昨日の予告通り、謎の川へと向かう。 スロープ到着はAM5:00。 予報通りの雨だが

 パラパラ程度で苦にはならなそうだ。 ところが早朝から物凄い北風の爆風。 釣りバカの自分

 ですら、一瞬ボートを出すのを躊躇してしまうレベルの暴風である。 水面が波立つのは基本的

 に南風の強風であることが多いが、北風なのにも関わらずすでに水面に波が出ている状態である。










  しかし、来たからにはヤルしかない。 風を避けられるエリアでじっくりやれば、この状況下

 でもなんとか1本はキャッチできるかもしれない。 と、橋をトレーラーを引いて渡ってくる車

 があった。 なんと久しぶりに登場のEHONさんであった。 無予告での登場であるが、結局

 なんだかんだで毎回スペシャルゲストが登場するのが、えのちん謎の川釣行である。今年すでに

 9回目の謎の川アタックとなるが、知り合いの居ない完全単独アタックは実にまだ2回しかない。

 みんなこの川でのドリームフィッシュを夢見てやってくるのだ。 それなりに結果を出す者、夢

 破れて心折れる者、ポテンシャルを感じ再戦を誓う者…。 その想いは各々様々であるが、今年

 もここまで、様々なドラマを見ることができた。 自分も初戦となった2月月末以外はなんとか

 毎回キャッチに至っている。 さて、寒の戻りの今日はどうであろうか。 



















イメージ 1


  先行して出船し、爆風の中、ゴールデンストレッチを撃ちに行く。 水温は14.7℃と悪く

 はない。 そしてセッティング時に気がついていたが、10cmくらい増水しているのである。

 この水位はゴールデンストレッチにバスが入る条件でもあるので歓迎である。 













  しかし大爆風であり、エレキ4割踏みでようやく前に進んで行けるレベル。 フロントから

 だっぱんだっぱん水が入ってくるレベルだが、なんとかストレッチを撃ち切った。 しかし反応

 無し。 まだなのか。 昨年の再現はなかなか難しいようだ…。 













  エンジンで一気に上流へ移動。 スピナベストレッチでスピナベを巻くがこちらも反応無し。

 で、そうこうしているうちにお助けカバーに到着。 ここはシーズンインすると、かなりの確率

 でバスが着いているピンスポットである。 先日、神奈川のカズさんが聞きバラシをした場所だ。







  冠水している植物に音もなくパワーバルキーホッグを滑り込ませると、ファーストフォールで

 ラインが斜めに走りだした。 























  フッキング!!
























イメージ 2


  一気にボートにブチ抜いたのは、坊主を防ぐ39cm・900gのレギュラーサイズ!!









  良かった~、激タフ戦を想定していただけに、早い段階で獲れたのはホッとすることができた。














  やはり増水しているので、シャローカバーには入っているのだろう。 これはパターン成立か。

 そのまま北風の爆風をプロテクトできるセーフティエリアへと入る。 とはいえもちろん風は強い

 が、下流域のどんぶらエリアと比較すれば、格段に釣りになるレベルだ。 










  そのままパワーバルキーホッグでカバー撃ち。
























イメージ 3


  コイツはカーンッ とロッドに明確なバイト!! 35cmくらいで重さは量らなかった。

 いいペースで2本目! EHONさんに2本釣ったことをメールすると、スピナベで1本獲った

 様子。 陸上は寒の戻りで冬のようなコンディションだが、水の中は意外と春!まさしくそんな

 感じの釣れ方であった。 テキサスへのバイトも竿先に明確に出たり、ラインがスライドしたり

 と、春っぽい食い方になってきているからだ。 昨日が暖かかったことも影響しているのだろう。

 この後ラインスライド系バイトがあったが35cm程度のをバラしてしまう。すぐ後のキャストで















イメージ 4


  3本目、36cmの800g。 結構いいファイトをしてくれた。 ここは居るでしょ~って

 思うまさしく!な場所でイメージ通りに食ってくれた個体であった。 いいリズムで3本獲れた

 が、サイズが芳しくない。 40UPが出ていないのだ。 この謎の川でも、印旛や牛久で出る

 ような豚バスが獲れる季節。 そんな豚バスを求めてこの春は集中的に通い込んで居るのだが…。











  上がってきたEHONさんと一緒に上流ストレッチへと行ってみる。 ところが爆風過ぎて

 自分の船では闘えないので、セーフティエリアへとエンジンで戻り、再びテキサス爆撃を繰り

 返すが、反応が無くなってしまった。 ちょっとルアーを小さくしてみよう、ということで、

 お試し企画ではあるが、PEラインでのスモラバ。 ロッドはスピニングのフィランギ。



  ガード付きENO’SスモラバHD2.6gにスタッガーワイド2インチのトレーラー。実は

 最近、HIDE-UPがちょっとだけマイブーム(笑)少し前からこのトレーラーは試している。













  ショアラインに静かにフリップ・・・


















  シューーーンとラインが上流側に走る!? 




















  思いっきりフッキング!!





















  乗った! いいファイトだ! おっと、パワーフィネスとはいえスピニングタックルだ! 










  12:00ちょうど! ランディングネットを使ってキャッチ!





















イメージ 5
イメージ 6




  またしても40UPならぬ38cm。 だが920gもあるお腹ぼってりの子豚であった。

 いいね、パワーフィネス! トーナメントでも使っていける武器にしたいと目下練習中なのだ。










  


  その後、風に流されながらのシャッドでもバイト!






















