過去2年くらい、基本的には釣行記と次月予定のみに絞ってブログを展開してきた。
今年もその方向性ではあるのだが、今年に限っては1月と2月の釣行回数を減らす方向
で考えている。それゆえ、釣行間隔が結構開くことが予想されるので、ちまちまコラム
をアップしていきたいと思っている。なにしろ次の釣行は20日か24日のどちらか。
まあ、それでも毎週日曜日に釣りに行く人が、1回パスすれば2週間おきにはなる訳で
それとおんなじくらいではあるのだが…。ただ、1日やって1本獲れるか獲れないかの
今の季節に、そんなに気張って釣りに出かける必要もないかな? というのが本当の所
ではある。 もちろんこのブログのコンセプトは自分自身のデーターベース。 それは
この先も変わらないのだが、自分なりに積み上げてきた理論や考えもそれなりに発信を
していくのも悪くはないかな、と考えるようにもなってきている。 読んでくださる方
も多くなってきたし、幅も広くなってきているからだ。
さて、昨日は千葉県のリザーバーについての考察をまとめてみた。もちろん自分なり
の理論なので正しいとは限らない。今日は真冬のスモールについて述べてみる予定だが
これもまた自分の経験則でしかないので、当然正しいとは限らない。それを前提にした
上で読まれてほしい。
さて、檜原湖のアイスフィッシングなるものを御存知だろうか? スモールのことを
色々と調べていた時、たまたま発見して衝撃を受けてしまったのがアイスフィッシング
である。 真冬に全面結氷した檜原湖の水面にドリルで穴を開け、そこにアイスジグや
メタルジグを落としこんでシャクってスモールを釣る、という釣りである。 ワカサギ
釣りと同じように穴を開け、そこにベイトタックルでジグを落としこんで上下にリフト
させるというのだ。スクールに当たれば二桁とかも釣れるらしい。 専用のガイドとか
もあるそうだ。 野尻湖は冬季はスモールの釣りは禁漁になるのでこういった話は聞く
ことがなかったのだが、檜原湖はどうやらスモールの禁漁とかは無いみたいなので、
こんな釣りもできるらしい。
で、この時の氷の直下の水温は1.5℃。 10m以上とかのかなり深いところまで
ジグを落とすので、その水深での水温はもう少しあるとは思うが、それでも3℃とかで
あろう。しかし、このアイスフィッシングを知った時、スモールは真冬でも普通に釣れ
るんだな、ということに自信が持てたのだ。
では平野部の河川のスモールはどうだろうか? 自分のデータでは、クリスマスくらい
からバレンタインくらいの期間が、もっともビッグスモールを狙って獲れる可能性が高い
時期だ、と考えている。 この期間内でも35cmくらいのも釣れたりもするがごくマレ
であり、ほとんどが40UPである。どうしてそのようになるのか? であるが、これは
最低水温期になるとおそらく昨日のリザーバーのラージの話でも述べたが、小さいサイズ
のバス達は捕食する対象をなんらか違う種のものに変えてしまうのだと考える。というか
そう考えないと辻褄が合わないのだ。 デカいサイズの魚が体力あって動けて…とかいう
のは後付けの理屈であって、バスは大小問わず真冬でも何らかの餌は食べているはずだし
それはスモールだってラージだって変わらないはずなのだ。12月中旬くらいまでは自分
が良くやるスモラバのドリフト釣法とかで36cmくらいのレギュラーサイズとかが釣れ
るのだが、クリスマスを超えたくらいからそういったサイズは混ざらなくなり、チャンス
は少ないが、出れば確実にキロアップ、という展開へと変わるのだ。
小さいサイズのスモール達が最低水温期に何を食べているか、までは自分も分からない。
ただ、スモラバに食ってこなくなり、デカいヤツだけが食ってくる状態に変わるのである。
デカいヤツはおそらく、普段と同じ通りにベイトフィッシュ等を捕食しているのだがコレ
がハイシーズンだと若いバスが先に食ってしまうのである。 しかし若いバス達がおそらく
ハイシーズンと同じようなベイトフィッシュの捕食を一時的にしなくなるのでデカいヤツ
だけが釣れる、という状態になる、と考えられるのである。 もちろんハイシーズンでも
うまいことデカいヤツがビンゴで食ってくれればそれでOKなのだが、たいがいチビバス
が先に食ってきてしまって、それを釣ってしまうと近くのデカいヤツは釣れなくなるのだ。
で、この真冬のビッグスモール達だが、餌を食う時間はだいたい決まっている。自分の
1~2月のスモール釣行の過去データを、デジカメの撮影時刻を元に集計してみたところ
朝の6:30~7:30に集中しているのだ。 もちろん、なんらかの条件が良いときは
