今日は毎年恒例となった12月30日の忘年釣行会。 一昨年まで両総用水でシャッド

 巻きまくりで遊んでいたが、立入禁止が確定してからは場所と形を変え、昨年は房総ダム

 でカズカップ参戦という形になった。 昨年は2尾の全長を競う形式であったが、今年は

 ライブウェルでフィッシュキープして開催しよう、ということで、なおかつ多くの仲間が

 来れるようにレンタルも、持ち込みも可能なフィールドをセレクトしよう、という段取りで

 話を進めてきた。 そんな訳でいつのまにか「未知の川」での開催となったのである。 







  今回集まったのは、主催者のカズさん、KINGさん、岩ちゃん、ピンチーニョさん、

 ノブ氏、猫枕さん、NZのカズさん&Nさんペア、そしてチャタ川の兄貴、レジェンドの

 ピーさん、EHONさん、SGさん。 で、自分を含めて12艇13名という大所帯での

 カズカップ開催となった。 もっともピーさんとEHONさん&SGさんの3艇は大会へ

 参加という形ではなく、大本流に遊びに来た、という感じ。 帰着場所にも帰着時間には

 戻ってこない宣言であったのだが、もちろんそれもまた自由だ。 




  準備をしているとおっさん2さんがサプライズで登場! 初めましてであった。もっと

 ゆっくりお話し等したかったのだが、霞ケ浦に行かなくちゃならないということで協賛品

 だけ(あざーす)置いて慌ただしく去っていってしまった。 浦安の貴公子は体調不良と

 いうことで欠場。 その後オカッパリしにいったみたいだが(笑) 



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  久しぶりにコブちゃんも参戦! みんなのアイドルと化していた。 






  ルールはキーパーサイズ無しのリミット3本。 6:50スタートで15時スロープ前

 に帰着。 エリア制限は無しであり、水が続いている限りどこまでいっても構わない。






  しかしながら前情報としては非常に厳しいという状況なのが、この未知の川。週末土曜

 に猫枕さんがプラに入って坊主。 日曜日にはカズさんがプラに来て同じく坊主。 これ

 下手したら全員坊主なんでないの? なんていう状況。 まあこれだけ強者が揃っている

 んだから、誰かしらドラマを引き起こすんじゃないの? という期待を胸にスタートする。





  スロープ前の水温は6.5℃。 この川の最低水温までではないが、かなり低いレベル。

 本流組、NGT組は水路方面へ。 未知の川上流域をやるメンバーはさっさと進んでいって

 しまった。 自分は比較的ゆっくり、対岸側のカバーのチェックから入る。 もちろん何も

 起きない。 で、さっさと上っていき、今日の本命場所である中流域の沈みモノエリアまで

 上がってきた。 ここでスピナーベイトのボトムスローロールやダウンショットでオダ撃ち

 を繰り返すも当然無反応。するとちょっと離れた場所でシャッドを巻いていたノブ氏が何か

 騒いでいる。 



  なんと8cmくらいのモロコだかワカサギだかのベイトフィッシュが、シャッドを巻く度

 に針がかりして上がってくる、というのだ。この未知の川でそんなベイトの大群に遭遇した

 ことなんて一度もないので、場合によっちゃーこれは大チャンスなんじゃないの?と思った

 が、やはり水温一桁の未知の川、そうは甘くない。 






  木更津のおっさんがワッキーで「なんか食った! あ~ばれた!」とかやっている。竿先

 の動きを見ていたが、バスではなさそう!? カズさんも上がってきて、シャローカバーで

 ワンバイトを得たが、乗せきれなかった、という。 そんな3艇を置いてさらに上流へ行く。















  すると、トンネルからチャタ川の兄貴が早々に戻ってきた。何やらニヤニヤしている(笑) 

