年々その厳しさを増すTKK初戦ノリーズカップ。 ちょうどこの時期、ワカサギパターンが
中心となるのだが、さっぱりダメになることも多い。 ただ、ハマればあっという間にリミット
も揃うし、ウエイトが期待できるのもこのパターン。 それ以外のパターン、すなわち護岸撃ち
やら縦スト、シャローカバーの釣りは、時間内でやり切っても1本出るか出ないか。プラで感触
が得られていれば、ワカサギ以外のパターンをやってみても良かった。 だが自分が選んだ戦略
はワカサギパターンに絞ったのであった。

総勢107名の出場。 今回、トーナメント初参戦となるカズさん。 そして浦安の貴公子
YZW君、YZW君のお知り合いのとっちのぱぱさん、自分の中学の同級生である友人N氏、と
知り合い多数での参加となった。 もちろん、いつも会うチームつばきもとのOさん・Aさん、
Tさんらとも会うことができた。 6:55スタート、フライトは2番目。

一気に養老を目指すが早い船にはあっさり置いていかれる。 水温はプラと同じで本湖13℃、
養老11℃であった。 境橋スロープ沖から入り、釣り公園角のブレイク、そしてプラで釣った
次のブレイク、とほぼ他のボートとバッティングせずに入ることができたため、シャッドやジグ
ヘッド等、やりたいことをやりたいようやることができた。 プラと違うのは多少の濁りがある
ことだ。 おそらく昨日の雨で濁りが入ったと思われる。 ただ過去の経験から、この程度なら
普通に釣れる濁り、と判断して川に入った。
上流の人気ポイントにあっさりと入れる理由…。 理由は明白だ。 もうこのパターンはほぼ
終焉に来ているのだ。 まったく可能性が無い訳ではないが、中心戦略に持って行くには爆発力
が足りない。 今日に関しては、勝つとかリミット獲る、とかまでは考えられず、とりあえずの
1尾を持ち込めればそれでいい、という考えのもと釣りを組み立てた。
しかし、何事も起きることなく10時を過ぎる。
下る決断をし、再び境橋沖で巻き、イチかバチかで船団必至の古敷谷へと入った。 11時半
に船団のハシッコに入れてもらい、やりはじめる。 後から聞いた話では朝一番に陣取った船団
が11時くらいまで固まっていたが、釣れたのは2本だけだったそうだ。 そのまま12時30分
までダウンショットやジグヘッドでやり切るが、何にも起きないままに帰着時間を迎えてしまった。
自分のやるプランはやり切った上でのNBNFである。
107名中、ウェイインは24名という激タフな試合。 しかし、そんな中、初参戦のあの男
がカマしてくれた!!

実はこの魚をキャッチしたところは、船団場所からも見える岸際のカバーであった。ちょうど
船団の人達の間でも、「あのカバーで釣った人の魚、デカいな」と話題になっていたくらいだ。
いやーすごいよカズさんは! 本人のブログも今日は珍しくもうアップされているので分かるが
1本1670gで10位。 大会初参戦ということを考えれば上出来なスコアーである。本当に
魂の一尾を掴んできたのだ。 他は友人N氏が440gを1尾持ち込み、ウェイインした人の中
でのブービーを飾った。 彼は今日が今年初釣りであったが、無事キャッチするところが凄い。
他、YZW君を含め、チームつばきもとのメンバーも全員春の高滝に散ったようであった。
まあウエイイン率が25%を切る、ということを考えれば、4人に3人はデコという確率である。
本当に高滝はバスの個体数が減ってきているし、難しさは年を追うごとに難易度が高まっている
ので、もう少し前から数回通い込んで、新しい引き出しを持っておかないと今後の高滝では戦って
いけないような印象を持った。6月2戦目もハイシーズン中のゲームになるとはいえ難しい展開に
なるかもしれない。

帰りはアクアで渋滞にハマりながらも18時には帰宅。 これにて本年9デコ目をマークした。
さて、次のゲームからは再び謎の川へと戻る。 頭を切り替えて、春の豚バスを再び狙いたい。