5日間の冬休み最終日の釣行。といっても火曜に1日働いたらまた水曜日休み、というなんとも
ナメた勤務スケジュールである(笑) すべては昨年の再現をするためだ。 ステージは当然あの
謎の川である。 一昨日のタフな展開と、昨日出撃していた方からの情報では、今日もタフな展開
が予想されたため、まったくワクワクすることなく、流星ワゴンの最終回を見終わってすぐに寝る。
予定よりも早く目が覚めたため、今日も一般道オンリーで謎の川へと向かった。 今日のラップ
タイムは2:15で、5時15分にはスロープへ到着することができた。 直前から濃い霧である。

これ、釣れそうな霧だ。 薄暗い中ボートをおろしていると、SGさんが登場!! 例のブツを
受け取り、早速セッティングに取り掛かってくれた。で、そうこうしているうちに「多分行けない」
と言ってたピー師匠がやっぱり登場した(笑)

出船するとさらに霧が濃くなり、付近の橋すら見えない状態。 水温は13.3℃からスタート。
ルーティンとなりつつあるが、最初のゴールデンストレッチをパワーバルキーホッグテキサスで。
最終ゾーンまで撃ち終えたが、水中からの反応は皆無であった。 おかしい…。 昨年は10℃
くらいでも食ってきた。 今年はまだこの浅いゾーンにバスがさしてきていないのか。 どこかで
必ずドシャローにバスが入り出すタイミングがあるはずだ。そこで第一陣のビッグママを仕留める。
それこそが自分が再現したい2014年3月28日の伝説なのだ。
今年のここまでの状況等を整理して考えてみる。
冬の状況から、春モードに切り替わるために、残された最後のスイッチがまだ入っていないのだ。
水温や気温、潮目は問題ない。 最後のキーワード…。 それはいわゆる春一番と呼ばれる南風の
爆風なのだ。 これがまだ関東の平野部に吹き荒れていないため、バス達の総合的な動きに変化が
現れないのである。 弱い南風ならすでに何度か吹いているが、屋外で立ってられないほどの強烈
な南風はまだ吹いていない。
とするならば、あえて冬から春にかけての間接的な状態にあるバスにアジャストするパターン
を狙ってみるのが良いのだろうか? そう考えると、一昨日に自分がシャッドで釣ったり、付近の
アングラーがクランクで釣っていたのが、まさにそのパターンなのかもしれない。 バスは一段下
に居る。 だがワームの釣りではそれは探りきれないので、巻くしかないのである。
本命ストレッチに入る前、KAZUさんポイントでKAZUさんのマネをしてみる。 PEでの
スモラバを投入し、シェイク。 しばらくしてピックアップしようと少し浮かせて巻いてきた所、
いきなり引ったくられるバイト!!
ぐうっ、なんちゅーパワーだ!? PEラインでドラグを締めこんでいるにも関わらず、ギーッ
とドラグまで出すヤツ・・・ もしかして・・・

ニャー
お前かい!? デカバスかと期待しちまったじゃねーか! KAZUさん…俺にはコレが
精一杯だよ…(笑) こないだはゴイニーだったし…(笑) やはりこの釣りはKAZUさん
に任せた。 そうこうしていると下流から風が吹き始めた。 東の風だが、北寄りの風で冷たい。
今日はバスのボイルは見なかったのだが、水面でピチピチしているベイトを見かけた。 実は
この謎の川にもある程度のワカサギが生息している。 それゆえワカサギパターン的な釣り方が
ハマることもあるだろう、とは思っていた。
そんな訳で、ベイトがピチピチしていた場所へビーフリーズ投入。 10:05頃・・・
ドンッ
ジジイイイーーー
ボトムノックからのピックアップ時に食った。 ボートから3mもない位置の中層でだ。

よっしゃ、今回もシャッドフィッシュ! しかもいいサイズだ。 ビーフリーズのカラーは
ライブワカサギとかだったかな。 まあなんでもいいや、同じのを3個持っているがお気に入り
という訳ではない。 なかなか売っていないロングビルなため、見つけたら即買いしているので
どうしても同じカラーが集まってきてしまうのである。

