シンザンカイのホームページでは前日、「ボート屋が営業する限り大会は開催する」

 という意向が発表されていた。 予報で風速10m超えであり、春一番認定の南風だと

 いうのに…。前日協議では、ノブ氏はテンションガタ落ち、カズさんはやる気マンマン、

 黒福氏はとりあえず行くだけ行ってみる、とか(笑) そんな訳で決めたのは、夜中に

 起きてみて南房総の強風が注意報から警報にランクアップしていた場合は向かわない。

 注意報のままなら向かう、といういずれにせよ無謀な決意のもと、3時に目が覚めた。

 

  すぐにPCを立ち上げてチェックするとアクアラインもまだ止まってないし、強風も

 注意報のままであったので、亀山ダムへと向けて出発した。 船を積んだままなので、

 一応大事をとってアクアラインは使わずに館山道から亀山へ向かい、ボートハウス松下

 に到着したのは5時頃であった。すぐにカズさんもやってきたが、爆風&雨のため車内

 で待機。ボートハウスが開いたので行ってみると、シンザンカイのスタッフの方が来て

 しばらく指示待ちということになり、その場で待機となってしまった。 で、結局6時

 30分頃に大会は開催延期が決定したのであった。 結局ノブ氏は来なかったがそれが

 正解だったのかもしれない。 というか前日に延期って決定して発表してほしいものだ。

 マッチーパパなんて準備までし終えたところで中止って聞いてなんだよそりゃーって(笑)

 我々は準備せずに待っていたのだが、これもまた正解であった(笑)



















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  自分は大会がなくなったのでもはや戦意喪失。 カズさんはアクアラインが通行止めに

 なり、大回りで帰らなくてはならない状況になったので、同じく大回りで仕事から帰って

 きている木更津のおっさんと休憩小屋にて電話中(笑) 







  この後どうする?って話になりオカッパリでもやるか? それともあのダムでも行く?

 みたいな話になるが、自分的には超やる気なく「もう帰りましょうよ~」とか言っていた

 のだが、結局カズさんが未知のダムまで行くだけ行ってみよう、ということで大移動する。 





























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  で、頭のオカシイことに結局未知のダムでボートを出すことになった。 まあこちらの

 ほうが川筋が狭く、岩盤も切り立って高いので風を避けられる場所がいくらかあるにはある。

 でもストレートに吹き抜けるところはマジでヤバい。 体が持っていかれそうになるくらい

 の大爆風である。なんだかんだ亀山から流れてきた人も多く、このダムでは20艇くらいが

 出撃していた。スーパービッグネームな方々も数名(笑) ちなみに今回はマイボートでは

 なくレンタル艇で出撃してみた。というかレンタルのほうが圧倒的に準備も片づけも楽。






  しかしまあこういう荒れた天気の時はバスの活性は上がるし、デカいのが出やすいとも

 いう。 亀山ではあえてコレを狙って釣行しにくる人達も居るくらいだ。そうはいっても

 寒くないのだけがありがたいところだが、雨も途中豪雨になったのでしんどかった…。 




  

  水温は桟橋前で6.6℃。 あら低い。 ところが場所によって水温はコロコロ変動し

 高いところでは9℃近くあったりした。平均的には8℃前後。 とはいえ低気圧パワーの

 恩恵がある場合、水温はあまり関係はなくなる。 バスが居る場所に的確にルアーを送り

 こめれば高い確率で食うはずだ。 













  カズさんは上流方面へ。 自分はダムサイト方面へ行くが、ダムサイト方面の風はヤバく

 あっさりと退避して自分も川筋に戻り始める。途中、ちょっとだけ風を避けれる構造の場所

 があったので、そこでパワーフィネスのスモラバとテキサスでショアラインを撃っていく。






  基本はシャローかなと思っていたが、ちょっとだけ地形的にディープが気になったので

 レッグワームの黒のダウンショットを投入。 というかバスっぽいのが魚探に映ったのだ。

 狙うレンジは8mのボトム。

























  なんと一撃でバイト! 











  フッキングした直後からグイグイ引く引く! ディープから釣れるバスっぽくない引き!



























