高滝シリーズ2連戦を終え、向かったのは当然のごとく謎の川。 いま、自分がやりたい
ゲームがそこにあるからだ。 前日の月曜、H川先生がテキサスで2本獲ったという情報。
しかし一日やってその2バイトのみだったということから、かなり渋いということが分かる。
おまけに増水しており、バスのポジションもかなり変わってきているという。 先週の雨か。
とはいえ、それでも一日テキサス撃ってれば1~2本は出るだろう、という甘いもくろみ
の元、6時にスロープへ着くと見なれたトレーラーの車が…
なんとピーさんが来ていた(笑) まったく申し合わせしてなかったが偶然の同行釣行。
このあとEHONさんも来るという。 これはこれで面白い一日になりそうだ。 サクッと
セッティングを済ませ速攻でゴールデンストレッチへと向かった。

スロープ前でこの増水。 カートップ的にはかなりやりにくいスターティングである。
で、徹底的にゴールデンストレッチでテキサスを撃つ。 流し終えるがバイトが無い。
この最初のワンターンでフィールドの異変には気がついていた。 前回、ガンガン食ってきた
スーパーシャローにバスが入っていないのである。 水温は12.6℃からの始まりであり、
そこまで悪くはないはずなのだ。
リターンではスピナーベイト、シャッドで広くチェックしながらやっていくが、異魚種の
スレアタリすらないのである。 たまーに鯉がドシャローに入り込んでいるのを目撃した
だけにとどまった。 それ以外は生命感がまったく感じられない。
上流側に攻め上がっていったEHONさんとピーさんの近くで釣りをしていると、ピーさん
が「いいな~」と言っている声が聞こえた。 どうやらEHONさんが獲ったようだ。しかも
スピナーベイトで950gだと言う。 どんな感じで巻いたか後で聞いたが、自分の発想的に
はやらないコースを流していたようだ。 EHONさん、恐るべし…。
昨年同時期はディープホール周辺が良かったのだが、今日はうんともすんとも言わない。
やはりバス達は先週の雨+週末の冷え込みで、スーパーシャローからは一段下に落ちたと
考えられる。 その後、2回目のゴールデンストレッチ攻略は、シャローをやらずに下の
ボトムを探っていく釣りをやってみた。 ディスタンスをとってクランキング&シャッド。
ニアーではダウンショット。 魚探で結構沈みモノを発見してあったので、ダウンショット
でネチっこく探る、というパターンも試してみたが、これもまたノーな感じ…。

11時に早めの昼飯。 ここまで、ピーさんもシャッドでバラしただけ、というタフな展開。
昼飯後は、鴨撃ち小屋前からスロープ前までを丁寧にテキサスで攻め、3回目のゴールデン
ストレッチ入り。 水温も15℃前後まで上がってきており、スーパーシャローにバスが入って
くるかもしれない、という期待があった。 しかし3ターン目でも何も起きない。
EHONさんは超下流域へと下っていき、自分とピーさんはやはり鴨撃ち周辺で粘りの展開。
そうこうしていると、EHONさんがまたしてもスピナーベイトで1350gのナイスバス
をしとめた!という情報が入った。 これまた聞いてみると、自分の狙いとは違う魚なのだが
それでも今日の状況下でその釣りを選択し、結果を出したことは素直に凄いと感じた。 仮に
朝の段階で1本獲れていたら、その釣りを自分もトライしてみるだろうなあ、というゲーム
だったからである。 得意のテキサスでのスーパーシャロー撃ちでバイトすらないため、バス
の位置は違うことは分かっている。 もちろん、それにアジャストするための引出しは色々と
試している訳だが、どうにも選択しているエリアが違うようだ。 EHONさんが釣った場所
は、自分の過去の経験からは間違いなく切り捨てるような場所…。 おそらくこれもまた今日
のゲームを切り開くことができなかった、負の要因でもあった。 ピーさんも自分と同じく、
過去のデータから導きだされる決め撃ちループへとハマってしまい、なかなかバイトを得る事
ができないのである。
16:30、心は折れていなかったが、撤収を決めた。 二人はまだ残ってやっているよう
で、片付けを終えてからそれぞれに電話したが、ぼちぼち上がるという。久しぶりにNBNF
の完敗。 自分の魚は、自分のエリアには居なかった。 というか、完全に消えていたのだ。
アタリはとれているが、バラしててとれない、という訳でもなく、凄腕のピーさんをもって
しても釣れない訳なので、完全に日が悪い、としか言いようのない展開。 悔しいとか納得が
できない、とかそういう訳でもない、完全に完膚なきまでの完敗。 こういう日もある。前回
のビッグゲームが、夢か幻か、と思えるくらいにまで、魚に近付くことができなかった。
これにて、8デコ目。 今年は現時点で19勝8敗となってしまった。
春ってこういうことがあるから、難しいし、面白い。 さて、少しばかり時間を置いてから
もう一度この謎の川へリベンジする計画を立てた。 次週、16日水曜日は、ホームショート
ゲームと予告したが、朝一から夕方までのキッチリ、この謎の川リベンジゲームを行う予定だ。