今月、たまたま予定組がうまくいったのだが、火曜日全てを休みにすることができた。 なぜなら火曜日は
H川さん、SGさんの定休日。最近はこの火曜日メンバー+時々ピーさん、というメンバーで釣りをするのが
本当に楽しい1日となるからだ。ここまで所用があって今月ご一緒できなかったSGさんも、今日は合流して
謎の川へと集合となる。 4時30分にスロープへ到着するともう二人ともランチングを済ませていた。
先週とはうってかわって、完全満水に近い、平水。 これはこれで新たなカバーが産まれているに違いない。
ところが、濁りが結構ひどい。自分が来た中でもかなり強いレベルの濁りであった。 まあホームIRM川も
ゴールデンウィークくらいからずっとこんな感じではあるが…。
でもって謎の川。今年、すでに何回来ただろうか? 7~8回は来ていると思うのだが、いまだにテキサス
リグでしか釣ったことがない。つまりベイトロッドでしか釣ったことがないのだ。 そんな訳で、先週は完全
にベイトタックル5セットオンリーで勝負した。 ただ、今日はちょっと試してみたいことがあって1本だけ
スピニングを積んでみた。 今日のスタメンは以下の通りである。
アマゾンフリップバリスタ(20ポンド) → カワシマイキー
ガンスリンジャー(20ポンド) → パワーバルキーホッグ7gテキサス
エアレイド(14ポンド) → パワーバルキーホッグ5gテキサス
コブラ(12ポンド) → クリスタルS 1/2oz
ガゼル(8ポンド) → 6インチグラブノーシンカー
エアリアルハイパフォーマンス(5ポンド)→ シャッド・スモラバ・ノーシンカー
今回、テキサスは7gと5gで分けてみた。 フォールスピード等でどちらがハマるのか等が重要だった
からである。 スピニングは上流のとあるエリアでシャッドを巻いてみたかったので搭載してみたのだが、
実にこのロッドに後々助けられるとは朝のうちは思いもよらなかったのだ。
開始早々、SGさんがクランクでかけるが、数秒のファイトでバラし…。 この時は朝イチだったので
なんとも思っていなかったが、このミスがかなり尾を引く展開となってしまった。そう、SGさん的には…。
やはり先週良かった上流エリアへ行ってみよう!ということで、自分とH川さんは国道まで一気に上がる。
SGさんは過去実績エリアをゆっくりとやりながら上がるという。 国道手前からH川さんとともに撃ち
始めるが、H川さんは水の色の悪さに早くもモチベーションを失っていた。 今日釣れる気しねえーと
何度も連呼しながら、本日初投入のヘラクレスでカバーを撃っていると、いきなりバイトをとってファイト
しはじめた…! が、これはバレてしまう…! もったいない…! しかし、バイトを得たことですこし
やる気を取り戻したH川さんは上流エリアをグイグイ撃ち上がっていった。 自分は一番良いだろうと
考えていたストレッチをノーバイトで過ぎたため、一度下流へ降りることとした。
エンジンで下流へ行くと、SGさんも上がってきていたが、上流の状況を話して一度スロープ前まで
下る。 自分は沈船ストレッチ、SGさんはSGストレッチをやるが、自分のスピナーベイトにゴンゴン
っというバイトがあっただけであった。 ここでスピニングのシャッドをスモラバに変更し、ストレッチ
へと投入すると、あっさりとギルが釣れた。SGさんはさらに下流を見に行き、自分は再び上流を目指す。
もはや時刻は9時。 SGさんが上がってきて、先に上流へと消えていった。 自分も追っかけ、再び
H川さんと合流。 すると、なんとH川さんがバスを持っている・・・!

あっらー、さすが! 40cmのナイスフィッシュである! これとは別にもう1本獲ったという。
開始直後、あんなにブーブー言ってたのにこの魚で一気にご機嫌モードのH川さん。 その後、ノリノリ
になって手がつけられなくなっていた。 ヘラクレス+ニューメタニウム&オマタスティック4インチ。
恐るべしである。 H川さんはその後、アベレージ前後のバスを次々ブチ抜き、一気に6本キャッチ。
今日デビューさせたヘラクレスを終始褒めちぎっていた。
3艇で上っていくと、水面に20cm程度の見えバスを発見した。 スモラバを投げるも無視された
ため、センコー3インチ(スモーク)のノーシンカーをセットしておき、時間を置いてから再び投げると
3匹くらいのバスがいたうち、1匹がセンコーを追っていった。 やがてラインがツーっと横にスライド
したので合わせると・・・

