先日の日曜日がリバーカップ、翌週日曜日がシンザンカイ第2戦というバトルシリーズの
合間を縫って、大好きなプライベートゲームである謎の川へと出撃した。 前日の夜は台風
の影響で強い雨。久しぶりにまともな雨が降ったことは良いことなのだが、いかんせん降り
過ぎな感じである。 そんな訳で行ってみてダメだったら未知の川へと移動しよう、という
ことでAM6時にピー師匠と集合。
先に着いて船を出していたピーさんから電話があり、水位はそこまで高くないので一応船
は出せる、とのことであった。 ただし、前夜からの風が残っており、朝から爆風である。

ゆっくり準備して6時30分に出船した。 水位は平水+10cm程度であり問題ないが
とにかく強烈な流れ。 濁りも今年マックス級であり、激濁りオブザイヤー受賞中である。

4月にも前夜に雨が降って濁った日に当たったことがあるが、その時と同じレベルである。
パターンとしてはアフター、あるいはアフターから回復中のバスが流れを嫌い、流芯の影響
を受けにくい岸際のポケットの中に待機しているのではないか、と考える。 ただそのバス
を食わせるには、目の前にルアーを落としてやる必要があるはずだ。 というわけで選択肢
はおのずとテキサスしかない(笑)
今日はピーさんの船にはEHONさんが同乗している。 EHONさんはエンジン修理中
で船が使えないらしい。 そんな二人組はさっさと上流へ消えていってしまったので自分は
中流の実績エリアから始める。 とにかく実績のピンを片っ端から撃っていけばどこかしら
で獲れるだろう、という甘いもくろみで撃ち始めていくが、まったくのノー感じ。
時々メーター級のソウギョだかアオウオみたいのがドシャローで草を食っているのが見える。
一気にエンジンで上流へ行くとピーさん艇に合流。 バイトはあったが乗せきれない様子。
EHONさんは後ろで寝ていた(笑) このエリアで水温は19℃。昼過ぎには22℃まで
上がった。 とにかく濁りがきついのでパワーバルキーホッグは黒に変える。 シルエット
重視で、居るはずであるバスの目の前にルアーを入れていく。
流れが弱まっているショアのプアーなアシカバーを撃っていくと、コンッ コンッ と
バイト!? とりあえず思いっきりフッキング!!
乗った! すぐにいいファイト!
だが、瞬殺でブチ抜いた。

9:20 デコ回避イイイ~!!

こういう難しい状況の中で獲ったバスは格別!! 41cmの950g、アフターな感じ!
でも嬉しい1尾だ。 少し離れた場所に居るピーさんに電話で報告。 自分はそのまま撃って
川を登っていく。

ここまでは初めて上がってきた。ここまでかなり浅い感じだったのが、この橋を超えると
やや深いエリアが出始める。

川幅もかなり細くなり、流れもさらに強くなる。 今日来てはいけなかった。 エレキ全開
でようやく少しづつ進んで行けるレベルだ。謎の川なのに、ホームA川のTR-UEMON橋
の先みたいな強烈な流れである。 今度流れが緩い時に改めて訪れてみることにしよう。
しばらくロッドを持たず、魚探で水深だけ見ながらエレキのみで上流へと進んでいく。流れ
がきついので、バッテリーの電圧がどんどん下がっていく。一応車に予備のバッテリーはある
ので、最悪一度スロープまで帰ればバッテリーの換えはある。 ピーさんからは、危ないので
エンジンでは走るな、と言われているエリアなのでエレキのみでどこまでいけるか試してみる。
途中、ちょっと気になる場所があったので、パワーバルキーホッグの黒をワンキャスト。
なんと一撃でバイト!
ラインが下流側へハイスピードでスライド!
フッキングを入れるといきなり強烈なパワー!!
ヤバい!デカいのが今日も食っちゃったね!!
フッキングはバッチリなようなので、力比べで水面へと浮き上がらせ、ネットイン!!

獲った!ナイスクオリティ!!

アフター回復系だろうか? 48cmの1450g!! イヤー謎の川、最高!!濁って
ても最高!! 今日という難しい日の中では、重要な意味のある1尾だ。 ちなみに謎の川
での自分の最上流キャッチ記録更新である。 こんな上でもデカいのが出るんだねえ…。
その後、最エンドまでもうすぐ、というところだったので頑張って進んでみるが、チャラ瀬
みたいなところの流れが強すぎてエレキ全開でも登って行かず、あげくにエンジンのペラまで
ヒットするくらいの浅さになってしまったため、残念ながら折り返す。今度穏やかな時にまた
挑戦してみたいところだ。
エンジンで下流に下り、一気に国道エリアまで戻ってくると、ピーさん達を発見した。合流
してランチタイム。ヨンパチ報告をして飯を食い、あーでもないこーでもないと話していると

何やら二人でライブウェルから魚を出しているじゃないか・・・


どひゃ~、しっかり獲ってるじゃないの? この濁りの中、二人とも!
ピーさんのマックスは45くらい。 でも他も一番小さくても40くらいと出ればデカい
感じである。 EHONさんもバックシートながらしっかり2本キャッチ。これで昼前は
3人とも2本づつで終わった。
さて、午後の部。 ここからチャンスタイムにいい場所にいれば連発できる可能性がある。
とりあえず、上流に向かって撃ちながら上がっていく。 いい場所に入った時はゆっくり
長めにシェイク。 そうでもないところは入れたらすぐにピックアップし、手返しの回数で
アピールをしていく。 濁って増水した時はこのやり方が一番効くのだ。
トーントーントーンと上下に3回シェイクした時、下にズンッ と引き込まれる感触!!
フッキングするとこれも吹っ飛んできた!

ブチ抜きフィッシュとはいえ、これも40UP!!
13:20 40cm・850gの3本目をキャッチした!
しかしその後バイトが無い時間帯が続く。 ピーさんも1本追加したようだ。さらには
二人ともバラした、という。 自分よりはピーさん&EHONさん達のほうがバイトの数
は多く獲っているようだ。
よりサイズアップを狙うため、魂のエスケープツイン。 ここからはエスケープツイン
しか投げなかった。 もちろん一日の中ではパワーフィネスのスモラバ等も投げる時には
投げていたが、あくまでも腕休め。 今日も基本はテキサスで押し通したのだ。
落ちパクでグーンと入る!
フッキングすると、たいして大きいサイズでもないのにスゲー引き! あまりにスゲー引き
過ぎて思わずネットを使ってしまった。

35cmくらいなんだけど、完全にベストシーズンのハイパワーでファイトしてくれた。
その後バイトが無く、一か八かでエンジンで一気に下流エリアへと移動してみた。あの
実績のストレッチを撃つためである。 もちろんもうこの時期のポイントではないことは
分かっているが、それでもなお、魚影は濃いだろう、という読みだ。
ショアラインにエスケープツインを撃っていた時だ。
見たこともないくらいの超ハイスピードラインスライド!
フッキングさせると強烈なファイトだったが、上がってきたのはコイツ…

ちーーーーーん・・・
これに心折れ、16時にスロープへと帰着した。 4バイト4フィッシュ。 流れと濁りが
強かった中としては、まずまずの出来なんじゃないだろうか。 自分的には今まで行ったこと
の無いかなり上流のエリアも探索できたのが収穫であった。 ピーさん艇はまだ残ってやって
いくようだが、16時30分に謎の川を後にした。

さて、次は亀山ダム2連戦。 まずは金曜のプラクティスからだ。 それではまた!!