10時とか11時とかでも釣れているが、極端に集中しているのは、この夜明け後1時間
の範囲内である。その中でもスーパープライムタイムは6:40~6:50であり、過去
この10分間は45UP以上がかなりの確率で釣れているのである。(12~2月の間)
バレンタインを過ぎると、真昼間だったり、午後の14時~16時くらいにもスイッチ
が入り出すタイミングができるのだが、こうなってくるとスモールのサイズは極端に落ち
てくるのでビッグフィッシュ狙いのシーズンは終了になることを意味する。 すなわち、
このウィンターシーズン、スモールのビッグサイズを狙いたければ、どんなに朝がしんど
くても、夜明けからやったほうがいい。 で、逆に9時を過ぎたらやる意味はない。自分
の年末と年始に1回づつやったスモールのオカッパリはまさにこの点を突いてのショート
ゲームだったのだ。 ここまでの理論を構築するのには何年もかかってしまったのだが、
逆にこれが分かってきてしまってからは、実はスモールのオカッパリがあんまり面白い
とは思えなくなってしまったのである。 これが、スモールのオカッパリを卒業すると
いう真の原因でもある。もちろん今もそしてこれからもスモールのオカッパリを楽しむ
人達を否定する訳でもなく、是非楽しんでいってもらえれば、とは思う。ただ、自分は
もうあまりやらないだろう、というだけの事。
もちろん、タイミングを誤れば平気でデコるし、別のルアーやリグ、釣り方で楽しむ
という方法もあるのだが、真冬にそこまでしよう、という気にはならなくなるくらいに
自分も歳をとったのかもしれない(笑)
さて、ウィンタースモールの具体的な釣り方であるが、そこは色々と極意があるので
いまはまだ秘密だ(笑) 場所と時間、そしてタイミングが合っただけでは釣れない。
特殊なアプローチもあるので、それはまたいつか。 使っているルアーは1/16ozの
スモラバにトレーラーは2インチくらいのワーム、ラインはフロロの5ポンド、とだけ
お伝えしておこう。 まあ過去の釣行記で、ある程度書いてきてはいるけどね。
今日、東京でも初雪を観測した。 暖冬ではあるが、いよいよここで帳尻が合ってきた
のだろうか? 自分の中では、成人の日を過ぎてからバレンタインまでが、最低水温期の
もっとも厳しいシーズン、と定めている。厳しい忍耐の冬はまだまだこれからだ。ではまた。
今年もその方向性ではあるのだが、今年に限っては1月と2月の釣行回数を減らす方向
で考えている。それゆえ、釣行間隔が結構開くことが予想されるので、ちまちまコラム
をアップしていきたいと思っている。なにしろ次の釣行は20日か24日のどちらか。
まあ、それでも毎週日曜日に釣りに行く人が、1回パスすれば2週間おきにはなる訳で
それとおんなじくらいではあるのだが…。ただ、1日やって1本獲れるか獲れないかの
今の季節に、そんなに気張って釣りに出かける必要もないかな? というのが本当の所
ではある。 もちろんこのブログのコンセプトは自分自身のデーターベース。 それは
この先も変わらないのだが、自分なりに積み上げてきた理論や考えもそれなりに発信を
していくのも悪くはないかな、と考えるようにもなってきている。 読んでくださる方
も多くなってきたし、幅も広くなってきているからだ。
さて、昨日は千葉県のリザーバーについての考察をまとめてみた。もちろん自分なり
の理論なので正しいとは限らない。今日は真冬のスモールについて述べてみる予定だが
これもまた自分の経験則でしかないので、当然正しいとは限らない。それを前提にした
上で読まれてほしい。
さて、檜原湖のアイスフィッシングなるものを御存知だろうか? スモールのことを
色々と調べていた時、たまたま発見して衝撃を受けてしまったのがアイスフィッシング
である。 真冬に全面結氷した檜原湖の水面にドリルで穴を開け、そこにアイスジグや
メタルジグを落としこんでシャクってスモールを釣る、という釣りである。 ワカサギ
釣りと同じように穴を開け、そこにベイトタックルでジグを落としこんで上下にリフト
させるというのだ。スクールに当たれば二桁とかも釣れるらしい。 専用のガイドとか
もあるそうだ。 野尻湖は冬季はスモールの釣りは禁漁になるのでこういった話は聞く
ことがなかったのだが、檜原湖はどうやらスモールの禁漁とかは無いみたいなので、
こんな釣りもできるらしい。
で、この時の氷の直下の水温は1.5℃。 10m以上とかのかなり深いところまで
ジグを落とすので、その水深での水温はもう少しあるとは思うが、それでも3℃とかで
あろう。しかし、このアイスフィッシングを知った時、スモールは真冬でも普通に釣れ
