例年ならば新年最初の開幕戦は、両総用水でのオカッパリからスタートであった。しかし昨年
正式に立入禁止が決定したことで、フィールドの行先の変更を余議なくされる。 2010年から
5年連続、両総用水での開幕戦はデコったことはなかったのだが、今年は別のフィールドでの開幕。
はたして無事、初バスをキャッチできるのだろうか。

開幕戦に選んだステージは亀山ダム。 薄暗いうちからセッティングして6:30出船。なお
今年最初のトーナメントは2月1日のシンザンカイ亀山戦である。 その前週に五十嵐カップが
開催されるのだが、今年は残念ながら仕事の都合で参戦できない。 よって、シンザンカイ初戦
に照準を合わせて練習を始めていく。
さて、今年はトーナメントで最低でも1回はお立ち台入りを狙って勝負していくことを目標に
掲げた。 が、先に断っておこう。 このシンザンカイ初戦だけは別だ(笑) なにしろ年間
ポイントで争っていく上で、この初戦でノーフィッシュになるか、豆でも1本持ち込むかで年間
の戦い方が大きく変わっていくからである。 参加ポイント5ポイントのみで終わってしまう
のか、200g1本30位で70ポイントもらうのかで、天と地の差が出るからだ。 残り3戦
でどんなに素晴らしい成績を叩いても、この初戦を落としてしまうと、年間ランキングシングル
に入る可能性は限りなくゼロに近くなってしまうからだ。
そんな訳でメインは当然ディープだ。
昨年のシンザンカイ初戦のデータを見てもお立ち台のうち4人はディープ攻略をした人達だ。
シャローは超名手がやり切って1本持ってこれるかこれないか。 そんな訳で割り切って自分の
やれることを着実にやる。この冬の亀山ダムでは、しつこいくらいにディープ練習を積む予定だ。

さて、一口にディープ、といっても、まだまだ自分の亀山でのディープのポイントの引出しは
非常に少ない。 正直自信があるディープのポイントは4ヶ所くらい。 というわけで、自分的
にまだ実績の少ない場所や、まったくの新場所を中心に回ってみることにした。 特にのむらの
先のエリアは白鳥島周辺を少しやった程度の経験しかないからだ。
白鳥島周辺まで来ると風が強くなってきた。 今日の水温は7.2℃からスタートし最大8℃。
もうほぼ最低水温に到達しているといってもよいだろう。 ただ今日は南風が入り、気温も高い
予報。こんな日は亀山に1発ビッグフィッシュを狙って、シャローの達人たちがこぞって現れる。
今日は全部で15艇くらいの船を見たが、ディープ半分、シャロー半分といった感じであった。

亀山の川筋で唯一、最奥まで行ったことのない医院下の筋。 初めて最奥に行ってみた。水温
は6.8℃まで落ちた。 なるほど、これはハイシーズンになったら面白そうなエリアだなー。
途中のシャローカバーはレイダウンに浮きゴミが絡み、なおかつ下には立木の枝のジャングルが
あるような複合系のカバーが多数。 これもまた、いいシーズンになったら攻め甲斐がありそう。
10時を過ぎると、南風がかなりの爆風となった。 ここからはシャローカバーを撃とうにも
ボートが押されてカバーに突っ込んだりしてポジションが取れない。 ディープも当然流されて
ルアーが浮いてしまい、釣りにならない状況。 寒くないのがせめてもの救いだが。
本湖に戻ると、物凄い向い風。 松下ボート側からトキタボートに向かって水面を這うような
強烈な風が吹き抜ける。突風的に吹きつける時はエレキ70%レベルで踏んでも進まないくらい。
ちなみにエレキヘッドに引っ掛けているランディングネットが突風で3回くらい吹き飛ばされて
湖面に落ちた。幸い、ネットは浮くので無事救出はできた。
結局風裏を探しての釣りだが、南側の崖下みたいな場所に張り付くしか風を避けることができ
ない。風の影響が少ない場所でディープのダウンショット。 越冬系のバスらしき魚影がうつる
ものの、食う気配はない感じ。 しかし、風裏ポイントも次第に爆風の餌食となる。巻いてきた
風がボートを直撃する。 真横からくらうと転覆しそうな勢いであった。

亀山では珍しく水面が波立つレベル。 これ、高滝だったら転覆コースだ。
結局、13:00に爆風に耐えられず、テクニカルノックアウト。 2015年最初の釣りは
NBNFからのスタートとなった。 唯一見た魚は医院下の鯉くらい。 どこのボート屋さんも
アングラーは皆早上がりしていたし、帰ってきてから見たボート屋さんのブログでは超厳しい結果
であった。 シンザンカイ本番までに最低でもあと1回は行こうと考えているが、もう少し穏やか
な日を選んで釣行したい、と思う。 それではまた!