだかあのバイトでシンカーが持っていかれてから魚の

 感触がその後ろから伝わってくる感がどうにも好きになれないのである。 逆に魚と

 ダイレクトになるテキサスやジグヘッドのほうが自分にはしっくりくる釣りなのだ。 

 ダウンショットもシンカーが離れているじゃないか、と思うが、フックポイントより

 は先にシンカーがあるため、フッキングや魚とのやりとりの際はダイレクトである。

 まあ、どんな釣りであれ、自分が信じてやり抜ける釣りをやればいいだけの事だ。 






  そんなダウンショット、嫌な事がひとつだけある。 元来糸ヨレはまったく気に

 しないのでそれは問題ないのだが、他のタックルとか竿先とかにグルグル複雑に絡み

 あっちゃうのだけが非常に嫌だ(笑) 時々ムカついてライン切っちゃう(笑) 

 


  さて、今やっている片倉ダム戦シリーズもダウンショットが主体。 本戦でも火を

 吹いてくれればいいのだが…。という訳で最終プラクティスは明後日決行予定だ。では。