るんだな、ということに自信が持てたのだ。
では平野部の河川のスモールはどうだろうか? 自分のデータでは、クリスマスくらい
からバレンタインくらいの期間が、もっともビッグスモールを狙って獲れる可能性が高い
時期だ、と考えている。 この期間内でも35cmくらいのも釣れたりもするがごくマレ
であり、ほとんどが40UPである。どうしてそのようになるのか? であるが、これは
最低水温期になるとおそらく昨日のリザーバーのラージの話でも述べたが、小さいサイズ
のバス達は捕食する対象をなんらか違う種のものに変えてしまうのだと考える。というか
そう考えないと辻褄が合わないのだ。 デカいサイズの魚が体力あって動けて…とかいう
のは後付けの理屈であって、バスは大小問わず真冬でも何らかの餌は食べているはずだし
それはスモールだってラージだって変わらないはずなのだ。12月中旬くらいまでは自分
が良くやるスモラバのドリフト釣法とかで36cmくらいのレギュラーサイズとかが釣れ
るのだが、クリスマスを超えたくらいからそういったサイズは混ざらなくなり、チャンス
は少ないが、出れば確実にキロアップ、という展開へと変わるのだ。
小さいサイズのスモール達が最低水温期に何を食べているか、までは自分も分からない。
ただ、スモラバに食ってこなくなり、デカいヤツだけが食ってくる状態に変わるのである。
デカいヤツはおそらく、普段と同じ通りにベイトフィッシュ等を捕食しているのだがコレ
がハイシーズンだと若いバスが先に食ってしまうのである。 しかし若いバス達がおそらく
ハイシーズンと同じようなベイトフィッシュの捕食を一時的にしなくなるのでデカいヤツ
だけが釣れる、という状態になる、と考えられるのである。 もちろんハイシーズンでも
うまいことデカいヤツがビンゴで食ってくれればそれでOKなのだが、たいがいチビバス
が先に食ってきてしまって、それを釣ってしまうと近くのデカいヤツは釣れなくなるのだ。
で、この真冬のビッグスモール達だが、餌を食う時間はだいたい決まっている。自分の
1~2月のスモール釣行の過去データを、デジカメの撮影時刻を元に集計してみたところ
朝の6:30~7:30に集中しているのだ。 もちろん、なんらかの条件が良いときは
10時とか11時とかでも釣れているが、極端に集中しているのは、この夜明け後1時間
の範囲内である。その中でもスーパープライムタイムは6:40~6:50であり、過去
この10分間は45UP以上がかなりの確率で釣れているのである。(12~2月の間)
バレンタインを過ぎると、真昼間だったり、午後の14時~16時くらいにもスイッチ
が入り出すタイミングができるのだが、こうなってくるとスモールのサイズは極端に落ち
てくるのでビッグフィッシュ狙いのシーズンは終了になることを意味する。 すなわち、
このウィンターシーズン、スモールのビッグサイズを狙いたければ、どんなに朝がしんど
くても、夜明けからやったほうがいい。 で、逆に9時を過ぎたらやる意味はない。自分
の年末と年始に1回づつやったスモールのオカッパリはまさにこの点を突いてのショート
ゲームだったのだ。 ここまでの理論を構築するのには何年もかかってしまったのだが、
逆にこれが分かってきてしまってからは、実はスモールのオカッパリがあんまり面白い
とは思えなくなってしまったのである。 これが、スモールのオカッパリを卒業すると
いう真の原因でもある。もちろん今もそしてこれからもスモールのオカッパリを楽しむ
人達を否定する訳でもなく、是非楽しんでいってもらえれば、とは思う。ただ、自分は
もうあまりやらないだろう、というだけの事。
もちろん、タイミングを誤れば平気でデコるし、別のルアーやリグ、釣り方で楽しむ
という方法もあるのだが、真冬にそこまでしよう、という気にはならなくなるくらいに
自分も歳をとったのかもしれない(笑)
さて、ウィンタースモールの具体的な釣り方であるが、そこは色々と極意があるので
いまはまだ秘密だ(笑) 場所と時間、そしてタイミングが合っただけでは釣れない。
特殊なアプローチもあるので、それはまたいつか。 使っているルアーは1/16ozの
スモラバにトレーラーは2インチくらいのワーム、ラインはフロロの5ポンド、とだけ
お伝えしておこう。 まあ過去の釣行記で、ある程度書いてきてはいるけどね。
今日、東京でも初雪を観測した。 暖冬ではあるが、いよいよここで帳尻が合ってきた
のだろうか? 自分の中では、成人の日を過ぎてからバレンタインまでが、最低水温期の
もっとも厳しいシーズン、と定めている。厳しい忍耐の冬はまだまだこれからだ。ではまた。