苦悩のシンザンカイ初戦から中1日。 今度はスモール狙いの釣行で真・聖地へと向かう。だが

 一昨日の日曜、朋友ピンチーニョ氏とKAZU氏がともに乗り込み、二人ともノーフィッシュという

 結果に終わっているのは周知の通りだ。 あの日、亀山も大爆風であったが、こちらも爆風だったと

 いう。 いくらオカッパリとはいえ、あれだけ吹いたら釣りにならないだろう。 はたして今日は魚

 を手にすることはできるのだろうか。 





















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  気合いのAM6:30スタート。 もちろん氷点下であり、水温は3.5℃程度からのスタート。

 キャスト毎にトップガイドが凍結するため、毎回ティップを水面につける作業が発生する。 時折

 第3ガイドくらいまでガチガチになるのでしゃがんでロッドを水につけなくてはならない。






  キャスト後、巻かないでルアーを流れに乗せていると空中に浮いているラインがどんどん凍って

 いくのが目に見えてわかる寒さだ。ここの微妙なバイトを得るためには素手でロッドを握らなくて

 はならないが、さすがの自分も太陽が出るまでは手袋を着用した。 だんだん慣れてくると手袋を

 したままスモラバをフルキャストできるようになってきた。 











  フルキャストすると、水しぶきが飛ぶが、それが空中ですぐに凍結し、アイスクリスタルが宙を

 キラキラと舞う光景を見ることができる。 まるで聖闘士聖矢のキグナス氷河である。 あ、若い

 人はそんなの分からないか…(笑) 













  しかし、話に聞いていた通り厳しい。 まるでアタリがないまま、太陽が水面に照りつけるよう

 になってしまった。 プライムタイムでバイトを得ることができなかったのである。 8:30頃

 定刻通りであるが、ハンター@通勤中からTEL(笑)



  何もないことを告げ電話を切る。 ここのポイントの最大の欠点は、他に大きく動きようがない点

 である。 まだまだ開拓中であるため、他にどこがいいとか現時点ではさっぱり見当もつかないのだ。

 だが、もちろんここはこの水系の中でも、特に今の季節ならば一級ポイント。 おそらくスモール達

 はこのエリアに多数居ることだけは間違いないのである。 しかしながらタイミングが合っていない

 のか、まったく口を使う気配がないようだ。 








  9時頃になり、だいぶ暖かくなってきた。風もなく過ごしやすい。 試しに水温をもう一度計測

 してみると、5.5℃までは上昇していた。 それでも5.5℃だ。 難しいことに変わりはない。

 しかも昨晩は満月であった。 新月の満月なら日中も良いのだが、夜中の完全満月の場合は日中は

 タフる傾向がある。 これはここからスポーンシーズン終了まで、スモールもラージも共通の理論。

 スポーニング絡みで大型のバスが動くのを狙う場合は、この辺の潮汐等も考慮して釣行タイミング

 を見極めるのがベターである。 もちろん、そんなのに関係なく、釣れる時は釣れるし、釣れない

 時は釣れない訳だが(笑)  そんなことも頭の中でぐるぐる考えながらキャストを繰り返す。





















  水中で岩が点在しているゾーンを2つほど知っているのだが、下手をするとスモラバは帰って

 来ないような厳しい岩も存在する。 そのうちの厳しくないほう、比較的スモラバの生還率が高い

 小型の岩が点在するロックゾーンにスモラバを投入する。 








  グっと重みがあり、スモラバが岩に引っかかっているのを竿先で感じた。 











  そのまま引っかけたままシェイクを繰り返す。




















  クンッ 



















  ティップが入り込むバイト!



























  おりゃーっとフッキング! 










  それと同時に始まる、重く鈍いファイト! スモールだぜ!














  しかし水面にはなかなか浮いてこないところから、コイツも結構なクラスだと分かる! 













  慎重にやりたいところだが、ドラグを出して下流方面へ行くので、ネットを進行方向の地面

 へと放り投げておき、自分も巻きながら進んでいく。










  力が弱まっている瞬間に手前へとロッドパワーとリーリングで寄せてなんとかネットイン!!














  その瞬間、スモラバがポロっと口から外れた! あっぶねー!!



























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  9:05 獲った! ナイスサイズ!




























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メジャーがたるんでるけど、47cm!! (測る時はピンと張ってます) 




























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  47cm・1500gというナイスクオリティを仕留めることができた。今季8尾目のスモール。

 最低が44cmという記録は依然として更新中であるが、さすがにそれは次回で途絶えるかな(笑)


















  タフな中、ようやく絞り出した感のある1尾だが、そのあともやっていても続くようなイメージ

 はあまり得られない。 過去3回来た時のデーター的にもこのあとは釣れないタイムが長く続く。

 この時期のスモールは朝の太陽が出るまでか、午後の13時~15時が時合い。 これは他の場所

 でも同じことが言える。 夕マズメ、日没前後が良くなるのはもう少し季節が進んでからで、水温

 が10℃を超え始めてから、と分析している。 夕マズメがいいのは2月下旬くらいからかな。 

 あくまでも自分個人のデータの積み重ねでモノを言っているだけなので、正しいとは限らないが。 

















  10時30分頃、ちっとも気にならないレベルだが、風が吹き始めた。 しかし、この後バイト

 を得る自信など微塵もないため、早めの撤収を決意した。 家でのんびり過ごそう。 







  とまあこんな感じでスモールなら釣れるのだが、ラージはいったいいつになったら釣れるのやら。

 なんとなく、ラージも釣っておかないとシーズン開幕したぜ!って言い切れない自分が居るのだ。



















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  まあ、それでも今の季節だからこそ楽しめる、ビッグスモールハンティングをもうしばらく楽しむ

 こととしよう。 今のところ次戦もスモール戦を予定している。 それではまた!