ようやく11月予定をアップできる運びとなった26日。 しばらくはこんな感じが
続きそうである。 ところでOSPの川村光大郎氏が、正式にOSPを退社し、自身の
メーカーを立ち上げるという話が公になっている。 まだメーカー名も決まっていない
ようで、クラウドファンディングで出資を集めているようだがかなりの支援が集まって
いるようだ。 岸釣りのプリンスとして名高い川村氏であり、公開されている動画など
や雑誌の取材記事等もオカッパリに片寄ってはいるが、実は彼は本当はボートの釣りも
大好きである。いや、実際はボートフィッシングのほうが好きなのかもしれない。実際
に現場でお会いすると、そんな雰囲気すら感じることがあるからだ。
個人的にはオカッパリ目線に特化しすぎたプロデュース作品ではなくボート釣りでも
使えるような商品開発をしてもらいたいところである。 そんな彼のファンディングを
募るための文章の中に、「フィッシングプレッシャーといわれる、バスがルアーを学習
して賢くなり、騙されにくくなることで、釣ることが年々難しくなっています」という
文面があったのに気がついた。 これは自分が過去にもさんざん持論として述べてきた
こととは真反対のことであるが、自分はバスがルアーを覚えて学習する、ということは
全くもって無い、と断言する派の人間である。 まあ俗に言う「スレる」という表現で
はあるが、これはまだ経験の浅いバサーに対して説明するにはなんとなく分かりやすい
表現だから使っていることなのだと思う。 確かに一時的にある特定のバスが、これは
エサじゃねーなって覚えてそれを食わない、っていう現象はあるにはあるだろう。だが
それは本当に一時的なことであって、1時間後にそのバスに対して同じルアーを遠投で
ブラインドの距離で投げ込んでやったら一撃で食った、みたいなこともある訳である。
やはり食わないのは、ただ単に腹がいっぱいなだけかもしれないが、外敵を察知して
警戒している状態になっている時は、安易に口を使わないという行動原則があるだけに
過ぎない。 サイトフィッシングをやりこんでサイトでしっかり釣れるアングラーの人
達はおそらくその本質に気が付いている。 だからこそそれを逆手にとってバスに口を
使わせることこそがサイトの奥義になるのである。 ゆえに、本当に分かっている人は
「スレる」という表現は使わない。 川村氏も、フィッシングプレッシャーという言葉
は用いているものの、「スレる」という言葉は使っていないのである。 もちろん自分
の持論は、ラインの話にしたって結構極端であるが、こういう場所で書いているという
ことは、それなりに自信を持ってのことだ。 最終的にはタイミングとディスタンスが
釣れるか釣れないかを分けるのであって、同じルアーを何度も目の前を通したっていい
のである。 ちょっとカラーを変えてみたら食った、とかあるかもしれないが、それは
あくまでも現場での微調整の範囲なだけである。 バスはルアーを学習しない。本当に
学習する魚だったら、バスフィッシングなんてもっと難しい釣りになってしまうだろう。
自分自身のアプローチが警戒心を与えてしまっていないか、着水させる位置や着水音で
警戒心を与えてしまっていないか、気をつけなくてはならないのはその辺りの基本的な
ことだけなのである。 川村氏の動画を見ていると、実はさりげなく、この基本が徹底
されていることが分かる。その上で、ルアーそのものの持つ力を最大限に活用してバス
を釣っているのである。 そんな川村氏の新メーカー、今後の動きには注目だ。
さて、11月の予定。
11月3日(木) 片倉ダム・プラクティス
11月9日(水) 片倉ダム・プラクティス
11月11日(金) 片倉ダム・プラクティス(予備日)
11月13日(日) 片倉ダム・シンザンカイ最終戦
11月15日(火) 誕生日釣行・フィールド未定
11月16日(水) 釣行可能日・フィールド未定
11月18日(金) 釣行予定・フィールド未定
11月24日(木) 釣行予定・フィールド未定
11月28日(月) 片倉ダム・プラクティス
11月13日と12月4日、ともに片倉ダムで大会のため、ひたすら片倉ダム漬けの
予定である。割と相性はいいほうで、例年適当に釣りしててもまあまあ釣れてはいたの
だが、今年は先日のプラを受けて、ちょっと難しいぞ? という印象を受けたのである。
そんな訳で、ちょっと練習量を増やしてみようと考えている。 それ以外はおそらくは
謎の川あたりでちょろっと遊ぶ感じを予定している。

昨年はやたらと未知の川に通っていたが、今年はそれを謎の川へと絞り込む予定だ。
そんな訳で明日は最近大人気になっている謎の川釣行を予定している。ではまた明日!