よっしゃ!坊主回避!! 20cmを釣ってしまった(笑)
謎の川で、スピニングで初めて釣った瞬間である。 いや、大事なことだ。 なぜならこの魚で11:40。
そのくらい、今日の謎の川はタフなのである。 ちなみにSGさんはこれよりもかなり下流エリアでは釣った
ことはあっても、このエリアでは釣ったことがない。 そんな訳で「釣れる気がしない」と言っていたが、
12:30にやってくれた。

ガツンと43cm、1100gのいい魚! これは素晴らしいバスである! やはりSGさん、必ずやって
くれる男だ。 でもってさっきまで釣れる気がしないとまで言っていた超上流エリアだが、「このエリアでしか
釣れる気がしない」とまで言い始めた(笑) 自分も含めて、3人とも本当に単純なアングラーである(笑)
このくらいの頃から少しづつではあるが、朝のひどい濁りは緩和されてきたようだ。 それにしてもH川さん
はテキサスで連発しているのに、自分にはほとんどバイトが無い。聞けばシンカーは5gで、かなりのスロー
フォール。やはり5gのほうが今日は良いのだろうか…。 朝のうちはガンスリ7gで撃っていたが、途中から
5gメインへと切り替える。
そう、とりあえずスピニングで獲るには獲ったけど、やはり謎の川らしい釣りでしっかりと釣りたい。
大仏エリアまで来たが、折り返し、カバーを撃ちながら下っていく。 SGさんとH川さんはかなり丁寧かつ
ゆっくりと撃っているので、自分はどんどんと下っていった。 二人が見えないくらいまで下っていった時、
ようやく自分のテキサスがラインスライド!
エアレイドでの5gテキサスだったので、思いっきりフッキングさせ、一気にカバーから引きはがすが、
その後のファイトが凄まじい…! ベイトタックルでもこの引きはたまらん! 謎の川のバスはとにかく
良く引くのだ。 14:15、弱ったところをネットイン・・・!


37cmのアベレージサイズだが、ようやくまともなバスを釣ることができた。 この釣りで出れば満足だ。
やはり今日のキーワードはフォールスピードなのだろうか。 SGさんもH川さんも5gのテキサスである。
なので、自分も今日は5gでやってみた。 しかし、この一尾で今日のパターンを見出すことができたのだ。
そしてパターンにハマれば、5gも7gも関係なく釣れてしまう、ということも分かったのである。非常に
簡単なことだ。 テキサスが着水する時の着水音を限りなくゼロに近付けて、スーッと落とすだけなのである。
春先は適当にビチャンパチャンとルアーの着水音があっても釣れたのだが、今時期は非常にナーバスなのか
かなり繊細にアプローチしていく必要があるようだ。 そう考えると、午前中のカバー撃ちは少しラフに撃ち
過ぎていた。 しかし、やはりエアレイドではパワー不足を感じざるを得ない。
さて、ここからはテムジンガンスリンジャー。 下りながらカバーへと音を立てずにスルスルと入れていく。

14:30 36cm、なんとここから連発モードへと入った!


15:12 これも33cmくらいの平均サイズ。 枯れた草が覆いかぶさっている下へ送り込み
そこからブチ抜いた。 気持ちいい釣り! このくらいのサイズでもスゲー引くから面白いのだ。

15:37 6本目、32cmくらいだっただろうか。 とにかく、テキサスのノーサウンドでの
アプローチが最高にハマってくれたのである。 カバー撃ちの基本中の基本なだけだが、結構そういう事
を実際に釣りをやり始めると忘れていたのであった。
そのまま国道橋下までカバーを撃ち続けて、16時に終了とした。 結局自分は最大37止まりとまた
もや40UPは獲れなかったが、数は6本と先週よりは少し良くなった。 H川さんも6本、SGさんは
写真の一尾のみで終わってしまった。 これは珍しいことだ。 そして、今日のように尻上がりに釣れる
ようになるケース、というのも自分の中では結構珍しいパターンだ。だいたいは朝のうちに固め打ちして
おいて、後は尻すぼみ、というケースが多いからである。
さて、禁断のスピニングを使ってしまったが、そこはご愛敬。 ひとまず、9バイト6フィッシュは
まずまずではないだろうか。 次戦は、日程的には金曜となるが、明日明後日の雨等の状況次弟では
中止する可能性もある。 とりあえずは空の模様を見ながら、じっくりと検討していきたいところだ。