イメージ 7


 12:38、5本目キャッチ! 36cmながら780gもあるこれまた子豚。 





 いいペースで5本キャッチできているのだが、いまだ40UP無し…。 これじゃ子豚祭りだ。 











  やはりルアーをデカくしたほうがサイズは上がるだろうか…。 










  この春の謎の川のため、昨年ガンスリンジャーを買い足して2本体制にしてあったのだが、春

 の謎の川トレイルがスタートしてから常にダブルガンスリンジャーでボートには積み込んでいた。

 そう、昨年ガイドがぶっとんで修理で入院…。 退院を待てなかったためにもう1本買ったため

 に、修理から戻ってきた時点でガンスリンジャーが2本になったのだ。ここまでメインに使用して

 いたのは2号機で、これをパワーバルキーホッグ7gテキサス専用としている。 修理から戻った

 1号機はさらにデカいワームでのテキサス用として積んでいたが、今年はまだテキサスゲームが

 本格化していなかったのでほとんど出番はなかったのだ。 





  別のワームをセットしていたが、漢のワーム、魂のエスケープツインをセッティングした。

 カラーはグリパンブルーフレーク。 ウエイトは5gでスローフォール気味に誘っていく作戦。 


















  北風を避けれるカバーに着水音なくエスケープツインを落とす。 

















  違和感とともにツーっとラインが手前に動いてきた・・・


















  全身の力を込めてフッキング!!  

















  おお! 姿が浮いてこないからいいサイズが食ったぞ!? 



















  ドバドバドバッ 












  水面から姿を出して右に左に暴れまわるソイツは、まさしく求めていた豚野郎!! 




























イメージ 8

  13:00 ネットイン!! エスケープツイン、グッドジョブだぜ! 

























イメージ 9


  来たねー、豚バス!!  長さは46cmと大したことはないが、この体型!!






















イメージ 10

  46cmながら1700g!!  コレだよコレ!! こういうバスをテキサスでシバき

 たかったのだ! 先月の終わりの連戦でジャスト50cmも釣ったには釣ったが、なんか冬

 っぽい釣れ方だったし、スマートな1800gという体型に少し消化不良気味だったのだが、

 これは満足できる豚だ!! 







  ようやく6本目にして40UP。 長かった…。 











  EHONさんにメールしたが、返事がない。 あとから聞いたら昼寝をしていたらしい(笑) 
















  爆風はセーフティエリアでも時折突風のように吹いたり弱まったりを繰り返す。 懸念された

 雨はパラパラ程度での降ったり止んだりだったのでまったくストレスにはならなかったが、風は

 本当に曲者でしかなかった。 寒さに関しては2月並みの完全フル防寒で来ていたので問題ない。










  その後、アタリはなくなってしまい、シャッドゾーンも不発。 だが風が少しだけ弱まった。














  イチかバチか。 























  朝イチ叩いて何にもなかったゴールデンストレッチに行ってみよう。 今年、自分はまだこの

 ストレッチではギルしか釣っていない。それだけにここはパワーバルキーホッグで丁寧に攻める。

 水温は朝よりも下がってしまい、14.0℃。 でも午後から動き出すバスが居てもいいはずだ。























  グーンッ 
















  岸際のアシ際に入れたパワーバルキーホッグを引きこむ系のバイトがあったので合わせる!
















  レギュラーサイズがジャンプ!! 
























  した瞬間バレた…orz 















  おお~、今年初めてこのストレッチでバイトを獲ったぞ!? 風は相変わらず強いが、風に

 向かいながらそのままテキサスをピッチしていく。 最奥に撃ち込んでは手前にズル引きして

 くるアプローチを繰り返す。 昨年、コレが最も釣れた。 













  ズル引いてきたパワーバルキーホッグが突如かっさらわれた!




















  渾身のフッキングを入れる!! 

















  よおおおし、コイツもデケーぞ!? 























  テンションを緩めることなくやりとりし、ネットでキャッチ!! 





























イメージ 11

 気持ちいい~!! これこそが昨年の再現!! 狙い通りのエリアで狙い通りの釣りで獲った!















イメージ 12

  15:10 ダメ押しの7本目、47cmの1600g!! まさしく求めていた魚であった。
















  これに大満足し、少し早いが15:30に撤収開始。 EHONさんはもう少し残ってやると

 いう。 その後、1500gをキャッチできた、という報告が来た。 さすがEHONさんである。

 



  シャッドでの大連発も楽しかったが、やはりこの謎の川での醍醐味はこのテキサスでの1500

 オーバーキャッチのゲームである。 これをやりたくて通い込んできたのだ。 この春、9回目の

 アタックで、ようやくイメージに近いゲームが実現できた。まあそれとパワーフィネスやシャッド

 でも釣れたのでバラエティあるゲームが展開できた点も今日は楽しめた、と言って良いだろう。














イメージ 13


  9バイト7フィッシュ。 気温が10℃に満たない気候の中、上出来のゲームだろう。







  さて、せっかく釣れ始めた謎の川であるが、ここから高滝の大会トレイルのためしばらく留守

 にせざるを得ない。 といってもわずか1週間ちょいの間だけだけどね(笑) 16日にはまた

 ここへ戻ってくる予定だ。 さて、TKKのプラと本戦。 どっちもデコりそうだが、やるだけ

 のことはやってくる。 それではまた!!