一昨日は獲れなかった40UP! ジャスト40cm、1050gのナイスフィッシュだった。
写真を撮影してからしばらくすると、下流からSGさんが上がってきた。 なんと37~8cm
のレギュラーサイズを獲っており、オマケに45クラスまでバラした、というのだ。 ホームでの
釣りセンス最強の男達の一人だけある。 ドシャローのカバーから獲ったそうだ。
水温も14℃を超え始めたため、再び自分もガンスリンジャーを握り、一度は流したストレッチ
でもう一回丁寧にテキサスを投入していく。 やはりシャローからテキサスで獲りたいのだ。
ラインがシュッと走った!
合わせるとアレ~ ちっこいバスが吹っ飛んできてそのままボートの反対側に着水!笑

シャローで頑張ってもコレじゃー意味がない…。 やはり、まだこの釣りはフィールドの状態に
完全に合っている、とは言い難い。 この小さいバスがそのことを教えてくれた。 大事な事だ。
ピーさんも下流から上がってきたが異常無しだという。SGさんが反対に下流へと下って行った。
どーしたものか…。そのまま撃っていると、11:30頃にシャッドで釣ったゾーンに戻って
きてしまった。 シャッドはビーフリーズからハイカットに変えておいたのだが、ハイカットで
再び絨毯爆撃。
ゴンッ
ギューーーン!!
イーコーのレースーみたいなアタリ方! 今度こそまたキャットか!?
水面にもんどりうったのはまぎれもなくバスだった!!
ドラグをガンガン出してなかなかボートに寄ってこない!!
しばらくファイトをさせて弱らせてからネットでキャッチ!!

今度はハイカットがいい仕事をしたぜ!!

来たね、コレ! 42cmの1200g!!
計測と撮影を終え、おんなじところにおんなじハイカットをまた投げてみた。
ドンッ
嘘だろ!?
嘘じゃなかった。 またまたバスだ! シャッドで連発!!

今度はハーモニカ食い!

おいおい、マジかよ… 41cm・1100gであった。 シャッドで3本40UPである。
謎の川に来ているのに、高滝の養老川上流でワカサギパターンのシャッドの釣りをやっているか
のような錯覚に陥ってしまう連発劇であった。それだけ今日はシャッドがストロングだったのだ。
その後、SGさんが下流から戻ってきたが下流はすでに北風の爆風になっているそうである。
ピーさんがそろそろ飯を食おう、というのでピーさんのもとへとSGさんと寄っていくと何と
ピーさんがファイトしている!! なんとこの季節に30cmくらいしか潜らないシャロクラで
釣った、というのだ。 サイズは38cmだが、坊主を防ぐ貴重なフィッシュ!!

全員キャッチできたので昼ごはん。 午後の作戦を練る。
自分は風が弱まったタイミングでゴールデンストレッチへと戻ってみることにした。 14時頃
にゴールデンストレッチ入りするが、水温は15℃まで上がっていた。 ところが太陽が雲に隠れ
始め、体感的にも寒くなってきてしまった。 しかもドス黒い雲が広がりはじめたのだ。ピーさん
とSGさんも共に下流まで戻ってきた。ピーさんによると、なんと上流では雹が降ってきたらしい。
雨も降り始めてきて風も再び爆風化してきた。 15時、安全を考慮して3艇とも撤収することに
決めた。 残念ながら早上がりである。 片付けていると雷がゴロゴロ鳴り始めたのでやはり撤収
は正解であった。 早い上がりだったため帰りもオール一般道。 途中釣り具屋に立ち寄ってから
帰った。 久しぶりに4本キャッチ。 ようやくゼロワンゲームからは脱してきたようだ。

たまたまシャッドの釣りがハマってくれてアジャストはできたが、求めている形での魚ではない。
贅沢かもしれないが、謎の川の最大ポテンシャルはまだまだこんなものではないからだ。次回こそは
テキサスでブチかましたいところだ。 それではまた!!