1月26日と2月2日、亀山ダムでの大会参戦ウィークのさなか、スモール狙いの短時間
釣行を決行。前回1月17日に奇跡的な初スモールを手にした、関東リバースモールの聖地。
あれからどうなっているだろうか? 亀山のプラも考えたが、どうせ行ってもデコるだけな
気がして、同じくデコるなら聖地がいいかな、と考えたからだ。 というのも、仕事と釣り
以外の雑用がたんまり溜まっており、色々と片付けなくてはならないため、半日程度で帰る
ことができるステージにしておきたい、というのもあるからだ。
朝はスムーズに起きれて、現地到着は7:02。 速攻でセッティングしてピンスポット
からゲームを開始する。 気温は推定だが1℃程度。 ガイドがギリギリ凍るか凍らないか
の気温である。 数投した後、水温を計測するとなんと6℃。 これは過去に計測してきた
水温の中でもこの聖地の最低水温である。 ピンスポット・砂利浜ともに、8時を過ぎない
と日光が当たらないため、アングラー的にも寒いし、なによりエリアの水温が上がらない。
ピンスポットが沈黙、砂利浜へと移動する。朝のフィーディングフィッシュが動き回って
いたらチャンスはあるが、それも居ないようだ。なにしろ水温は6℃、鯉やニゴイの姿すら
見えないのだ。
急流ゾーンに陣取るカモの群れを追っ払いにいき、急流のポイントを攻めつつもタイミング
をとるために再び砂利浜へと戻る。 しかし反応はない。 ピンスポットのほうを見ると8時
くらいに太陽があたり始めていて、今いる砂利浜よりは暖かそうに見えた。再びピンスポット
へと移動し、ゴールデンアプローチを試みるが、またしても無反応である。
仕方ないので8時30分に再び急流ポイントへと一気に向かい、ここでもシークレットの
アプローチでスモールを誘うが、食う気配はなかった。 9時ちょっと前になると、ようやく
砂利浜に太陽があたり始めたため、砂利浜へと戻ると、ニゴイが何匹か見えるようになった。
スモラバで沖の深みのエリアで底をとらないようにフワフワと泳がせていると急にロッド
にガンッというバイトのような衝撃を感じた!
反射的に合わせる!!
グングングン・・・
力強い引きが伝わってきて、ドラグをジリジリと出し始める! だがしかし姿が見えず、
それがスモールなのかイーコーなのかゴイニーなのかも分からないままファイトが続く。
上流方面へとぐいぐい泳いで行くので、長靴でざぶざぶと歩きながら魚の進むほうへと
一緒に着いていきながらも、テンションは一定に保つ。
少し弱ってきた感じがわかったので一気に巻きよせる! 目の前まで来てようやく本命
スモールだとわかった!
ネットを出して速攻ネットイン!!
獲った!

これは嬉しい真冬のスモール!!
ハイシーズンなら、この魚を獲るシーンなど1行で書き終わることだろう。 しかし今の
季節の貴重な1尾。 たいしたことのない魚であっても少々オーバーかつドラマティックに
綴っていることはご容赦いただきたい(笑) 昨年は1月31日にスモールを獲った記録
ができた年だったのだが、今年は1月17日と、今日29日にもキャッチ、というデータが
あらたに刻まれた。 やはりこれは年中無休でチャレンジできるステージなのだ、という事
に確信が持てる1尾となった。

36cm。 先日のとは違う個体だ。 重さは測っていないが600gくらいだろう。
その後、さらなるバイトを狙い、急流と砂利浜の往復が始まった。

さらにアピールを高めるために、おためしのニューセッティング。 池袋でたまたま
見つけたファットシャッドのルミナスホワイト。 ちなみに輸入品であり、ヤマミノー
というネーミングがアメリカネームのようだ。
何度目かに戻ってきた砂利浜で、再びガツンッ というバイト!?
これまた姿が見えないが、とんでもないファイト・・・!
ドラグガン出しである。
姿が見えた・・・

ガっくし・・・(笑) 例に漏れずコイツか・・・。 というのも背中でのスレで
あったため、いつものあんまり引かない感じではなく、強烈にパワーが乗るファイトに
なってしまった。 ちょっと疲れたぜ。
結局その後、もう一度ピンスポットに行ったりと繰り返してみるが、一向にアタリは
ない。周囲はかなり暖かくなってきた感じなので、試しに水温をもう一度測ってみると
8℃まで上昇していた。 雰囲気も悪くない、むしろいい感じだ。 おそらくこのまま
やり切れば、午後の時合いでもう1回か2回くらいのチャンスを得ることはできそうだ。
が、しかし11:30までその後ノーバイトが続き、お昼を前にして撤収を決意する。
とにかく、2回連続で無事スモールをキャッチできたことは収穫である。 昨秋くらい
から、ここ聖地の個体数は増えたように感じる。 その恩恵もあってか、コンスタントに
釣れるようになったイメージは大きいのだが、反面アベレージサイズは下がったように
思える。真冬から2月末くらいまでは、出たらデカい、というのがここ聖地のウィンター
シーズンの特徴であったのだが、今年はちょっと雰囲気が違うようだ。 というか聖地に
通い始めた2006年頃に戻ってしまった感がある。 そう、数は釣れるがサイズアップ
が難しかった、あの頃に戻ってしまったようなのだ。 事実、昨年11月3日にハンター
ピンチーニョ氏とともに2人で20本近い爆釣劇を繰り広げたが、なんと40UPが1本
も混ざらなかった、というのも記憶に新しい。
いずれにせよ、2月には少なくとも3回くらいはこの聖地へと通う予定なので、今後も
検証を続けていきたいところだ。 それではまた。