謎の川戦から中1日で今日も次のゲーム。 今回のフィールドは未知の川。 それも未知の川
本体ではなく、そこからつながる母なる大河川の大本流がメイン。 今日みたいな穏やかな予報
の日を待っていたのである。

少し出遅れた影響で、川沿い道路は時速30kmも出せないくらいのノロノロ混雑。 これに
当たってしまうと、通常90分で到着できるところが120分くらいかかってしまい、予定より
遅い到着となってしまった。 すでに水面にピー師匠は浮いている。
7時ちょうどくらいにようやく出船し、ピーさんと合流。 巻物で1本バラしたのみ、だという。
水温は10.8℃。一昨日の謎の川とほとんど変わらないではないか。 水温は気にせずテキサス
を撃ちまくる。 未知の川とはいいつつ、すでに10回目くらいだろうか、1年前から通算すれば
結構通いこんでいることになる。 ピーさんにおいては自分の倍くらいここへ通っているのだ。
そんな訳で、水温が何℃だろうが、水位が増水だろうが減水だろうが、バスが確実についている
カバーはいつも同じところだ、というのが何となくわかってきているのである。 ところが今日は
さすがに一筋縄ではいかないようで、枝に巻かれるバイトが1回あるのみであった。バスは大きく
はないだろうが、これを逃したのはあとあと大きく響いた。
朝一スポットでシャッド。

イーコーのレースー2連打。 壁ドンならぬ腕パンだ。
そんな訳で未知の川はほどほどに触る程度にし、8時にピーさんとともに大本流へと向かう。
えのちん号では風が出て波が出た場合、まずもって太刀打ちできないのが大本流。 そんな訳で
ほとんど風が出ないようなべたナギの時を狙って、大本流に漕ぎ出てみることにしたのだ。今日
はまさにそれのチャンスである。 ピーさんは昨年秋にみんなで来た時以来、しょっちゅうこの
大本流で釣りをやりはじめ、少しづつ開拓が進み始めている、という。

自分はさっぱり右も左も分からない状態。 おお、あの連杭、なんかの動画で見たことあるぞ?
程度(笑) で、水温は11.9℃に上がり、なおかつ透明度1mくらいのクリアウォーター。
未知の川とは比べ物にならないほど水がきれいだ。 岸際は浅いところが多いが、深く落ち始める
といきなりドンッと4~6mまで一気に落ちる感じである。 今日はそのファーストブレイクに杭
が絡むようなポイントを中心に回ってみることになった。
少し離れたところでピーさんが
「おっしゃー!」 と叫ぶ!

すげえ、大本流での貴重な魚だ!! サイズは35cmくらいだっただろうか。
自分はかつてオカッパリでは来たことがあり、本流の魚を釣ったこともあるが、ボート釣りと
なると当然始めてである。 アタリはないけど、キャストしているだけでとにかくワクワクする。
川幅の太さも尋常ではなく、ちょっと対岸まで・・・と思ってもエンジン全開で30秒くらいも
走らないと対岸に辿り着けないのだ。 とにかくスケールがデカい、ダイナミックなステージ。
確かにコレにハマってバスボートを所有する人達の気持ちも良く分かる。 アメリカンっぽい
ゲームができるのがこの大本流の魅力なのだ。
その後、自分も撃った杭にピーさんが後から撃つと、なんと中層でひったくる系バイト!

これもまたデカい! 立派なバスだ! 川のバスらしいとんでもない体高のバスである。
うーん、これは素直に凄い。 いいものを見せてもらった。 自分もとにかくがんばろう。
この魚が43cmあったそうだ。
その後も実績ストレッチを撃ち続けるも、ギルっぽいアタリが1回あっただけでランチタイム。

大本流のサンドバーで船上ラーメン。
午後、気を取り直して実績の杭打ち。しかしやりはじめてしばらくすると、なぜかポツポツ
と雨が。 今日、予報では雨降るなんて言ってなかったのに、直前で予報が変わったようだ。
そのまま撃っていても何も起きなさそうだったので、14時を過ぎた時点で、未知の川へと
戻るつもりでいた。 ピーさんに電話をして未知の川へ戻ることを伝える。
その後、16時まで未知の川でのカバー撃ちを繰り返すも、水中からの反応は得られないまま
16時のタイムアップを迎える。ズブ濡れの中、撤収作業を行い、17時には現地を出発した。
ピーさんが2本、自分は1バイト0フィッシュ。 今期15回目の坊主確定である。
今日は朝から一日を通して未知の川の中だけで戦えば、自分的にも1本くらいは釣れたかも
しれない。 でもそれじゃつまらないので、初場所へとチャレンジしてみたのだ。 実際バス
を釣ることはできなかったが、初場所としての大本流筋の釣りをしっかり体験でき、ピーさん
のナイスな2本のキャッチも真近で見ることができたので、一日楽しい釣行であった。
さて、ここから1週間は釣りはお休み。 次回釣行は27日の予定。 それではまた。