 怪しいので問い詰めると、シャッドでキロフィッシュを獲って1本持っている、というのだ。

 これは他の人には黙っておくことにした。1100gくらいありそうだという。これは凄い…。

 低水温期のシャッドの釣りは、ここ未知の川ではこの人には勝てない…。 






  トンネルを抜け、単独一人で最上流へ。 













  ここは水深2.6~2.8mのディープのフラットがかなり広い範囲で広がる場所。この

 川の最深部はトンネルの前後にある、流れで掘れた3mちょっとのディープホールがあるが

 それを除くと、もっとも深い場所でもある。ここまで来ると水温は8℃まで上昇した。この

 先のスーパーシャローに入ると、不思議と水温は7.4℃まで低下したので、シャッドだけ

 軽くやって深い場所のチェックに時間をかける。 




  だだっぴろいフラットかつ沈みモノもほとんどないのっぺらぼうな場所なので、キャスト

 よりはドラッギングでダラダラ広く探るほうが効果的な場所でもある。 4ポンドのレッグ

 ワーム(黒)のダウンショットでドラッギングしていると、時々ギルがつっついてくるような

 バイトが何度かあった。 とりあえずギルでもいいから釣りたいなあ、と思い、3ポンドの

 ダウンショットにマス針をセットし、ワームをゲーリーシュリンプ2インチに変える。かつて

 オカッパリでチビバスをセコ釣りした時のリグである。 これでギルバイトゾーンをスローに

 ドラッギングでズル引いてくると、コンッと竿先に明確に出るバイトが出た! 








  フッキング! お、まあまあ重い! 







  この瞬間、バスをかけたことが分かる! 












  冬特有の鈍いファイトであったが、嬉しい釣り納めのバス!!















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  ネットに入れた瞬間フックが外れた。 あぶねー!! 長さは37cmくらい。で

 ウエイトは700gちょうどであった。とりあえず最終戦をデコらずに済んで良かった

 喜びと、これではまだチャタ川さんには勝てない、という焦りと不思議な気持ちが二つ

 織り交ざった感じであった。 時刻は10:28。 ここでじっくり粘ればさらに追加

 できるかもしれない。 しかし、これにて年間102戦12デコ、坊主%は11.76%

 と過去最高数値を確定することができた。だいたい18~20%くらい坊主だったからね。










  そうこうしていると、ノブ氏とキングさんが上がってきた。 釣っていることを内緒に

 しとこうと、ライブウェルのホースをわざわざボート上にあげておき、そのままスルーを

 していくのを待っていたが、なんと自分の近くで2人とも粘り始めた(笑)  さすがに

 いずれバスがバコって天井を叩く音でバレるので、黙ってはいられずに口を割った(笑)










  11:30頃、ハンターを呼び、お湯を沸かす。














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  結局ここにKINGさんとカズさんも一緒に合流して昼飯。 みんな蒙古タンメン(笑)










  名前は言えないが、一人だけキロ以上の魚を持っている人がいる、ということだけは皆には

 話した。 今日は風もなく穏やかで、釣りをするには最高のコンディションであった。 だが

 一番温かい水温のこのエリアでも自分の水温計で8.3℃くらいまでしか上がらなかった。
















  そこからは帰着のことも考慮し、途中途中で釣りをしながらスロープ方面へと戻っていく

 プラン。 木更津のおっさんは朝バイトがあった場所で粘るという。 時刻は14:07、

 木更津KING氏を置いてそのまま下ると、ちょっと先で竹のレイダウンを撃っている男が

 居た。 見ているといきなり思いっきりフッキングを入れてる? 














