今日はどこにしようか悩んだあげく、謎の川へと出撃することにした。 前回の記事でも
書いたことだが、先日の未知の川の釣行は、キャッチに至っていないまでも、プロセス的には
納得の行くゲームであったからだ。 それよりも35cm以下2本の2バイトのみに終わって
しまった謎の川のほうが、消化不良度が高いからである。あの川のポテンシャルはあんなもの
ではない。 そう信じ、暗いうちから車を走らせる。 高滝もぼちぼち釣れ始めているようで
高滝という選択肢もあったが、来週2回行くので、今日はいいや、と思い謎の川へ向かった。
ところが、高速の出口を降りたあたりから超濃霧。 低速走行を余議なくされてしまい、
スロープへ到着したのは6時を過ぎていた。 もちろん、誰もいない(笑)

何にも見えない状態の中セッティングし、単身、ボートを出す。 まずは春に良い場所。
水温は12.2℃からスタートし、最終的には15℃を越えた。最近はこのくらいで安定
している様子。
剛剣・ガンスリンジャーを握りしめ、超シャローが続くストレッチへと入る。ワームは
いつものお決まり、パワーバルキーホッグの3インチ、グリパン。 7gのタングステン
シンカーをセットしてのENO的標準セッティングである。 これを軸に4~5インチに
したり、ウエイトを10gや14gにしたりとアレンジするが、基本的にはこのセットで
始めるのがセオリーになってきている。
開始して10分。 30cmもないドシャローにテキサスを落とした時だ。
いきなりラインスライドと同時に竿先に重みを感じたので、思いっきりフッキング!
ドバドバドバッ
1発目から結構デカいぞ!?
なんと1回でネットに入らず、やり直してようやくキャッチ!!

よっしゃー!! 謎の川、リベンジだ!!

47cm、1500g!! あの川のポテンシャル…なんて言っておきながら実は自分の
この川でのレコードは44cm1350g程度。 いきなりそれを更新するナイスフィッシュ!
嫌がらせ&報告用に携帯でも撮影しておいた。 が、この時点でその携帯での写真が意味が
なくなることは予想もしていなかった。 さすがにまだ6:40、メールは送れない(笑)
しかし、スーパーシャローにバスが差してきていることを確信。 そのままそのストレッチ
を撃ち続ける。 水中にうっすらと障害物が見える場所があり、その奥に撃ちこんだテキサス
を手前にスルッと引いてきて、その障害物を乗り越えようとした時だ。 奥からでっかい何者
かが追ってきて、グワンっとテキサスに喰らいついた!!
食ったと同時にフックアップはしていたようで、そのまま強烈なファイトに突入する。
追ってきた時に見えたのが、なんだかでっかい肌色のような魚体だったので、キャットか?
と思い、余裕ぶっこいてファイトしていたが、ジャンプした魚体を見て驚いた!
でかいバスじゃん!?
こりゃヤバい! すぐにネットを持って慎重にランディング!!

でっかいでしょう!? コイツ!?

なんと1本目を楽勝で上回る、ジャスト50cm! ウエイトは1720~30gであった。
す・・・すげえ・・・謎の川・・・!!
まだ7:30だが、もう帰ってもいいんじゃない?笑 さすがにここで携帯でも撮影して
何人かの仲間に嫌がらせメール(笑) すると予想通り電話ラッシュ(笑)
まあせっかくだからまだまだ楽しもう。 それといろいろと広く回って検証もしなくては
ならない。 昨年同時期に良かったストレッチに入り、片っ端からテキサスで撃っていく。
エンジンで大きく移動して、実績エリアも幅広くチェックしていくが、残念ながら無反応。
このチェックに約2時間を費やし、やはり朝のエリアが良いのだろうか? という判断で
移動する。
その途中、気になるストレッチがあったので、ここではシャッドを巻いてみる。 来週の
高滝用に久しぶりにセットアップしたテムジンスカイマスターLV。 これに旧イグニスの
2004での5ポンドである。 シャッドはビーフリーズ65ロングビルSP。 カラーは
プロブルーワカサギというカラーで、完全高滝仕様のセッティングであった。
ここはフラットがあるが、チャネルのディープへと落ち込むブレイクがあるストレッチだ。
ここでショルダーを叩くようにトレースさせた2投目。
ズゥゥーーーーン、と重たくなり、その後、にぶーいファイトが始まる。妙に重いなあ…。
これこそキャットなんじゃないの? でもシャッドを持ってかれるのは嫌だからドラグ
を緩めて応戦開始。 ジリジリとドラグを出されるが、意外にもあっさりと浮いてきて飛ぶ。
飛んだ瞬間、これまた化け物のようなバスであることを確認し、一気に慎重になる(笑)
すーっと浮いてきたところをネットですくい取る!!

