今日のステージはまだ台風の濁りが残る亀山修行。 主にはPEラインを用いたカバーネコ

 の練習である。 60%がネコリグ、20%がテキサス、10%巻物、10%ダウンショット

 という配分で一日をやり通した。 はっきりいってデコる覚悟の上で7時に出船した。















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  透明度は10cmもない。 だが、昨日あたりからこの濁りの中でバスが釣れ始めている

 らしい。 水温は意外に高くて朝は17℃、夕方帰る頃には19℃あった。 このくらいの

 水温であればシャローカバーで出るはずだ。 逆に得意とするディープの釣りはこの濁りに

 よって封印されたも同然である。  もちろん、気になるエリアは魚探がけだけしてダウン

 ショットを2~3投はしてみた。 ベイト・バスのレンジは4~5mといったところだが、

 さすがにこの濁りでは食ってこない感じ。 



  

  押切沢に入りたかったが、超大量の浮きゴミと流木で進路がふさがれており、途中から奥

 に進むことはできない。 やむを得ず、水産周りの浮きゴミやレイダウンをネコリグで撃つ。

 工事の関係で水を落としており、約1mの減水。 これによりオーバーハングやブッシュ系

 のカバーはほとんどなく、レイダウンと流木、浮きゴミで形成されたカバーがメインとなる。

 



  ダムサイト近くのエリアだと、このタイプのカバーは逆に有り過ぎて的を絞ることができ

 ないので、笹川を上がってみることにした。 




  最上流まで行くも水は最後までマッディ。










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  どこへいってもこの濁り。 今日はヤバいことは分かっていたが、それでも新しい武器を

 
 試したい。 難しいことは承知の上で亀山に来ている。 今日は修行なのだ。そう心に言い

 
 聞かせ、とにかくフィランギを握り締める。 









  笹川ノー感じで下ってきてよりとも前のシャロー。 この周辺は土曜の雨がまだ影響して

 いるのか、いい感じのインレットがいくつかできていた。 真夏よりも期待は薄いが、濁り

 がある時はインレットも有効だろう。  試しにインレットの落ち込みにダウンショットを

 入れてみた。




















  プンッ 








  とラインを張るようなアタリ! 






  即座に合わせてやりとり開始! おっと結構ひくぞ!?


















  水面に姿を現したのは、濁りで真白になったバス! 









  800gくらいのナイスサイズ! 










  ネットを握ろうとした瞬間、



















  フッ と軽くなり、ダウンショットが宙を舞った…  
















  これにはガックシ・・・  と同時に追憶の鐘が鳴った。 



















  とりあえずこの状況下でバイトを得られただけでも良かったとしよう。 ただ、今日は

 ダウンショットで釣りたい訳ではない。  ここは必ずまたバスが射してくるはずなので、

 一度時間を置き、周辺のカバーで徹底的にネコリグを投げまくる。 PEでのネコリグの

 キャストは実は結構難しい。 まずは通常のキャスト。 そしてバックハンド。 その後

 通常のサイドキャストでのスキッピング、バックハンドでのスキッピング、等、キャスト

 練習をベーシックにやりながらカバーを撃っていく。 



  今日はスワンプクローラーのグリパンでネイルシンカーをやや軽めに1/32ozにした

 ので、キャスト的には少々やりづらい感じではあったが、かえっていい練習になった。
















  そうこうしているうちに先ほどバラしたインレットへ戻ってきたので、再びダウンショット

 を入れてみる。  























  ココンッ 



























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  ギルかと思ったらバスだった。 あぶねー、とりあえずなんとか釣ったぜ(笑) 








  でもこの1本で、その後、さらに本腰を入れてネコリグ練習へとシフトすることが

 できた。 ネコが沈まないような分厚いゴミのところだけはさすがにテキサスを入れて

 いく。 大きく全体的に見て、釣れるとしたらこのストレッチだ!というエリアを把握

 してきたので、そのストレッチを重点的にチェックすることにした。 








  横になって浮いている竹の棒が10本くらいあり、そこにゴミがからんでいるカバー

 の竹の棒の隙間へネコリグを入れ、小刻みにシェイクする。 グンッ と下へと引っ張ら

 れるバイト! 


  

  そのまま真上にフッキングさせ、バスがドバドバッと暴れているが、なんと竹の間から

 上に出てこない!(笑) バスのサイズは30cmくらいだが、これは貴重なので何とか

 獲りたいところ。 テンションを張ったままエレキで寄っていこうとすると、これまた

 スワンプが宙を舞い、上空の木の枝にひっかかってしまった。 あちゃー…またやっち

 まったよ。 




  基本、ライトリグの釣りが多いのでバラしは少ないほうだし、テキサスも80%くらい

 の成功率で仕留めてきてはいるのだが、さすがにこの濁りだと食いが浅いのか、確実に

 獲りきれない感じだ。 もちろん、まだまだ練習不足なのだが…。






  その後はひたすら似た条件のカバーをネコリグで撃っていくが、バイトすらなく16時

 に松下へ帰還した。  3バイト1豆フィッシュ。 残念な結果ではあるが、個人的には

 今日はいい練習になった。 得るものはあったように思う。 やり慣れたテキサスリグで

 押し通していれば、もう1本くらい獲れたかもしれないが、それでは意味がない。 


  新しい武器を身に付けることに意味がある。 今日はその第1歩を踏み出したばかりだ。 





  
  それにしても亀山はやはり面白い。 攻略しがいのあるステージだ。 次は11月5日

 に大会プラに来る予定だ。 それではまた。