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  1本目、キャッチ! 今日という日を坊主で終わらせない1尾にまずは感謝だ。 

 


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   9:50、37cmくらいで700gであった。 















  するとこの場所にバスが溜まっていたのか、次のキャストでもすぐにバイト!

 ラインは立木とかもあるので4ポンドを使っていたが、これは正解であった。結構力技

 で寄せないと立木の中に入っていってしまうのだ。 
























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  2本目、38cmの800gくらい。 お腹ポッコリで良く食っているバスだ。この

 場所でさらにもう1バイトあったのだが、それは乗らなかった。 この後雨が土砂降りに

 なり、心が折れそうになるくらいの激雨になってしまった。  













  とりあえずディープで2本出たので、シャローでデカいのを釣りたいな、と思いビッグ

 エスケープツインの5gテキサスで岩盤フォールを繰り返しながら上流へと進んでいくが、

 風が強いので5gだとフォールが遅すぎるため、7gへと変更した。かなりの時間ビッグ

 エスケープツインを投げていたが、なかなかバイトは得られない。 昼ちょっと前にカズ

 さんと合流、1200gをキャッチしたようだ。 さらにディープからジカリグでも追加

 した、という。 カズさんと二人で下りながら釣りをしていると、カズさんの電話が鳴る。

 どうやら浦安の貴公子が今から船を出すらしいのである。そんな訳で3艇で合流したのが

 13時くらい。 3時間くらいしか釣りができないのにわざわざ来るところが凄いよね。










  で、この頃から雨が上がり、風もだいぶ弱くなってきた。水深10mくらいの場所が

 ちょっとにおうな、と思ったのでダウンショットを落とすと、これまたすぐ食った。











  YZW君、カズさんが離れた場所にいたが、食ったよ~といってファイト。ドラグを

 結構出すいいファイトをして上がってきたのはコイツ。



















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  3本目、41cmの850g。 ラージの40アップは今季初である。うーむ春一番

 効果とはいえこのダム、釣れ過ぎだ。というか春一番で釣りをしているほうがオカシイが。

 その後、今度は最初にカズさんが上っていった方面ではなく、通称左の上流と呼んでいる

 方面の川筋を上っていくことにした。 YZW君は上流へ進むと水温が下がったのが気に

 なったのか、途中で折り返して戻っていった。 自分とカズさんはグイグイ奥へと進む。




  途中8~9℃あった水温が、かなり浅いエリアまで上ってきた段階で6.8℃まで落ち

 たのでさすがに自分も折り返した。戻りながらテキサス。すると立木にビッグエスケープ

 ツインを引っ掛けてしまう。何をどうやっても取れなくなってしまったため、ラインを手

 で持って引っ張るとブレイクしてしまった。このガンスリンジャーをリグりなおしている

 暇ももったいないので、もう1本のガンスリンジャーで定番のパワーバルキーホッグ7g

 のテキサス。 やはりやり込んできた組み合わせだからか、レンジコントロールや操作感

 がものすごくしっくりくる。こういうのってバス釣りをしていく上では非常に大事な事だ。



















  バンクを落としていたテキサスのラインの軌道が急に横にそれ始めた。 少し待って

 思いっきりフッキング!! 














  よし!乗った! 















  いいファイトだが、サイズはあんまりないか? 
























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  14:40  水温8.5℃でのテキサスフィッシュ!!


















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  4本目は40cm・750gであった。 うーん、この釣りで出ればキロ超え確実

 だとは思ったんだが…。まあでもこの湖のシャローのパターン、少しだけ分かってきた

 ような気がする。 強いて言えば片倉ダムに非常に良く似ている、と感じている。













  その後風がかなり弱くなり日も出て暖かくなってきたので、午前中に行けなかった

 本湖方面へ行ってみようということになり、カズさんと本湖方面へ行くが、さらっと

 見て回って16:30には桟橋に戻ってきて終了となった。 片づけて17時に現地

 を出ていつものラーメン屋へ。 今日はサクっと食ってサクッと帰路へ着く。高速に

 乗ると、速度制限はあるもののアクアラインの通行止めは解除されていた。 


















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  低気圧パワーの恩恵があったとはいえ、この時期に5バイト4フィッシュは上出来だろう。

 そろそろ、平野部河川系フィールドでも釣れ始めそうである。 今後が楽しみだ。ではまた!