シャッドをガップリハーモニカ食い!!

長さは48.5cm・・・ それにしても琵琶湖のバスのような恐るべき体型だ。
しかし重さがハンパない。 おそるおそるスケールで量ると・・・

なんとジャスト2kg!!

本日の3本目、48.5cm、2000g!! ウエイトは計測を始めてからのレコード!
なんという体型!! これが豚バス!というヤツか!! これをテキサスではなくシャッド
で獲った、という点も自分的には非常に意味のある一尾となった。
これを獲ったのが10時ちょい過ぎ。 も…もう、何がなんだか自分でも良く分からない。
3尾で約5.2kg。 これは自分のバスフィッシング史上、初めての5kg超えである。
過去、3尾で4kgは何度も経験があるが、5kg超えはまぎれもなく初めてであり、今後
関東でこのスコアを更新できる自信はまったくもってないのである。
たしかに誰も居ない貸切状態のフィールドでやりたい放題だ。 しかしそれとは関係なく
やはりバスの動きが、この数日間で大きく変化したのである。 まさしく「始まった」という
ヤツだろう。 そのタイミングをうまく捉えてフィールドセレクト、エリアやリグのセレクト
をできた点は、快心のゲームだと言ってよい。
さて、ふと我に返り、2月頭から入れ替えてきた4つのリールのうち、ひとつだけまだ入魂
が完了していないリールがあることを思い出した。 そう、アルデバランmgである。ロッド
はテムジンコブラでミディアムアクション。 ラインも12ポンドのため、巻物用として使用
しているが、ここで5gのテキサスに変更。 ワームはパワーバルキーホッグの2.5インチ。
すでに廃番となっているワームである。 これでひたすら実績ストレッチを撃っていく。
ゴウンッ
これまた超シャローでバイト!!

アルデバランmg入魂完了!! 4本目にしてようやく40以下が釣れた。 36cmの
650gだったが、非常に楽しいファイトをしてくれた。 時計を見ると12時近くになって
おり、さすがに腹が減ったので日影で飯。
もういつ帰ってもいいのだが、せっかくのチャンスデー。もうちょっと楽しみたいところだ。
午前中の検証ではダメだったストレッチに再度入りなおし、再び剛剣・ガンスリンジャーで
撃っていく。 着水と同時に一気に手前方向に走ってきてボートの下へ入りこむようなバイト!
ガンスリの敵ではなくブチ抜いたのが、5本目。

38cmながら950gある、お腹ポッコリの小デブバス。 これを獲ったのが13:30。
その後もスピナーベイトやマイキーで実績ストレッチを行ったり来たり。 今日は終始風も
なく、ピーカンのベタなぎであった。 しかし、それでもデカバスが連発したのだ。 前回の
日曜日の消化不良、未知の川での痛恨の坊主を一気に吹き飛ばすスーパーリザルト。 こんな
穏やかな日でも実現できるとは思いもよらなかった。
その後のバイトはなく、15:00スロープへと帰着。
5バイト5フィッシュ。 サイズが良かったことも嬉しいが、ノーミスでゲームを終えた事
も非常に嬉しい結果となった。 もちろん、最後に夕マズメまでやれば、もう1~2尾追加が
できたかもしれないが、ここ1週間、テキサスを振り続けてきた右腕はもはや限界だったため
帰還を決意した。
帰りは高速が大渋滞。 そういえば、年度末の最後の金曜。 そりゃ混む訳だ。 やむを
えず、高速を降り、一般道で帰宅。 一般道も混んでいたため、千葉県最強アングラーに会い
に某ショップへと寄り道。 最強アングラーと最近の高滝事情についてトークして仕事の邪魔
をしてから帰ってきた(笑) そんな訳で、来週は自分も高滝シリーズ。 自信はない(笑)

これにて3月の最終釣行を終え合計24戦、17勝7敗。 昨年は同じく24戦で16勝8敗。
ちょっとだけ成績アップかな(笑) それではまた!