あの日からちょうど一年。
そう、2013年11月3日と言えば、自分とハンターが聖地で大爆釣劇を演じたあの日である。
自分が12本、ハンターことピンチーニョ氏が8本という秋の大爆発。 あの日が終わった時点で
すでに今年のこの釣行は確定していた、と言ってもよい。 先週もともにコラボして聖地入りした
のだが、あれは前哨戦。実は本命は今日だったのである。 当然、狙うはあの爆釣劇の再現である。
5:45、まだ薄暗い中、ハンターと合流。 準備をしてピンスポットから始めるが無反応。
今日は見切りも早めに本命エリアへと移動。 ハンターは上流側へエントリーし、自分は先週
手応えのあった下流側へとエントリーした。 ロッドは当然エアリアルハイパフォーマンスの
シルバーモデル。リールはイグニスタイプRの2505H、ラインはベーシックFCの5ポンド。

今日使ったワームはネコリグの王道、スワンプクローラーのグリパン。1/32ozのネイルを
入れたネコリグである。 かつてスモールを真面目にやりはじめた時は、スモールはストレート
ワームを好むと思っていたので、スリムセンコーのジグヘッドワッキーとかを良く使っていた。
マッチザベイトではないのだが、ストレートワーム系はここ聖地でも良く効く実績はあるのだ。

すぐさま答えが出た。25cm程度ながらファーストフィッシュ!! 前回木曜日の釣行が
坊主だったのでこの1尾がどれだけ嬉しかったことか!! バイトはコツコツッと小さな感じ
だったが、フッキングを入れたらすぐにふっとんできて抜き上げてしまった。
この25cmが釣れた場所にもう一度スワンプをキャスト。 ひたすらロングシェイクを
しているとおんなじ場所でまたコツコツ・・・
ビシッ! とフッキング!!
よし、1本目よりもいいサイズだぞ!?

今度はネットを使ってキャッチ!! 34~5cmのナイスレギュラーサイズだ!!
上流側を攻めているハンターはバラしただけでその後の反応が無く、苦戦している模様。2尾
釣ったことを伝えるとプレッシャーを感じているようである。フッフッフ… 先週の逆バージョン
ですよ(笑) という冗談もほどほどに、真面目に二人でじっくり攻めるがとにかくバイトが無い。
これは昨年の爆釣の再現はおろか、先週よりもはるかに難しい状況なのではないだろうか? だが
この2尾を釣ったのが7:25~35。 そこから延々とノーバイト地獄が続き、早くも11時を
過ぎてしまった。
大きく場所を動かすか、それとも粘るのか。 最終的に下した結論は、聖地のこのエリアで最後
までやり切ることであった。 11:30、作戦会議をしつつハンターといつもの昼食をとる。
もはやすっかり顔なじみとなってしまったこの昼食屋さん。 ウェーダーにロッド、ネットまでも
持ち込んで店内で食べても全然OKだ(笑) 数えてはいないが、もう10回以上は通っただろう。
で、後半戦。 朝2本釣ったエリアへ入るが、その後も無反応が続く。 13:45、シビレ
を切らし、自分が移動することに。 しかしこの判断は正解であった。 午前中は他のアングラー
にも入られていた某実績箇所がガラ空きだったため、単身向かってみる。 いつもはスモラバで
やる釣りをスワンプのネコリグでやってみる。
グンッ
急に引き込むようなバイト!
合わせるとすぐにかなりの重みと分かるファイトがスターティングする!
水面近くに一瞬浮いてきた姿を見たが、まあまあのサイズのスモールだ。
それにしてもとんでもない粘り! ドラグをギンギン出して暴れ回るが、ロッドパワーで
なんとか手繰り寄せる。 これ、本当にゴンザレスクラスとかだったら瞬殺で切られているか
身切れしていただろう。

3尾目、キャッチ!!

秋の聖地としては値千金なジャスト40cm、900gのナイススモールである!!いやー
この1尾にはシビれた~!! そのままついているスワンプをこれまた釣れた場所の近くに
キャストすると、なんとまたまたバイト!?
今度は真っ黒なヤツ!! しかも今釣ったヤツと同じくらいの強烈なパワーで暴れ回る!

障害物にラインをスラれながらもなんとかキャッチ!!
ちょっとウエイトは落ちて850gだったが、これもジャスト40cm!! 40.5cm
くらいあったけど、まあいいだろう。 なんと午後に40cmが2連発!! これは嬉しい!!
調子に乗って3連発目を狙う。
なんと3たびバイト!! ラインが一気に沖へと走り、ドラグをギュイーーーンと出しながら
突っ走りまくる!! 思い出した! コレ、2月4日にここで釣った51.5cmと同じくらい
のハイパワー…!
超強烈なファイトに、護岸を歩いて着いて行く。
水面に姿を出した瞬間、ネットを差し出す・・・ 間違いなくゴンザ・・・!

クラスのイーコー・・・Orz
この野郎! 色がスモールっぽいから直前までスモールだと思っちまったじゃねえか!!
そんなこんなやっていると少年バサー2人組にポイントに入られてしまったため、ハンター
が居る場所へと戻り、合流する。 最後にハンターがバラしたという場所で粘る。自分は下流
方面でバイトは得たが乗せられなかった。 おそらく小さいスモールだろう。まもなく16時。
予想に反してタフゲームだったとはいえ、なんとか自分は4尾キャッチできた。 しかしまだ
ハンターが魚を手にしていない。 あとはハンターが釣るかギブアップするか次第でゲームが
終了となる。 ネコリグを投げながら、その時が来るのを待つ。
ふと背後から 「これで帰れる」 というハンターの声が!!

15:55、ハンターがようやく執念のドラマ魚! 小さいけど大事な大事な一尾だ。
コレがあるのと無いのでは、今日という一日がまったく違う一日になってしまうからだ。
キリが良いので、これにて16:00終了。

中秋の夕焼けを右手に、国道をひた走り、自宅へと向かった。 さて、思いのほか厳しい
展開となってしまった、伝説の11月3日再現チャレンジ。来年、また同じ11月3日にこの
ゲームにチャレンジするのかどうかは、いまはまだ分からない・・・。

さて、次の釣行は6日木曜。 一応今のところ、亀山ダムに行ってみる予定だ。ではまた。