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  あっちゃー、岩ちゃんが釣るところの一部始終を見ちゃったよ(笑) なんとカバーから

 テキサスで980g!でもこれが1本目で、この前にドデカいのをバラしてしまったという。

 やはり誰かしらやらかす、と思ってたらこの男か!? と思っていた岩ちゃんがやらかした。

 ビッグバスへと近づく嗅覚は、今日のメンバーでもナンバー1。 それは今年の結果が証明

 している。 この瞬間、トップはチャタ川さんで、岩ちゃんが2位、自分が3番手に落ちた

 ことが明確になってしまった。普通はコレで心が折れるか、それとも今日はとりあえず1本

 釣ったから満足か? デコってないからいいや~くらいの気楽な感じでウェイインするのか。


















  今日の自分、いや、今年の自分は違った。 











  何がなんでもあと1本獲る! 今日のタフさからしてチャタ川さんと岩ちゃんがもう1本

 ずつ獲ってくる可能性は低い。 だとしたら自分が勝つには500g以上であと1本獲れば

 勝てる。この時期、300~400gのほうが釣るのは難しいので、獲れれば勝ちだ。だと

 するならばあのストレッチしかない。








  午後のマズメ時、フィーディング的にシャローカバーにバスが寄ってくるあのストレッチ。














  そう、スロープ対岸である。 常に日陰な場所であるため、水温は7.5℃しかない。










  だが、十八番であるパワーバルキーホッグの7gテキサスで強気に攻める。 岩ちゃん

 があのタイミングで竹カバーから獲ったんだから、まだチャンスはあるはずだ。






  


  これで片っ端から竹カバーを撃っていく。 すると下流からSGさんが同じくカバーを

 撃ちながら上がってきて、入れ違った。 SGさんは「かすりもしねえっすよ」と笑って

 いた。この時期の大本流を得意とするSGさんですら本流で獲れずに戻ってきたという。




  大きな木を超えてさらに下流側へ入ると、岸際にちょっとだけゴロタがあり、プアな竹

 が出ている場所があり、そこへテキサスを入れる。 竹の下からスーッとテキサスを手前

 にズル引いてくると、わずかながらにツンッとラインに感触がありラインがわずかに右に

 動いた。 その瞬間フルフッキング!











  ゴンゴンゴンッ!! 











  ダウンショットで釣ったヤツと違い、強烈なファイト!











  しかしこれをなんとかネットに叩きこむ!

























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  14:15! 獲った! ドラマ魚!! 2015年のラスト、テキサスフィッシュ!







  これが810gのナイスクオリティ!!  これを獲った瞬間、勝ちを確信した。 














  その後はスロープの周辺でお茶を濁して15時の帰着を待つ。


















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  15時、帰着。 













  ウェイインは12艇13名中、3名という渋ーい結果。もちろんそれは分かってはいた

 ことだ。 全員坊主の危機からは脱しただけでも素晴らしいことであった。










  


  3位。











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  岩ちゃん、1本・ジャストキロ!














  2位











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  チャタ川さん、1本・1100g! ハイカットで釣ったそうだ。 もちBF賞。


















  優勝










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  えのちん、2本・1510g!! 














  …ということでまったく釣れる気がしなかったカズカップ・未知の川戦で、なんとか

 優勝!という形で釣り納めとなった。 他のメンバーから「KYだ」 とかなんだとか

 さんざんいじめられまくったのはいうまでもない。他の人の時だと「スゲー」とかなる

 のに、自分が勝つとさんざんいじめられるのだからたまったものではない(笑) 当然

 今回のこの未知の川、という場所においては、自分はある程度通っている経験による差

 は明らかにあったとは言える。 初訪の人達も多かったのでアドバンテージは大きい。





  帰着には戻ってこなかったが、後に15:30頃、ピーさんが大本流で1350gの

 スモールを獲った、という情報が入ってきた。 13人で5本、という厳しい結果の冬

 の陣。 それでも、まだなんとかバスの顔を見ることはできているだけマシなのだろう。







  2015年の自分のテーマは「強くなること」であった。まあちょっとは強くなった

 だろう(笑)  2016年のテーマは「さらに強くなること」だ。 でもそれ以上に

 大切な事は、素晴らしい釣り仲間達と、最高のシーズンをおくれたことだ。今年1年間

 お世話になった全ての仲間に感謝!!そして来年もヨロシク!!それでは良いお年を!!