明日も謎の川へと向かうことにした。 なぜ、いま謎の川なのか。 ここ数年の自分のマイ

 ブームは、関東の平野部ではアンダーグラウンドなスモール専門狙いのゲームがマイブームだ。

 それは今も変わらないし、今年も追い続けるひとつの命題でもある。 しかし、あの謎の川には

 今から25年前、自分が中学生だった頃、初めてバスフィッシングに夢中になった頃のマインド

 を思い起こさせる何かがあるのである。 




  自分が中学生のころと言えば、霞ヶ浦がもっともフォーカスされた時期であった。 それより

 も少し前、牛久沼や印旛沼が爆発していたのだが、自分がバスを始めた頃にはやや下火になって

 おり、それに変わって霞ヶ浦・北浦がバスフィールドとして大きく成長しはじめていた頃だった。

 もちろん、下火とはいえ、その頃の牛久や印旛は、今よりもはるかに良く釣れていたフィールド

 であったことは間違いない。 



 
  当時、リック・クランやラリー・ニクソンといったアメリカのバスプロが来日し、霞ヶ浦で

 釣りをしたのを放送した釣り番組をビデオで録画し、何十回も観たのを今でもよく覚えている。

 で、リック・クランが釣り上げたバスにキスをする訳である。 これを実際にマネしてみたら

 その日の夜にひどい下痢になったので、良い子はマネしちゃダメなんだ、ということを学んだ。

 当時、バスボートのスロープとしてフリーに機能していた土浦新港などでは、よく宮本プロ等

 とお会いすることができた。あの当時のチーム・ダイワの宮本プロなんて言ったら大スターだ。

 朝5:51日暮里通過の常磐線たいら行き(いまはいわき行き)に乗って毎週日曜日に土浦へ

 通っていたあの時代である。 知識も技術も道具も超未熟だった我々でも、いい日に当たれば

 二ケタ釣果は余裕であった。 そのくらい良く釣れたのである。 






  謎の川でのゲームには、その当時の、もともとラージマンであった自分のスピリッツに火を

 つけるだけの深い魅力があるのだ。 みずからのバスフィッシングの原点が、現代のルアーや

 タックルによってさらに進化していく感覚。  これが妙にツボにハマり、謎の川の魅力へと

 引き込まれている訳なのである。 いずれにせよ、来月からは仕事が忙しくなり、ホームでの

 短時間ゲーム等が主体になってくる可能性が高いので、いまのうちに謎の川をやり切りたい、

 という結論に至ったからである。 


  
  もちろん、火曜日のゲームは当然のことながら納得がいく結果ではない。 実写版ルパン3世

 の峰不二子役が黒木メイサであることに納得がいかないのと同じくらい、納得できない訳である。

 実は、昨日・今日と謎の川へと入ったメンバーからの情報も入手しており、現段階ではまだ書く

 ことはしないが、火曜日よりも全然いい結果になっているので、明日はそれなりに気合を入れて

 勝負してくるつもりである。 それではまた、明日の記事で!