いまからちょうど1年前の11月20日、悔しくも2バイト得ていながらデコったフィールド
に1年越しのリベンジ釣行を行った。 というのも、前日ピーさんと連絡を取り合っていた所、
今日、EHONさんと謎の川へ出る、という話だったからだ。 もちろん合流させてもらった。

6:45くらいに到着してセッティング。 ちょうどEHONさんがランチングを終えた後
であった。 魚探の電源を入れてビックリ。 なんと水温10.8℃である。 これはチャタ川
さんから聞いてはいたが、実際に自分の目で見ると実感が湧く。 このところリザーバーばかり
行っていて水温が16~7℃あったので、10℃台はまさにクリビツギョーテンなのである。
今日の目標はとにかく1本釣ること。リグやルアーはなんでもいいし、サイズもなんでもいい。
とにかく1尾を絞り出すこと、ただそれだけだ。 実は意外かもしれないが、秋の謎の川で実は
自分は1度も釣ったことはないからだ。 春はあれだけ爆釣しているにも関わらず、秋になると
てんでバスの居場所がわからなくなるというダメっぷり。 昨年は秋に3回ほど来たのだが1尾
も手にすることなく、今年の春を迎えてしまった。 そんな訳で、自分的には打破しなくては
ならないひとつの課題でもあるのだ。
さて、メイン戦略はやはりカバー撃ちと巻きモノ。 ほぼ50:50の比率でやり通した。
とはいえ、この時期はショアラインのカバーではないことは明白。本当に条件のいい場所のみに
絞ってテキサスをピッチングするも、やりはじめるとそのままそのストレッチを撃ち切るという、
アングラーの悪い癖でムダ撃ちを繰り返してしまう。 巻物はスピナーベイトとクランクベイト、
そしてシャッド。 水温的にはスピナーベイトはちょっと辛いところだったのでクランクを中心
にレンジを合わせて巻いて行く。
出るならこのエリアだろう、と読んでいたエリア。
50mくらい上流側で先行していたピー師匠のロッドが曲がっている!?

EHONさんネットサポートでキャッチした貴重な秋の謎の川のバス!!
38.5cmしかなかったというが、ウエイトはブリブリなジャストキロフィッシュ!!
なんと得意のバイブレーションでキャッチした、というのだ。 さすがはバイブマスター!
ちょっと下ネタチックに聞こえるが、本当にバイブマスター! いや、これをやらせてハマった
時のピーさんが最強に強いのは、春の未知の川でもとことん炸裂させたのを目の当たりにしている
ので、今更説明の必要もないだろう。 当然自分もクランクを外してバイブをつけてキャストする
が、異魚種のスレアタリのみで何事も起きない。
そうこうしているとEHONさんがレンちゃんならぬソウちゃん(笑)をスレがかりさせた。
ベイトタックルなのに10分以上もやりとりして、なかなか浮いてこない。 ネットで獲れない
ため、ピーさんが隣から根がかり回収機の棒で外す、という荒技を使ってなんとか外したようだ。
で、国道の先まで行くがノーな感じ。 ただ、終始太陽が照っていて、日の当たる側の水温は
みるみる上昇していき、最終的には13℃近くまで上がった。 朝は見えなかったが、シャロー
のサンドバーに鯉達がどんどん入ってきているのが目視できるようになったのである。
ランチ後、EHONさんは上流探索へ。 自分とピーさんはピーさんがキャッチしたエリアを
重点的に攻めることにした。 しかし、二人ともバイトが得られないまま時間だけが過ぎていく。
14時を過ぎたところで、今日まったく触っていないスロープの下流側がふと気になった。ピー
さんに下流に行くことを伝え、エンジンで一気に下る。
途中、リヤカーだけダウンショットで撃つが反応なく、鴨撃ち小屋へ。 ここでもシャッド
を巻きまくるも反応がない。 そのままエレキでスロープ前をスルーし、15時過ぎに高速下
へ入る。 ここは3月に2kgフィッシュをシャッドで仕留めた伝説の場所。 再びあの奇跡
を起こすべく、DONOシャッドを巻きまくる。
グンッ
明確な生命反応!!
食った! しかもデカい!
ロッドはエアリアルハイパフォーマンスの初号機。 リールはイグニスタイプR2003H
の組み合わせで、ラインは4ポンドだ。 ようやく得たファーストバイト、逃さないためにも
ドラグを調整しつつ慎重にやりとり!
水面で暴れまくるのはまぎれもなくバス!
15:18 ネットイン!!

獲った~!!

まさにドラマ魚!! ジャスト40cm、ジャストキロ!!
これは本当に心の底から嬉しい、非常に重要な1尾となったバスである。 この魂が震える
ような1尾との出会い! これがあるから、この厳しい季節になってもバス釣りはやめられない
のだ! 苦手としてきたこの秋の謎の川。 攻略できた、とは言わないが、ようやく一矢報いる
ことができた。 その意味で、自分の中ではこの1尾は本当に重要な意味を持つ大切な1尾だ。
ピーさんに電話で伝えると、EHONさんと二人、ソッコーでエンジンで飛んできた(笑)
実は意外にもこのエリア、今の季節でもいい場所なのかもしれない。 ピーさんが釣った場所
は、実はチャタ川さんも最近注目しているエリアでもあった。 この激タフなリバーで毎週確実
に獲っているチャタ川の兄貴は本当に凄いぜ!! しかしその後は異魚種のスレアタリのみで
タイムアップ。
大満足な中、16時にスロープへ帰着。 片付けをしてみんなで談笑し、17時に現地を出た。

フィールドは間もなく本格的な冬を迎え、坊主が当たり前のゼロワンゲームのシーズンへと
突入する。 しかし、それでも可能な限り、フィールドへと出続けたい。 それではまた!!