本年も残すところあと2週間を切った12月18日木曜日。 今日も精神修行の釣行となった
第95戦。 セレクトしたステージは何を血迷ったのか亀山ダム(笑)

出船時の水温10.3℃。 その後場所によって10.0℃~10.7℃。 これだけでも
はっきり言って釣れる気がしないドМ釣行である。 もっとも平野部の河川などは6~7℃に
なっていることだろう。 たしか昨年の同時期に謎の川へ行った時は、早朝は5℃台だった気
がした。
さて、なぜに亀山ダムか? てっとり早くバスを手にしたいなら近くのあのダムにマイボート
を浮かべるほうが早い。 が、それではゲームは面白くない。 春のTKKで田辺プロが言って
いた。 「あえてゲームを難しくしていくほうが面白い」 と。 そういう発想だからこそあの
ダイラッカみたいなルアーの発売に至ったのかもしれない。
実のところ、この頃片倉~房総ダムでバスをキャッチできているメタルの釣り。 これが亀山
でハマってくれるのかを検証したい、というのが今回の目的でもあった。 もちろんチャンスが
あればシャローゲームも展開してみたい。
朝一は本湖に出て魚探がけ。 9~10m前後のフラットエリアでポツポツと写るためリトマ
をシャクるが何事も起きない。立木絡みやオダ絡みの場所でもじっくりシャクるがヒットしない。
太陽が高く上がったらカバー撃ちをやろうと考えて、朝のうちはディープに専念。トキタを超え
のむら方面に向かうと濁りが強くなり、なおかつ水温が下がってきたため結局折り返して笹川へ。
柿木下等ではバスがフラットに写っているが、メタルをシャクッてもダウンショットを落として
もまったく食う気配がなく激渋な様子。 笹川へ入ると、岸際に薄いゴミが溜まっている。おや?

これ、浮きゴミじゃない。 片倉名物の青野郎ではないか…。 いつの間にこんなにたくさん
増えたのだろうか? 除去しないと来年あたり大変なことになりそうだ。 笹川は風が当たる側
の岸際は青野郎だらけとなっていた。 だが、もちろん青野郎にテキサスをどんどん撃ち込んで
いくも何事も起きない。 どんどん手前で折り返し、水深9~10mのディープをチェックする
もまったく無反応。 そして、この頃から北風が爆風化しはじめた。 時折エレキをかなり強め
に踏まないとステイできないレベルの突風が吹く。
シャローカバーをやるにせよ、ディープをやるにせよ、この風はちと辛い。 何しろ防寒着
を着ていても寒さが体を突き抜けていくような感じで寒い。 手袋までは必要ないものの顔面
に風をまともに受けると厳しいものがあった。
本湖に戻ろうとしていると追憶の鐘。 まだギルのバイトすらないじゃないか…。
今日の目当てはトキタ向いにある浮ゴミカバー。 ただし北風がまともに当たっていて姿勢
の維持が難しい。 やむを得ず、北風に逆らうようにダムサイト方面に船を向けて再びディープ。
水深9m前後をじっくりと見ながらダウンショットでチェック。
ぐーっと重たくなったかと思ったら竿先が少しだけカンッ と引っ張られたような感じ。
フッキングを入れる!
乗った!
グングングン・・・
心地良い生命感!
無事ネットイン!

良かった~!! 無事デコを回避した重要な1本。 34cmの500gとサイズは小さめ
だが、粘りに粘ってようやく獲った魚なのでうれしい1尾となった。それにしても自分、亀山
のディープと言ったらほとんどこのダムサイトエリアでしか釣ってないな(笑) 今回も最も
得意な自分のポイントでどうにか拾った、という感じで開拓ができていないのが玉に傷である。
しかしこの魚を獲ったのが12:10。 シャローカバーをやりはじめるにはちょうどいい。
そこから本湖のシャローカバーでひたすらテキサス。
まあ当然と言っちゃ当然だが、14時までノーバイト。 14時からはディープで魚の回りが
良くなるだろうと睨み、押切沢入口のフラット、水中島、ホテル下、水産前のフラットをチェック
するが、こちらも魚探の反応もあまり良くない感じであった。 レンジをさらに下げ、12mまで
範囲を広げてさらにチェックをするも、アタリすらなく15時を過ぎた。
結局15時過ぎに帰着。 ワンバイトワンフィッシュ。 真冬の亀山、それでも十分面白い。
残念ながらお題としていたメタルでは獲ることができなかったし、シャローではバイトすら得る
ことができなかった。 また次回、タックル等も調整した上で、再度練習するとしよう。

ディープもシャローも、冬場の房総フィールドの中ではダントツの難易度だけに、やりがい
があるのも亀山ダム。 自分の今の腕ではこの程度が目一杯だが、真冬にビッグフィッシュが 獲れるように練習を積み重ねていきたい。 それではまた。