※ただの長い駄文なのでどうぞスルーしてください。







  Rと呼んでいた両総用水、というフィールドが立入禁止になった話。 そう、なんでRって

 呼んでいたかはそのまんま、両総用水の頭文字をつけただけである。 ちなみに、両総用水と

 いう名前は、自分のブログ上ではたった今初めて書いた。 ここは、プロが取材で動画撮影し

 放送したことがきっかけで一気にメジャーになってしまった。 自分が初めて訪れたのは確か

 2010年1月6日だったが、場所の特定に1年以上もかかっていた。 そもそも両総用水と

 いうのは、千葉県の太平洋側の平野部に利根川の水を供給するために作られた水路である。

 


  始まりは水郷佐原から始まり、途中で栗山川という川に入って、少し下流でまた両総用水

 が始まる、という広大なエリアであるため、いまいち特定作業に時間がかかっていた。ある

 アングラーのブログで名前と写真がモロ出しになっており、そこで冬場でも釣れる、という

 ことは分かっていた。 しかし、ネットでいくら検索をかけても、詳細な場所に関する情報

 は以外と手に入れることができなかったのである。 2008年当時は、自分のパソコンの

 スペックが低かったことや、当時のグーグルアースの航空写真の画像解度が低かったことも
 

 あり、なかなか場所を絞りこめなかったが、ある時、グーグルアースの写真が鮮明になった

 こともありようやくエリアを絞ることができて、訪れたのである。メジャーな場所とはいえ

 自分でもそこまでしなければ発見することができなかったのである。



  
  さて、あらためて自分自身のブログでのポイント情報管理に関して、立場を明らかにして

 おく必要性も出てきた。  過去、何度も書いてきているが、再確認の意味も含めて明確に

 しておきたい。  



  
  基本、バスフィッシングそのものが公認されていて、公共(私設でも可だが)のスロープ

 やボート店が存在するフィールドに関しては、名称はそのまま用いることとしている。まあ

 この観点からすれば、昨日の「未知の川」などは公開しても問題ないが、色々な話の流れ上

 未知の川、という設定になっただけのことだ。 また超広大な霞ヶ浦・水郷水系に関しては

 細かい場所については伏せるものの、大きく水郷、という呼び名等に関しては当然問題は

 ないと考えている。 亀山や高滝、富士五湖等がこれに該当する。




  ただ、非公認のスロープ(厳密には国や県の所有地)等を使用するフィールドにおいては

 そのフィールドの名称自体を、コードネームで呼ぶこと、としている。 そして当然、他人

 にあっさりと知られたくないようなステージに関しても、まったく同じだ。 ホームリバー

 であるA川やI川、謎の川、秘密の川、そして今後登場するであろう、懐かしの川や異次元

 の川、名も無き川、正体不明の川、等。神秘のダム、房総ダムももちろん同じくくりである。

 面識のある直接の知り合いに情報提供することは問題はないと思っているが、まったく面識

 のない人が、ブログを見ただけで場所等を特定して辿り着けてしまうことができないように

 だけは、配慮して書くようにしている。 場所や名称もそうだが、自宅からの距離やかかる

 時間、周辺の飲食店情報等、実は非常に配慮して書かないようにしていたりしているのだ。 

  過去、実名表記してきたフィールドもあり、途中から訂正しているが、過去の物について

 は改めて訂正はしていない。さすがにそこまではやる必要は感じていない。




  次に写真。 個人的なスタンスとしては、そのポイントを元々知っている人や訪れたこと

 がある人が、自分の記事の写真をみて「なんだ、あそこか」 と分かる分には問題はないと

 考えている。 ゆえに、本来であれば背景にモザイク等を入れたりはしたくはないのが本音。

 ただ、もう長いこと続けてきて、それなりに読んでくださる人も増えたため、背景にも配慮
 

 は必要と考え、年々背景加工は施すようにするようにはしている。 また、そのフィールド

 で釣りをする他のアングラーから要望があれば、可能な限り背景を加工したり、文面を訂正

 したりするリクエストにも応じるようにしていきている。 過去、何度か修正をしたことも

 あった。 ただ、初期の頃に無加工な写真を掲載していて、そこに写っている建造物から、

 ある人物にあるフィールドを特定されてしまった、という経緯はあった。 自分もミスった

 という訳である。  しかしその時は、その人物の凄まじいまでの努力もあったことから、

 まあそこまでがんばって突き止めたならしょうがない、とこちらが頭が下がる思いもあった。




  これらが、自分のブログにおけるポイント情報の扱い方である。 付き合いの長い方なら

 今更説明をする必要もないことだろう。 






  では、なぜバスアングラーはブログをやるのか。 また、ブログではなくともミクシーや

 フェイスブック等のSNSで、バス釣りに関しての記事をアップしていくのか。非常に簡単

 なことで、人間というのは、誰しもが承認欲求・承認願望、というものを持っている。ごく

 まれに無欲な人もいるが、たいがいの人間は誰かしら他人に認められたい、という欲求が

 あるからなのだ。  この点も、ブログ等のSNSで発信する、動機のひとつとして考える

 ことができる 自分にもまったくそんな考えがない訳でもない。だがいまとなっては読者も

 多くなってしまったため、読み手をある程度意識して書かざるを得ない部分も持ち合わせて

 いる。 それゆえに釣果にはプレッシャーもある程度はかかる。が、そこを意識してしまい

 釣りをしたゆえに、ブレてしまった自分がいた。本来、誰も読んでなかった頃の個人の記録

 としてのブログに戻る必要があり、昨年の後半からは、本来の自分のスタイルを取りもどし

 つつある。  あくまでもその日、その時の状況や心境、水温や天候等のデータ、を記事に

 して積み重ねていくだけのものだ。 



  約7年間くらいブログを続けてきたが、ここまでくると過去の釣行記も膨大になってきて

 かなりの量のデータベースとなってきている。 でも5~6年前の記事を今でも読み返すと

 当時の自分の心境やフィールド状況がすぐに脳裏に浮かんでくる。 そして、現状どんどん

 変化していくフィールド状況とも照らし合わせることもできるのだ。 これがもっとも大事

 なことだと感じている。 だから自分のブログは、1回1回の記事が長い(笑) 




  

  さて、両総用水が立入禁止になった理由を、メディアのせいにする人もいる。そこに行く

 他のアングラーのせいでもあるし、そこをブログでさらした他のアングラーのせいでもある。

 要は簡単に言えば、バスアングラーがみんなでぶっつぶした、だけのこと。自分自身として

 は、今後の日本のバスフィッシングは「擦り減っていくもの」 と表現した。 それゆえに

 これ以上バスアングラーの全体数は増えてほしくはないし、業界が盛り上がってほしいとも

 まったく思っていない。 各フィールドではトーナメントの年間開催数が減ってきているし

 先日バスワールド誌も休刊を迎えた。 こうやって先細りしていくのが、日本のバス釣りの

 現実なのだ。 もちろん、ゴミや駐車のマナー、フィールドでのマナー等、可能な限り守る

 ようにこれからも努力していくが、それでもフィールドが減っていくのは仕方がないことだ

 と考えている。 国内の釣りのジャンルとしてはアンダーグラウンドなジャンル、バス釣り

 というジャンルを好きになってしまったのだから。 






  関東の平野部で、もし亀山ダムと河口湖しかバス釣りができなくなっても、皆さん続ける?

  これ、タバコが1箱1000円になっても吸い続ける?とおんなじような質問だけど(笑)

  ではまた。