ほとんど何も見えていないまま突入したTKK開幕戦ノリーズカップ。 基本的に毎年毎度

 スーパー激タフな日に当たるのがこのノリーズカップの宿命である。前日まで上流の船団場所

 で二ケタ安打ばりの爆烈をしてたりしても、当日さっぱり…みたいなことが当たり前に起こる

 のが、この初戦の恒例のパターンである。  木曜のプラの時の雨がそのまま金曜まで残り、 

 その影響で濁りが入ったようだ。 そこへきて前夜の雨。 これが水温を低下させてしまった

 ようである。 例に漏れず、今日もウルトラタフ戦が予想された。




  5時に到着し、N氏とともにセッティング。 今回OMT氏は仕事で不参加。 他顔見知り

 多数。 シンザンでも一緒のAさんOさんコンビ、そして房総最強親子のジュニア、等々…。









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  真冬に五十嵐カップやシンザンカイ開幕戦に出場はしているが、やはりこれこそが自分的な

 トーナメントシーズンの始まり、という感じがする。 そういえばTOP50もいまの時期か。






  6:45にスタートだったが、フライトが最終だったので6:49スタート。 といっても

 自分のエレキスペックで考えたらどのフライトでも変わらない。 今回は天候は荒れない予報

 だったのでマイアルミで出撃。 マイボートだと参加費が1000円安い、というのもあるが。




  
  大きなプランとしては、養老上流方面でのシャッド、ジグヘッド。 濁りが強ければカバー

 も視野には入れていた。 桟橋付近の水温は13.6℃で、プラの時よりは少し低い感じだ。

 濁りは確かに残ってはいるが、それほどでもなさそう。 N氏は一か八かの下流勝負という事

 で下流へとバウを向けた。 この時期の下流で釣ってくる人は時々いるのだが、本当にウマい。

 高滝に通っている人なら分かるが、この時期の下流のバスは、本当にその人にしか釣れない

 その人だけの魚、となる。 






  

  そんなわけで超ゆっくり境橋スロープへ到着。 ピンスポットは有名ロコの皆様がじっくり

 やられていたので、沖のスペースがあるエリアでひたすらビーフリーズ65ロングビルを巻く。

 しかし周囲も釣れている様子もないし、自分的にもなんか「無いな」といった感じ。 ここで

 上流からの水と本湖のちょっと濁った水の境目となるマットラインが見えるので、このライン

 でじっくりジグヘッドをやってみるが無反応。 そして上流側から入ってくる水はきれいでは

 あるが、水温的には11.5℃前後まで落ちる。 




  うーん、やはりえのちんブレイクか。 とりあえず、シャッドを巻きながら上流を目指す

 ことにした。 しかしみるみると水温が落ちていく。 こりゃ上流はダメだろうな…。












  ふと、昨年大船団になっていたピンスポット周辺が、誰もいないガラ空き状態だったので

 まずはビーフリーズを数投。 反応がないため、ピンスポットの下流側のディープへとジグ

 ヘッドを送りこむ。





  腹が減ったのでパンを食おうと思い、ロッドを持ったままパンを開封しようとしたら急に

 ラインがピンと張って竿先にバイトを感じた!!















  パンを置きフッキング!!



















  おお、マジか! 食った!!





























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  7:30、1stフィッシュ!!  キロぐらいか?












  こりゃ幸先がいい! N氏にTELで釣ったことを伝える。 あとあと合流する、という。

 続いたらラッキーだ。そう思い、この場所でひたすら粘ることにした。 ところがやっている

 と早くも上流からどんどんアングラーが引き返してくる。 竹やぶまで上がると水温が10℃

 程度まで落ちるといい、見えバスすらまったくいない、とのことだ。 







  N氏と合流して釣りをしていると、下流から田辺さんがきたので話す。 やはりほとんどが

 釣れていない様子。上流から顔見知りの方や、良くお見かけするアングラーの方が多数戻って

 くるが、皆さんさっぱりな様子。 ということはなおさらここから動けない。 N氏は離れて

 本湖へと戻っていった。 2本持ち込めばお立ち台、というくらいの超タフなコンディション。

 


  であれば、この自分のポイントをやり切って、もう1本獲れるか獲れないか。 





  そのまま朝7:30から12:00までこのポイントでタコ粘りしたが、バイトは朝一の

 あの魚だけであった。 12:00になったので境橋スロープへと下り、再びシャッド巻き

 をしていると、N氏と合流。 なんとN氏は水深3mのディープから50UPのギョイラー

 をキャッチした、という。 ある意味で物凄いドラマでもあった。 
















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  帰着も迫ってきたため、N氏とともに桟橋へ。 


















  検量へ行くと、意外にもそこそこ釣れてはいる。 ウェイン率は30%程度? リミット

 メイクした人が2~3名で、あとは持ちこんだ人はみんなほぼ1本づつ。ただし結構デカい。














  なんと優勝したのは、ここで知り合ったOさんであった。3本3550gの圧倒的スコア!

 しかも古敷谷の有名ポイントで、11:45からラッシュが始まり、それをモノにしたという。

 このラッシュの恩恵で、1本おこぼれを獲った人達が結構いたようで、そのラッシュがなければ

 これまた全然違った結果になっていたに違いない。


  結局、1位・2位・4位が古敷谷、3位・5位が下流、という意外な結果。養老上流をメイン

 にしたメンバーは全員散った。










  さて、ウェイインは28人。 自分はかろうじて魂の1本を持ち込んで1100gで20位。

 釣った人の中では、「ただの人」で終わってしまった。 バスは40cmジャストであった。

 総参加者は98人で、ウェイイン28人、持ちこまれたバスは36本…。本当に渋いゲーム。

















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  本日の景品。 良く分からんZBCのカバン(笑) 













  そんな訳で、TKK初戦が終了した。 まあプラ&本戦ともにデコる覚悟だっただけに

 なんとか1本づつだが釣れてくれてよかった、と心底ホッとしている。 それこそ本心だ。

 ただのラッキーフィッシュだったけどね(笑)   とはいえ、戦略としては間違えては

 いなかったと思う。 古敷谷のラッシュまではさすがに読めなかった。 優勝したOさん

 だって、その前までは坊主の覚悟を決めていたようにすら感じられたくらいだ。 しかし

 そのラッシュのタイミングを引き当てて、そして掛けた魚をしっかり獲る! というのも

 立派な実力のうち。 素晴らしいことだと思う。 いや、それにしても凄いわ、Oさん!








  さて、次回は5月25日のシンザンカイ第2戦。 もしかしたら5月以降、大会当日に

 どうしても仕事が外せず、出場できない時が出てくる可能性があるが、可能な限りTKK

 とシンザンカイに関してはフル参戦できるよう、調整していきたい。 そんな訳もあって

 プラにも十分な時間を割くことはできず、大会ぶっつけ本番、みたいなことも多いと思う。 













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  ま、それでもなんだかんだいってトーナメントはやっぱり面白いね!  ではまた!