次回釣行は22日、と書いたが、予定外に釣行してしまった。 というのも前日は半夜勤。

 帰宅したのは2:30過ぎで、就寝したのも3:30頃であった。 しかし起きたら9時前。

 嫁が仕事に出かけるためにバタバタと支度していた物音でうっすらと起きてはいたが、パッ

 と目が覚めた時には眠くなくなっていた。 とりあえず釣れないだろうけど出かけてみるか。







  そんな訳でのんびり準備して聖地へと向かう。 到着してゲームスタートした時点で既に

 11:30を過ぎている。 過去にこの1月中旬、という時期にバイトを得たデータは無い。

 しかし、この聖地には必ずスモールは存在しているはずだ。 ただ単に口を使わないだけ。

 万が一にもアタリがあったら恩の字だ。 昨年のファーストスモールは1月31日だったが

 あれはまさに奇跡の一尾。  ハンターことピンチーニョ氏は正月シーズンにキャッチした

 データを持っているが、自分は過去のデータを調べてもおそらくクリスマス前から1月末の

 間にスモールをキャッチしたデータはない。 バイトだけ、という場合でもおそらく過去に

 1回だけハッキリと覚えているのがあるだけである。 






  
  当然誰もアングラーは居ないが、最初にピンスポットから入る。何事も起きずに砂利浜

 へ移動。 雰囲気は抜群なのだが、こちらでも何も起きない。 ただ、ニゴイやコイは多数

 うごめいているのが見えた。水温を測ると8℃。 まったくチャンスが無い訳ではなさそうだ。



  再びピンスポットへ戻るが、バイト無し。 そして2回目の砂利浜へ。 




 

  少し離れた急流ゾーンと呼ぶポイントがあるのだが、そちらにはカモの大群がいつもどおり

 水辺に戯れていた。 急流ゾーンへ向かって歩いて行くとカモの群れは一斉に飛び立っていく。




  
  まあカモ達が飛び立った直後は当然アタリなんてないだろう。 みたび砂利浜へ戻り、川の

 中央にスモラバを漂わせていた時だ。











  いきなりグウーーーンと持っていかれるスモラバ!

















  すぐにグングンとエアリアルにパワーが伝わる! バイトか!?














  しかし、ヤケに重たい。 ドラグもジリジリと出るが、水面に浮かんできたのはあの魚

 であった。 そのまま3分くらいファイトしながらもなんとか岸辺まで寄せてキャッチ。



























イメージ 1


  オマエか…。  





  腕がパンパンにくたびれちまったじゃねーか。 イーコーのレースーである。スモラバ

 でもレースーすることがあるのだが、今回は口元にかかっていたので、ファイトの性質が

 デカいスモールを連想させるような始まり方であった。 







  その後、ピンスポットに4回目の入りなおし。 下流側にアングラーの姿が見えた。







  ピンは相変わらず空振り。  最後にもう一度だけ砂利浜に行ってダメなら帰ろう。 










  砂利浜はダメであった。 いつもこの時間になると騒ぎだすベイトのざわつきが今日は

 発生しない。 チャンスタイムは到来しないのだろうか。 












  ふと急流ゾーンを見ると、カモ達が戻ってきておらず、平穏な状態のままであった。

 なんとなく惹かれるものがあり、急流ゾーンへと入ってみる。 ここでシークレット

 アプローチを試みる。 この急流ゾーンの攻略法は、普通にやったら釣れないのだが

 シークレットアプローチをすると、時として連発で釣れることがあるのだ。 ベスト

 シーズン時のキャストポイント、ドリフトコース、そしてスモラバをとある場所で

 シェイクし続ける、という一連のアプローチ。 



  そのベストシーズン時に使うアプローチを練習するイメージで投げた2投目である。




























  コンコンッ










 
  え? マジ!? 










  とっさに合わせを入れると、確かな生命感の重み! マジかよ? 










  これは間違いなくスモールのファイト!! ここで異魚種を釣ったことはない! 




















  水面で暴れるソイツはサイズこそ大きくないものの、間違いなくスモール!! 














  ネットも使わずにキャッチ!!

































イメージ 2


  獲った!! 























イメージ 3


  めちゃめちゃ嬉しい真冬のスモール!!  この1本ですべてが報われた気がする。




  サイズはざっくりはかって34cm、しかしおそるべき体高で、重さは測っていないが

 おそらく700gくらいあるのではないだろうか? 







  そのまま次のアタリを獲るべくキャストを繰り返す。 急流では当たらないため砂利浜

 へと戻り、最後のプライムタイムを狙うが、そのままアタリすらなく15時を過ぎる。















  しかし、今日は満たされた。 正味3時間ちょいのゲームであるが、これで帰るとしよう。








  これで、新しいデータが刻まれた。 やりようによってはスモールをキャッチすることが

 できるのだ。 といっても調子に乗って来週くらいとかにまた行ってもデコるだけだろうが。





  ところでこのスモール、どこかで見たような気がする。 もしかしたらであるが1月4日

 にハンターことピンチーニョさんが釣った33cm・750gの魚とそっくりなのである。

 ひょっとしたらまったく同じ魚かもしれない。 1cmは誤差の範囲。 重さをしっかりと

 はかっておけば良かった、と思ったが、40cm未満は大会時以外、基本的には重さは測ら

 ないのでなんとも言えないが…。 家に帰ってからピンチーニョさんのブログと自分の写真

 を見比べたが、ヒレの色が違う程度でほぼ同じ魚だろう、と推定された。まあしかしそんな

 ことは今日はどうでも良い。貴重な今年のファーストスモールが獲れたことが素直に嬉しい。





 
 
  やはり、どんなに厳しい季節であっても、フィールドに出続けていれば、何かが起こる。

 そんなことを実感した真冬のスモールゲームであった。 さて、22日はまたデコるかな(笑


                                     ではまた!